涙袋の作り方はどんな方法がある？ 整形やメイク、トレーニングについて | 二重まぶた・目の整形なら城本クリニック。

COLUMN涙袋の作り方はどんな方法がある？ 整形やメイク、トレーニングについて

目元をかわいく見せたい。より大きな目元の印象を作りたいという方に人気なのが、涙袋形成術です。
ホルモンタンクとも呼ばれる涙袋ですが、美容整形ではとても手軽に行える手法もあり、お試しで受ける方も多い治療です。
今回は、涙袋を作る方法について、美容整形やメイク、トレーニングなど複合的にご紹介します。

涙袋ってなに？

涙袋（なみだぶくろ）とは、下まぶたのまつげの下にできる袋状の膨らみの事で、涙堂（るいどう）とも呼ばれます。
涙袋という呼び名ですが、この膨らみに涙がたまっていたり、涙を出す器官であったりという関係性は特になく、涙との関係性はありません。

涙袋の構造

目の周囲には目を閉じるための眼輪筋という筋肉がありますが、下まぶたの眼輪筋が発達していると、これがこぶ状にポッコリと盛り上がって涙袋になります。
筋肉の上には皮下脂肪や皮膚が乗っている形となりますが、脂肪の厚みなどで涙袋が出来るわけではありません。

そのため、涙袋は目を細める時など目の下の眼輪筋を使う時により大きく盛り上がる形となります。
加齢などにより涙袋が目立たなくなった場合でも、目を細めたりする時には出てくるというような方もいらっしゃいます。

涙袋と目袋（目の下のたるみ）の違い

目の下に膨らみが出来るというと、目袋と呼ばれるような目の下のたるみを思い浮かべる方もいるかと思います。
目袋はどちらかというと、まつげの下ではなく、まぶたから少し離れた下の方にできやすい膨らみで、疲れや加齢を感じさせやすいものです。

目袋ができる原因は筋肉の盛り上がりではなく主に脂肪に起因するもので、加齢などにより目の周囲の筋力が衰えると、眼球の下にある眼窩脂肪という脂肪が眼球の重さによって押し出され、前方に飛び出してくる事が大きな要因となっています。
元々涙袋がある方の場合、涙袋と目袋が合わさって目元全体が大きく膨らむような状態になる事もあります。

涙袋は発達した筋肉による「若さ」の象徴ともいえるで一方で、目袋は筋力の低下による「疲れ」や「老い」の象徴であるため、目袋を除去することで若々しい目元を作る事ができます。

涙袋がある利点

涙袋があると、下まぶたのまつげの下に膨らみによる陰影が出来るため、目全体がより大きく見えるような印象を与える事ができます。
また、下まぶたが持ち上がったように見える事から、表情が優しく柔らかく見えるため、明るくかわいらしい印象の目元にすることができます。

＊海外では涙袋が無い方が好まれるケースも

涙袋は地域によって好まれるかどうかが異なってくる部分があり、海外では涙袋が無い方が良いとされる場合もあります。
涙袋があるとどちらかというと幼いイメージになるため、可愛さ、若々しさよりもセクシーさや大人っぽさが好まれる場合には、涙袋が無い方がいいとして、涙袋を除去する治療が行われる事もあります。

涙袋を作る美容整形術

涙袋を美容整形によって作る場合には、主に脂肪注入かヒアルロン酸注入が行われます。

ヒアルロン酸注入による涙袋形成

ヒアルロン酸製剤を注射して膨らみを作る事で涙袋を作る方法です。
涙袋形成に使用するヒアルロン酸は少量で済むため、とても手軽に行える美容整形術の一つといえます。

注入したヒアルロン酸は時間をかけてゆっくりと体内に吸収される性質があるため、注入より半年から1年程度が経過すると元の状態に戻っていきます。

本来の涙袋は筋肉による膨らみですが、ヒアルロン酸によって疑似的に涙袋の形状を作るのみの方法ですので、目を閉じたりした時の動きや、触った時の感触は元々の涙袋と多少の違いがあります。
一方で、注入量などの調整によって好きな形にデザインが可能ですので、理想的な目元を目指す事ができます。

