コラム

COLUMN胸の左右差は何故出来る? バランスを整える方法はあるの?

バストの悩みというとサイズやボリュームが思いつきやすいですが、形やバランスに関してお悩みの方も多く、実際にクリニックでの治療を受けている方は大勢いらっしゃいます。
胸の左右差についてはバストの形に関するお悩みの中でもかなり多いもので、豊胸術でサイズアップをしながら左右のバランスを整えるという治療など、左右差を改善する形での手術はよく行われます。
今回は、胸の左右差が何故生じるのか、そしてセルフケアなどを含めて改善する方法にはどのようなものがあるのかについて、詳しくご紹介いたします。

胸の左右差の原因は筋肉のバランス

右の胸だけが大きくて左が小さいという方や、トップ位置が左右で違う方など胸の左右差についてお悩みの方は多くいらっしゃいますが、左右差が生じる一番の原因は筋肉のバランスです。
そもそも、人の体は左右均等である方がかなり珍しく、例えば顔の真ん中に鏡をおいて左右どちらかの顔を反転させれば全く違った印象の顔になるように、左右差がある方が普通であるともいえます。

左右差の原因は利き腕などの影響による筋肉のつき方の違いや、筋力の左右差などによって骨格のバランスが崩れて歪みが生じる事などが原因で、胸の左右差についてもこうした影響での違いが大きいといえます。

利き腕の影響などによる筋肉のバランスで生じる胸の左右差

多くの人は、右手と左手のどちらかが「利き腕」であり、握力など色々な面で左右の筋力には差があるのではないでしょうか。
利き腕の方が日常生活で使用する回数が多いため、自然と利き腕側の筋力の方が強くなっている事が多いでしょう。
胸は大胸筋という筋肉が土台になっているため、利き腕寄りの方が筋肉が強く厚みがあれば、土台が厚くなる分大きく見えやすくなります。
また、ワキのあたりからバストに向かって伸びる「小胸筋」という筋肉がバストを吊り上げるような働きをもつため、利き腕側の方が発達していれば上向きにハリのあるバストとなりやすいでしょう。
このように、筋肉の強さや厚さの影響でバストに左右差が生じてくる形となります。

筋力の左右差による骨格などの歪み

よく骨盤などの骨格に歪みが生じると不健康になるといわれますが、骨格の歪みというのは骨が歪んでいるのではなく、多くの場合は体をささえる筋力のバランスが崩れる事で、自然な状態にした時も体のバランスが崩れてしまっているというような状態を指します。
人の体は骨同士を筋肉が繋ぎ、筋肉の伸縮によって関節部分が曲がる事で動いていますので、筋力のバランスが崩れれば骨格にも歪みが生じます。
歪みは筋力の強弱だけではなく、コリなどによる硬直によっても生じます。よく整体などで歪みを改善するというのは、骨にアプローチをしているわけではなく、筋肉の硬直などによって生じている歪みを、マッサージケアによって解消するものといえます。

胸に対する影響では、例えば大胸筋や肩、背中などの筋肉に疲労などから生じるハリや硬直があれば、その状態にバストが引っ張られてふっくらとした状態がなくなってしまうなどの可能性があり、左右の筋力の強弱などによってもこうした変化の度合が変わるため、左右差が生じる形となります。

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胸の左右差は悪化していく可能性もある

胸に左右差がある場合、ブラジャーによる支えられ方などにも差が生じる可能性があります。
バストはクーパー靱帯というコラーゲン組織によって形が保たれていますが、クーパー靱帯はバストが大きく揺れたり圧迫されたりする事でダメージをうけて切れてしまう事があり、一度切れると回復しないため、しっかりと保護する事が重要な組織です。
しかし、胸に左右差があって片側が十分に支えられていないと、片方だけクーパー靱帯がダメージを受けやすくなるなどの状態になるため、バストのハリが失われやすくなって左右差が拡大する状態に繋がります。

また、左右のバランスの違いが血流の差などに繋がっている場合、バストの発育自体に左右差が生じてしまう可能性もあります。
特にバストが成長していくタイミングで片側だけ体がこりやすいなど血流に差があると、バストサイズでの左右差なども大きくなって、セルフケアだけでは改善が難しくなる事も考えれます。

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胸の左右差を改善するセルフケア

左右差が生じる原因は筋力のバランスや、そこから生じる歪み。そしてコリなどによるものですので、こうした状態を改善する事が左右差を改善するためのポイントとなります。

適度にストレッチを行う

適度にストレッチを行って血流を促す事は、筋肉の緊張やコリをほぐして体のバランスを整える有効な手段です。
特に、デスクワークなどで同じ姿勢をとり続けて腰や背中がこっていると感じる方やスマートフォンの長時間使用によって猫背になっている方など、筋肉が緊張した状態になりやすい生活を送っている方は1時間に1回程度、軽くストレッチをして血流を促す事でバランスを整えやすくなります。

胸のストレッチ

両手を背中で組んで腕を伸ばし、そのまま後ろに引っ張るような動作をとると、腕にひっぱられて胸が開くようにストレッチされます。
ゆっくり息を吐きながら10秒程度伸ばして力を抜くという動作を5回程度繰り返し、大胸筋のストレッチを行います。

