隆鼻術・鼻の基礎知識
西洋人に比べて、東洋人(特に日本人など)は、鼻の低いことが特徴の一つに挙げられます。
その結果、美容外科の分野でも、二重まぶたの手術と並んで、古くから多くの人々が受けてきた手術に、鼻筋を通し高くする手術、すなわち隆鼻術があります。
これ以外に、鼻先が大きく、丸い状態(ダンゴ鼻)や、小鼻が膨らんだ状態を整えるために、鼻尖形成術や小鼻縮小の手術が行われています。
CONSULTATION 隆鼻術について(鼻を高くする方法)
隆鼻術には、シリコンなどの人工軟骨を使う場合と、軟骨や骨、筋膜などの自分の組織を使う方法(移植術)があります。どちらも、鼻の穴の中を切開するため、傷は外からでは見えません。
人工軟骨は、柔らかさや大きさなどが自由に調整できるために、自然な鼻筋を作ることが可能です。
しかし、あまり無理をして大きな物を入れると、皮膚が薄くなってきたりします。そういうことのないように、熟練した医師によるデザインが必要となります。
自分の組織を使う方法は、周りの組織と一体(生着状態)になり、皮膚に影響を与えることはありません。ただ、余分な切開が必要になることと、時間とともに変形することがあるため、かなり特殊な場合の手術になります。
鼻の高さは高くすればいいというものではありません。顔全体のバランスを見ながら、医師と相談し、高さを決める必要があります。
CONSULTATION 隆鼻術の手術方法
隆鼻術は、まず、本人に希望する高さを聞くことから始まります。
このとき「ほんの少しだけ」とか「目立たない程度で」あるいは「できるだけ高く」の表現で充分です。
ドクターは、顔全体のバランスと本人の要望を考えて手術方法や使う材料を選びます。
一般的には、下の図のように、額と鼻筋の角度を30~35度程度と仮定し、鼻の形の違い(凹型と凸型など)に対して、それぞれのプロテーゼを作成します。
1は、少しだけ高く、I型のプロテーゼを使用し、2, 3は、そこそこ高くということでL型のプロテーゼを使用します。また、もとの鼻の形に沿ったプロテーゼを作成する必要があります。
1の場合(I型プロテーゼ)
2の場合(L型プロテーゼ)
3の場合(L型プロテーゼ)
CONSULTATION 隆鼻術の手術後の経過
隆鼻術には個人差がありますので、個別のアフターケアについては無料E-mail相談までお気軽にお問い合わせ下さい。
- 腫れは数日続きます。内出血は個人差が大きく、あまり目立たない人もいます。
- 手術後の固定は、クリニックによっても医師によっても違いますので、担当に相談して下さい。最近は、ほとんど固定(テープ)しない場合も増えています。
- 1週間後に抜糸になります。
- 施術の内容
- プロテーゼ隆鼻術は、鼻の穴の中を切開して医療用の人工軟骨をお鼻に挿入して、鼻に高さを出す治療です。軟骨とほぼ同じ硬さなので触っても違和感がなく、他の人に気付かれずに自然に綺麗な鼻のラインを手に入れる事が出来ます。250,000円(当時の価格で現在とは異なる場合があります)
- 考えられるリスク、
副作用 - むくみ、腫れ、内出血がありますが、時間とともに治ります。
CONSULTATION クリニック選びのポイント
鼻の手術(隆鼻術)は、美容外科の中でも多い手術の一つです。その結果として、どこのクリニックのどんな医師であれ、無難にできる基本的な手術となっています。
しかし、型通りの手術はできるとしても、要求された形や幅にでき、また腫れも少なく満足してもらう結果を出すには、豊富な経験と知識が必要です。
また、経験があっても、人の話を聞かない医師だったり、忙しくて自動的に説明から手術まで決まってしまうクリニックは、よくないようです。
さらに、広告料が多いクリニックは、手術費用も高く設定していることが多いようです。
広告が多いということが、必ずしも高い技術を提供しているというわけではありません。
カウンセリング時には、こうした点についても充分に考慮した上で、適切なクリニックを選んで下さい。