脂肪注入による涙袋形成

脂肪注入は体の他の部位から脂肪細胞を採取して、膨らみを持たせたい場所に再注入する治療法で、豊胸や目元のクマ治療などでも行われます。

注入した脂肪は一定の割合で注入箇所に生着して残り続けるため、永続的な涙袋の膨らみを作る事も可能です。

ただし、そもそもの涙袋は脂肪ではなく筋肉の発達によるものと紹介したように、脂肪の量を増やしても自然な涙袋と全く同じものができるわけではありません。ヒアルロン酸注入と同様、あくまでも涙袋の形状に膨らみを持たせるのみとなります。

脂肪注入は定着率などを考えて最適な注入を行う事が仕上がりの良し悪しに繋がり、医師の知見と技術が重要となりますので、信頼できる医師の元での治療を受けましょう。

外科的な涙袋形成術

下まぶたの眼輪筋を縫い縮めて丘状に膨らみを作り、外科的に涙袋の形状を作る事も可能です。
ひとりひとりのまぶたの形状や筋肉の状態、目指したい涙袋の形状などによって細かくアプローチを変えて対応する必要があるため、手術の難易度が高く対応しているクリニックは少ないといえます。

自然な涙袋と同じ構造に仕上がるため、目を開いたり閉じたりした時の動きなども含めて非常に自然な涙袋を作る事が出来ます。

＊目元のボトックスを打つと涙袋が消える事もある？

笑った時に目尻側にできるしわなどを改善するため、目元にボトックス注射を打つ治療法がありますが、目元のボトックス注射をうつと涙袋が消失する事もあります。
これは、ボトックス注射が筋肉の働きを弱める事でしわを改善する治療法であるため、目元の眼輪筋が弱まって涙袋がなくなるというものです。
ボトックスは一定期間が経過するとその効果が弱まるため、筋力が戻ると同時に涙袋が回復する事もありますが、元々涙袋がある方で目元のボトックス注射を希望される場合には、事前に医師とよく相談した方が良いでしょう。

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涙袋の形成に関する詳細

メイクで涙袋を作る方法

涙袋の作り方で調べるとメイクによる方法が数多く出てきますし、涙袋を作るためのメイクグッズも多く販売されています。

メイクによる手法では、実際に涙袋の膨らみを作るのではなく、まつげの近くをハイライトで明るくし、そこから数ミリ離れた箇所にシャドーを入れるなどで目元に立体的な陰影をつける事で涙袋があるように見せるというものになります。

正面から見た場合には陰影によって涙袋があるように見せやすい一方で、横から見た際や斜め上下などから見た場合などに違和感が出やすく、自然な見せ方をするためには技術と慣れが必要になるでしょう。

元々ある涙袋を強調するくらいが自然でとりいれやすい

メイクによって涙袋を作ろうとするとどうしても不自然な箇所が出てきてしまいますが、元々ある涙袋を強調して目元を美しく見せるという目的であれば、自然に作りやすいといえます。
目を細めて涙袋が出来る位置を確認してから、涙袋の下側にブラウンやグレー系のシャドーカラーを引いて、後から綿棒などでふちをぼかします。
これだけでも陰影がくっきりして涙袋を強調する事はできますが、明るめの暖色系カラーでシャドーを入れた箇所より上側を明るくすると、より涙袋がくっきりと見えるようになります。

テープなどで涙袋を作る専用グッズ

メイクによる方法としては、色によって陰影をつけるだけではなく、専用のテープ（ファイバー）によって目の下に物理的な膨らみを持たせて涙袋を作るというものもあります。
イメージとしては二重まぶたを作るテープを、目の下に使うという形です。
物理的な凹凸が出来るため、より涙袋に近い形を作る事が可能ですが、慣れないうちはテープが外れてしまったり、上手く張り付かずにテープが見えてしまったりという可能性があります。
また、粘着性のあるテープを付けたり外したりすることになるため、継続して使い続けると肌への負担がかかってたるみやすくなるなどのトラブルが生じる可能性もあります。

