コラム

COLUMN埋没法はすぐとれる? やり直しする場合はどうやって行う?

手軽に自然な二重まぶたを手に入れる事が出来るとして人気の埋没法二重術ですが、埋没法での整形は時間経過とともに取れてしまい、定期的なやり直しが必要と言われる事もあるようです。
埋没法が何故取れてしまうのか、取れないようにするためにはどうすればいいのか、そしてやり直しをする際の注意点などについて解説します。

埋没法とはどんな手術か

埋没法による二重整形を理解するためには、まず一重まぶたと二重まぶたの違いを知っておく必要があります。

まぶたの中には瞼板という軟骨組織があり、その瞼板を上眼瞼挙筋という筋肉が収縮する事で情報に引き上げる事で、まぶたを開くという動作を行っています。
瞼板と上眼瞼挙筋は挙筋腱膜という薄い腱膜で繋がっているのですが、腱膜は遺伝によって真っすぐ瞼板とだけ繋がる形になる場合と、途中で枝分かれして瞼板だけではなくまぶたの皮膚表面にも繋がる形になる場合があります。

挙筋腱膜の分岐が無く、上眼瞼挙筋と瞼板が真っすぐに繋がっている状態だと、上眼瞼挙筋が瞼板を引き上げた時に単純にまぶたが持ち上がるだけなので、折り目がつかずに一重まぶたとなります。

一方で、挙筋腱膜が皮膚表面にまで伸びていると、上眼瞼挙筋が引っ張り上げた時に瞼板だけではなくまぶたの皮膚も引き込む形となりますので、この部分が二重のラインとして生じます。これが一重まぶたと二重まぶたの違いです。

埋没法は、この挙筋腱膜が分岐してまぶたの皮膚表面に接続する状態を、医療用の糸によって再現する事で人工的に二重まぶたを実現する手法です。
二重メイクのように皮膚表面に折り目の線をつけるというものではありませんので、遺伝的に元々二重まぶたの方と同じように自然な二重まぶたを手に入れる事ができます。

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埋没法は糸が外れて戻ってしまう事がある

上記のように埋没法は医療用の糸によって二重まぶたの構造を作りだしているという方法になりますので、糸が切れたり外れたり(糸を留めている箇所が緩んで取れてしまったり)すると、二重まぶたを維持する事が出来ず元の状態に戻ってしまいます。

糸は十分な強度がある医療用の糸が使用されていますし、糸の留め方も緩む事が内容に十分な強度で結ばれはするのですが、どうしても経年での劣化や目元を擦るなどの刺激、まぶたを開いた時の負荷などの理由が積み重なっていく事で、一定期間が経過するととれる可能性が出てきてしまうのです。

また、糸の方が緩んだりといった変化がなくても、埋没法を受けた目元では目を開く度にまぶたの皮膚が糸で引き込まれる状態となりますので、繰り返すうちに皮膚の組織が緩んでしまい、これが原因となって二重まぶたを作る力が弱くなる事もあります。

埋没法による二重がとれるまでの期間はどのくらい?

埋没法によって二重まぶたが持続する期間は人それぞれで、元々のまぶたの形状(脂肪や皮膚の厚みなど)や手術によって作った二重の形(幅が広い・狭いなど)、具体的な術式(留めた糸の本数や留め方など)によっても大きく変わるため、一概にこの期間という事は困難です。

適切な条件と内容で手術が行われた場合は糸が取れたり緩んだりする事も無く、永続的に維持される事もありますし、まぶたに厚みがあるのにもかかわらず無理に埋没法で手術をした場合や、適していない術式で行った場合は数か月以内に取れてしまう事もあります。

強いて一つの目安として挙げるとすれば5年程度の期間で、5年ほど経過すると糸の緩みなどはなくても加齢などのよる目元の変化がおこりますので、二重のラインが変わってきたなどの変化が発生する可能性は高くなってきます。
そのため、3年や5年程度を目途として再手術の保証を設けているクリニックもあるようです。

取れやすくなる原因としては「まぶたの厚み」「二重の幅を広く作りすぎる」「医師の技術力不足」「不適切な術式の選択」「まぶたを擦るなど負担がかかるクセ」などがありますので、術後に取れてしまうかどうかが心配な方はしっかりと事前に医師と相談し、信頼できる医師のもとで最適な術式にて埋没法を受けるようにしましょう。

取れてしまう前兆はあるの?

