ボトックス注射
CONSULTATION ボトックスの基礎知識
もともとは米アラガン社の商品名で、現在はボツリヌス菌毒素による治療薬全体に対する名前として使用されています。
A型ボツリヌス毒素を使用し、筋肉と神経の結合部に作用し、局所的に筋肉の動きを弱める働きがあります。これは、筋肉の収縮時に産出されるアセルコリンという物質の動きをブロックする働きで、これによって筋肉の動きを抑制します。この作用を応用することで、しわを作る筋肉の過剰な収縮を弱め、しわをなくしていくことができます。
額にできるしわ、眉間のしわ、目尻にできるしわ(カラスの足跡)などに有効ですが、半年前後で吸収されてしまうことから、効果を持続させるためには、定期的な注入が必要となります。
CONSULTATION A型ボツリヌス毒素の安全性について
A型ボツリヌス毒素による食中毒は、30000単位以上で起こると言われています。ボトックス注射による治療では、1回に5~100単位程度の毒素注入による治療ですので、中毒を起こす心配はありません。
SIDE EFFECT 主なリスク、副作用など
注射による治療(ボトックス・ボツリヌストキシン治療・ボトックス修正治療等)を行う場合、針を刺した箇所が一時的に赤くなることがありますが、殆どの方が当日中には気にならなくなります。
治療当日は少し突っ張った感じがありますが、時間の経過とともに減少します。
また、内出血となるケースがありますが、時間の経過とともに気にならなくなります。
治療後すぐ、針を刺した箇所以外はメイクが可能です。治療後翌日からは、針を刺した箇所もメイクが可能で、万が一内出血となった場合でも、ファンデーションやコンシーラーで気になる部分をカバーできます。