しっかりとクマを隠すだけでも涙袋がいかせる

メイクで取り入れたいのは、涙袋を作るよりもむしろ目の下のクマをしっかりとコンシーラーなどでカバーする事です。
せっかく涙袋があっても、目の下に目立つクマができていたらそちらの方が協調されてしまい、涙袋が良いものにみえません。クマをカバーして目元全体を明るくするだけでも涙袋がいかされてきますので、しっかりとクマのケアを行いましょう。

トレーニングで涙袋を作る

涙袋の構造は目の下の眼輪筋によるものですので、トレーニングによって一定の効果を発揮することは可能です。

眼輪筋は目を閉じる時に使われる筋肉ですので、トレーニングを行うためには目を閉じる力を使う事となります。

目の下を指で軽く固定して閉じるトレーニング

最も簡単なトレーニングは、目を開いた状態で軽く下まぶたに指をあてて押さえながら目を閉じる方法です。
眼輪筋によって目を閉じようとしている力がしっかりかかっていることを指先で確認しながら、目を開いたり閉じたり繰り返す事で鍛えていきます。

涙袋を作るためには目の真下と目尻側の筋肉が重要となりますので、中指で目の真ん中あたり、人差し指で目尻あたりをおさえながらトレーニングすると良いでしょう。

目を閉じる時に、頬を上にあげる力ではなく、あくまでも下まぶたの力を使って閉じるように意識することが大切です。
何回程度行うかは人それぞれの体質や目元の状態にもよりますが、筋肉を成長させるためには、他のトレーニングと同じように筋肉への疲労感が感じる程度の回数を行う必要があります。

元々涙袋が無い人はトレーニングしにくい

眼輪筋を鍛える事で涙袋がある目元を目指す事はできますが、実は元々涙袋が無い方は、トレーニング効果を実感しにくいといえます。

というのも、トレーニングをするためにはそこの筋肉の動きをしっかり意識する必要がありますが、涙袋が無い＝眼輪筋が発達していない方の場合、目を閉じたり開いたりしても眼輪筋の動きをなかなか意識する事が難しく、トレーニング効果を得にくいのです。
また、体質的に眼輪筋が太くなりにくい人でもあるため、力を入れる事ができてもなかなか発達しない事が多いといえます。

一方で、元々眼輪筋が発達していて涙袋が少しでもあるような方の場合、眼輪筋の動きを意識しやすく、そもそも筋肉量があるため目を閉じたり開いたり繰り返すだけでもトレーニングになる場合があります。

理想的な形の涙袋を作りたい方は美容整形もご検討ください

涙袋の有無は遺伝などによって決まる部分が多く、トレーニングで眼輪筋を鍛える事が可能ではあっても、思い通りの涙袋を作る事はなかなか難しいというのが実情です。

美容整形分野では、ヒアルロン酸によるとても手軽な方法で涙袋を作る事も可能ですので、一度涙袋がある目元を体験してみたいという方は、是非お気軽にご相談ください。

城本クリニックでは、形成外科専門医や美容外科専門医の資格を持つ医師を中心とした実績の豊富な医師が、理想の目元・涙袋の形を、十分に時間をとってカウンセリングで伺って施術を担当いたしますので、思い描いていた目元をしっかりと実現することができます。
また、治療に用いるヒアルロン酸製剤などは正式なルートで仕入れ適切に管理を行っておりますので、安全性や持続期間がしっかりと担保されており、安心して治療を受けていただけます。

まだ施術を受けるか決めていないが、どんな治療が可能か、どんな目元が実現できるかの相談だけしたいというような方でも大丈夫ですので、是非一度、お気軽にご相談ください。

本コラムの監修医師