背中のストレッチ

胸のストレッチとは逆で、手のひらを前方に向ける形で、両手を胸の前で組みます。
そのまま腕を前に突き出すようにしながら、同時に背中を丸めていきましょう。これもゆっくり息を吐きながら伸ばして、力を抜くという動作を繰り返します。
背中の筋肉に対するストレッチで、背中の緊張をほぐす事で胸が背中側に引っ張られるような状態を改善します。

肩回りのストレッチ

右手を右の肩、左手を左の肩について、肘が大きな円を描くように前後に10回ずつ回します。
肩甲骨周りやバスト周囲のストレッチで、肩こりの改善にも効果的です。
肩回りの血流を促進する事で、バスト周囲の血流も改善してバストへの栄養供給や、リンパの流れを促します。

なるべく左右をバランスよく使うようにする

体の左右差を改善するためには、普段から体の左右をバランスよく使うように気を付けましょう。
サッカー選手などプロのアスリートで、バランスを崩さないために腕時計を両手につけているといった例もありますが、日常生活から左右のバランスをとる事は体の歪みを防止するためにも大切です。
食事やものを書く時に利き腕以外も使用するというのは難しいですが、バッグを持つ手を定期的に持ち替えたり、同じ姿勢で足を組み続けたりしないようにするというだけでも改善が期待できます。

正しい姿勢での生活を心がける

スマートフォンを使用する際の姿勢などで猫背になってしまうなど、姿勢が悪いと体のバランスが崩れて骨格に影響を及ぼします。
起き上がっている時だけではなく、座っている時や横になっている時も含めてなるべく正しい姿勢を心がける事が体のバランスを整えるためのポイントとなりますので、なるべく意識するようにしましょう。

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胸の左右差を改善する美容整形

筋肉のバランスを整える事で左右差の少ない状態を作る事は可能ですが、クーパー靱帯のダメージによるものや、根本的なバストサイズの違いについてはセルフケアだけで改善する事は難しくなります。
美容治療であればこうした左右差を確実に解消する事が可能ですので、是非ご検討ください。

脂肪注入術

自分の脂肪をバストに注射器で注入し、サイズをアップさせる豊胸術です。
注入は乳腺と関わらない位置に行われるため、授乳などのトラブルとなる事はありません。
脂肪はお腹などの脂肪吸引によって採取するもので、自分自身の細胞であるため拒否反応などはおこらず安全です。また、元々バスト内部の9割を占める脂肪細胞の追加によって行われるため、柔らかさについても非常に自然な仕上がりとなります。

胸に左右差がある場合、その差に合わせて注入量を調整する事で胸の左右差を改善しながら豊胸をする事ができます。
単純に量を調整するだけではなく、どの部分に注入するかなどのデザインによってバランスのとれたバストになるかどうかが決まるため、症例写真などを参考に技術力のある医師の施術を受けるとよいでしょう。

脂肪注入による豊胸では、注入した脂肪が血管と繋がって血液から栄養を取りこめる状態になる事で、脂肪細胞が定着して半永久的な効果を得る事ができます。
注入する脂肪の量が一定量を超えると定着しにくくなってしまい、しこりなどが生じる可能性が高まる事から、一度の治療では2カップ程度のサイズアップが上限となっています。

インプラントバッグ挿入術

人工のバッグをバスト内に挿入する事でボリュームを増やす手術です。
バッグの材料がシリコン製であるため、胸にシリコンを入れるなどと表現される事もあります。
挿入するバッグのサイズでどのくらいのボリュームアップを行うかが容易に調整できるため、左右差に合せたバッグを選択する事でバランスのとれた仕上がりにする事ができます。

ヒアルロン酸注入

ジェル状のヒアルロン酸を材料とした注入物を注射する事で、バストサイズをアップさせる方法です。
ヒアルロン酸は元々皮膚や関節などにも存在している成分なので、安全に治療を行う事ができます。
ヒアルロン酸製剤は粒子の大きさなどによってジェルにしたときの硬さがコントロールできるため、バストへの注入では柔らかく自然な仕上がりとなるものが用いられます。

ヒアルロン酸は体内で徐々に分解されるため、効果が最長で2年程度と限定的になる点がデメリットです。
ひとまず胸の左右差を改善した状態を試してみたいという方や、定期的に治療を受けて維持を行う方におすすめです。

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まずはお気軽にご相談ください

城本クリニックでは、医療資格をもたないカウンセラーはおらず、専門の医師がしっかりと患者様のお悩みを伺い、適切な診断の上で最適な治療法のご提案を行っております。
どのような治療が適しているのかを知りたいというだけでも大丈夫ですので、胸の整形に興味をお持ちの方は、是非一度お気軽にご相談ください。

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本コラムの監修医師

1978/04:富山医科薬科大学医学部医学科入学
1984/03:富山医科薬科大学医学部医学科卒業
1984/06:大阪市立大学医学部付属病院研修医
1986/04:大阪市立大学大学院医学研究科外科系外科学専攻
1990/03:大阪市立大学大学院医学研究科外科系外科学修了
1990/04:田辺中央病院医長
1991/04:城本クリニック

医学博士 / 日本美容外科学会専門医
第105回日本美容外科学会 会長
城本クリニック総院長 森上和樹

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