埋没法がとれるといっても、そのほとんどはいきなり糸が切れるのではなく、徐々に二重のラインが崩れてくるなどで生じてきます。

ケースとして多いのは「徐々に二重のラインが薄くなっていく」もので、糸がゆるむというよりも皮膚が加齢によって伸びていくなどの理由で徐々に二重のラインがぼやけていく形となります。
まぶたの皮膚が伸びる事で生じる変化としては、二重のラインが薄くなる以外にも、たるんだ皮膚が重なる事で二重から三重、四重などの状態になるケースもあります。

その他、二重のラインが日によって安定しにくくなるなどの変化が表れる事もありますので、こうした状態になった場合は一度クリニックに相談してみると良いでしょう。

埋没法の術式によっては、糸が緩むと糸玉が眼球に触れやすくなるため、目が常にゴロゴロとした違和感を抱えたり、場合によっては眼球に傷がついて視力低下などの症状に繋がる場合があります。
余計なトラブルに繋がらないようにするためにも、早期に医師と相談して早めの対処を行う事が大切です。

糸が外れた場合は再度同じ箇所にかける事でやり直しが可能

皮膚の緩みではなく、糸がなんらかの原因で外れたり緩んだりしてしまった場合は、再度同じ箇所に糸をかける事でそのままやり直しが可能です。
埋没法は短時間の手術で手軽に受ける事が可能な術式ですので、やり直し自体が簡単に行えるというのもメリットといえます。

保証があるクリニックは無料で再手術をしてもらえる事も

城本クリニックでは埋没法に1年保証か永久保証をつける事が可能ですが、同様にクリニックによって術後の保証期間を設けている場合があります。
埋没法はどうしても外れてしまうリスクが存在する術式ですので、心配な方はしっかりと保証制度をつけて利用すると良いでしょう。

城本クリニックでの保証制度では、万が一術後に糸が外れてしまった場合、同じ箇所に同じ強さでやり直しの手術を行う事が可能です。
ただし、何度やり直しても外れてしまう場合はそもそもその手術自体が適切では無い可能性があり、やり直し続ける事でまぶた内部に医療用の糸が残っていってしまいますので、あまりにも繰り返しやり直しが必要となるケースでは別の方法への切り替えをご案内させていただく事があります。

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二重の幅を変えたい時は2種類のやり方がある

埋没法のやり直しとして、糸がはずれてのやり直しではなく二重の幅を変えたいというケースが考えられます。
理想とする目元の形はその時々の流行などによっても変わる場合がありますし、最初は控えめな変化で受けてみたものの、実際に整形術を受けてみたらもっと幅の広い二重にしたくなったという方も多くいらっしゃいます。
このような場合については、そのまま新たに埋没法を追加で行う方法と、一度過去の埋没法の糸を除去してからやり直すという2通りの方法があります。

追加で糸をかける場合は幅を「広く」する事しかできない

幅を変えるやり直し方法として手軽なのは、新たに埋没法の施術を追加する方法です。
ただし、埋没法によって作る二重のラインは基本的に上の方(眉に近い方)のラインが強くなりますので、二重の幅を広げたいという場合にしかこのやり方はできません。
また、何度も繰り返してしまうとまぶた内部に不要な糸が残り続ける形となってしまうため、なるべくやり直しは少ない回数にした方がよいでしょう。

幅を狭くしたい時は糸を除去してやり直す

埋没法で作った二重の幅が広すぎると感じるため、もっと狭く目立たない幅にしたいというようなケースでは、過去に行った埋没法の糸を一度除去して、新たにやり直す必要があります。
この場合で注意が必要なのは、除去する糸の状態によってはまぶたへの負担が大きくなるため、術後の経過が長引いたり、除去と新たな埋没法手術を同時に行う事が難しくなるケースがあるという点です。
やり直しは通常の埋没法よりも更に医師の技術が必要となりますので、対応が可能かどうかをじっくり相談して決めていきましょう。

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埋没法の糸を除去するのは実は難しい

埋没法は糸を除去すれば元の状態に戻せる術式のため、やり直しがしやすい手術です。
しかし、実はこの糸を除去するというのは簡単ではなく、医師の技術力が必須となるものです。

その理由として、そもそも埋没法で使用される糸は身体への負担の少なさや術後に目立つ可能性を少なくする目的で非常に細く、また透明など見えにくい糸が使用されているため、目視でどこに糸があるかを判断するのが簡単ではありません。
また、基本的に糸は表面から見えないように「埋没」されていますので、皮下に埋まっている糸を手探りで見つけなければならないのです。
裁縫の糸を切って取り除くように簡単なものではなく、場合によってはメスでの切開などが必要となってしまう場合もありますので、なるべく糸の除去が必要な状況になるのは避けるようにしましょう。

糸の除去は埋没法手術を担当した医師が一番やりやすい

どうしても糸の除去を行いたい場合は、埋没法の手術を担当した医師に依頼するのが一番安全です。
なぜなら、そもそもどこに糸を入れたかの記憶があれば糸を探して除去するのが簡単になりますし、糸を結んだ箇所を正確に記憶していなくても、医師の手術における考え方やクセから、手術を担当した医師であればどのあたりに糸が入っているかを探しやすいためです。

やり直したいと考えるケースでは埋没法を行った医師への不信感が生じている事も多く、城本クリニックでも他院で行った埋没法の糸を除去したいというようなご要望をいただくケースが多々ありますが、除去に関してはそのまま手術を行った医師が行う方が良い事もありますので、一つの参考としてください。

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やり直しをしたい場合でも半年は期間を開けた方が良い

埋没法のラインが薄くなった気がしたり、仕上がりのラインが納得できないためやり直したいというケースでも、なるべく術後半年間は様子を見てからやり直しの手術を検討するようにしましょう。
その理由として、埋没法による二重整形を受けた際に、手術後の目元の腫れが完全におさまってちゃんとした仕上がりが確認出来るまでには最長で数か月から半年程度の期間が必要になるためです。

埋没法は手軽な術式ではありますが、まぶたの組織がダメージを受ける手術ではありますので、術後の一定期間は多少の腫れが続く事となります。
この腫れた状態では整形による完全な仕上がりを確認する事ができませんので、手術後すぐの期間については想像していた二重のデザインと異なっていても、焦らず様子を見ておく事が大切です。
焦ってやり直してしまうと、腫れが落ち着かない状態でデザインを決める形となりますので、最終的な仕上がりは余計に理想とかけ離れた形になってしまいます。

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やり直ししないで済むようにクリニックと医師選びが大切

埋没法はどうしても糸が外れてしまう可能性があり、やり直しが必要になるケースもある術式ですが、なるべくやり直しはしない方が良いのは確かです。
やり直しを避けるためには、適切な術式で、理想とするデザインをしっかり最初から実現する事が重要。そのためには信頼できる医師、そしてクリニックを選び、最適な手術を受けるという事が大切です。
埋没法は手軽な術式とはいえ、医師によって考え方や推奨する方法も異なる手術ですので、出来れば一か所ではなく複数個所のカウンセリングを受けて、一番信頼できると感じた医師、クリニックを選ぶというような方法をとるのも良いでしょう。
しっかりと信頼できる医師と相談して、安心できる埋没法を受けてくださいね。

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本コラムの監修医師

1978/04:富山医科薬科大学医学部医学科入学
1984/03:富山医科薬科大学医学部医学科卒業
1984/06:大阪市立大学医学部付属病院研修医
1986/04:大阪市立大学大学院医学研究科外科系外科学専攻
1990/03:大阪市立大学大学院医学研究科外科系外科学修了
1990/04:田辺中央病院医長
1991/04:城本クリニック

医学博士 / 日本美容外科学会専門医
第105回日本美容外科学会 会長
城本クリニック総院長 森上和樹

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