コラム
COLUMN自分は貧乳なの?原因やバストアップの方法を紹介
貧乳が悩みの女性にとって胸の大きさは解決したい問題です。貧乳に見られやすい人の傾向や原因をまとめます。また、自宅でできるバストアップ方法やバストアップに効果的な栄養素もあわせて紹介します。
「貧乳で自信がもてない」「太っているのに胸のサイズは小さい」「自分の胸の大きさを人と比べてしまう」など、貧乳に対して劣等感を抱いてしまう女性は少なくありません。
この記事では貧乳にお悩みの女性に知ってほしいこととして胸が小さくなる原因を解説しています。自宅で手軽にできるバストアップ方法やバストアップのために摂取したい栄養素についても紹介します。
また、美容整形外科による豊胸手術の種類を紹介するため、胸の大きさでお悩みの方は参考にしてください。
貧乳とは
貧乳とは、乳房のふくらみが小さい女性やその胸部のことを意味します。貧乳は「ペチャパイ」「まな板」「ぺったんこ」などと呼ばれることもありますが、近年では控えめなバストを「品乳」や「シンデレラバスト」と呼ぶこともあります。
シンデレラバストは、清楚な印象を与え、運動がしやすいメリットがあります。以下では、そんなバストの基準についてくわしく解説します。
貧乳の基準
貧乳には、数値やサイズなど明確な基準はありません。どの程度から貧乳と認識するかはそれぞれ人によって考え方が違います。
貧乳の基準として一般的にいわれているのが「Bカップ以下」です。ただし、日本人女性の平均的なバストサイズはBカップ〜Cカップです。Bカップは貧乳という意識でいると、多くの女性が貧乳になってしまうでしょう。
また、貧乳の基準として「バージスラインがはっきりしない場合」も挙げられます。バージスラインは、バストと体の土台の境目にできるラインのことです。貧乳の女性は乳房のふくらみが小さく、脂肪が少ないため、バージスラインがはっきりしないことがあります。
胸が小さくなる原因は?
胸が小さいのは、遺伝的な問題だから仕方ないと諦めている人がいますが、それだけが原因ではありません。
貧乳の原因は、遺伝よりも生活習慣が大きく影響しているといわれており、大きかった胸が小さくなってしまうこともあるのです。ここでは、胸が小さくなる原因について解説します。
女性ホルモンの低下
胸は、女性ホルモンのエストロゲンとプロゲステロンが分泌されることによって大きく成長します。とくに、思春期に女性ホルモンがたくさん分泌されると、大きなバストになるのです。
女性ホルモンは女性の体に大きな影響を与えるもので、胸の発育には欠かせません。バストアップに大切な組織である乳腺やクーパー靭帯、脂肪は女性ホルモンと大きく関与しています。
女性ホルモンの分泌が増えると、組織が活性化してバストが大きくなりますが、女性ホルモンの分泌が減ると胸は小さくなってしまいます。
血行不良
血行不良はバストが小さくなる原因のひとつです。
血液には、バストの成長に欠かせない女性ホルモンや栄養素、酸素などを全身に運ぶ役割があります。血行がよければ、女性ホルモンや栄養素がしっかりとバストまで届けられますが、血行不良の状態だとバストに栄養が十分に行き届きません。
とくに、冷え性の方は体温が下がりやすく、血行不良になりがちです。これにより、栄養や酸素が十分に供給されず、バストの成長が阻害されてしまいます。血行不良のもととなる冷え性を改善することが大切です。
また、慢性的な肩こりや首のこりで悩んでいる方の多くは、血行不良が原因です。血行が悪くなると、リンパの流れも滞りやすくなり、体がむくみやすくなります。そのため、バスト以外の部分が太って見え、結果的にバストが小さく見えることもあるでしょう。
食生活の乱れ
貧乳にもっとも影響があるといわれているのが「食生活の乱れ」です。
好き嫌いが多く偏食をする人や極端に小食な人は、バストの成長に必要な栄養素が不足します。食事からの栄養が不足してしまうと、女性ホルモンの分泌も減少してしまうのです。バストを作る基本となるのは食事なので、バランスの悪い食生活では胸を小さくしてしまいます。
偏った食品だけを大量に摂取することもよくありません。ブロッコリーやキャベツなどアブラナ科の野菜には「インドール」という化合物が含まれています。この化合物には、女性ホルモンの分泌を妨げる作用があるため、これらの野菜を食べ過ぎないように注意しましょう。
ただし、キャベツには女性ホルモン分泌を促進してくれる「ボロン」も同様に豊富に含まれているため、バストアップを目的に食べる人もいます。「ボロン」は熱に弱く「インドール」は熱に強いため、生で食べるようにしましょう。
また、コーヒーやお茶などに含まれるカフェインにも注意が必要です。カフェインは摂取しすぎると、ホルモンバランスが乱れやすくなるため、摂り過ぎには注意しましょう。
睡眠不足
睡眠不足は貧乳の原因になります。十分な睡眠がとれていないと女性ホルモンの分泌が乱れてしまうため、バストアップを妨げてしまいます。女性ホルモンの分泌を促進するには、しっかりと睡眠を確保しましょう。
理想的な睡眠時間は、深夜0時前後から6〜7時間ほどです。とくに、女性ホルモンの分泌が活発になるのは、眠り始めの3時間といわれており、この時間帯に質のよい睡眠を確保することでバストアップにつながるでしょう。
過度なダイエット
バストの9割は脂肪でできているため、過度なダイエットは脂肪が減ってしまい、バスト全体が小さくなってしまいます。とくに過度な食事制限は、バストの成長に必要な栄養素が摂取できません。
成長期の過度なダイエットはバストはもちろん、体全体に悪影響をおよぼします。栄養をバランスよく摂取して、適切な運動をするなど健康的にダイエットできる方法を探しましょう。
また、無理にダイエットをするとホルモンバランスの乱れにもつながります。ホルモンバランスが乱れてしまうと、バストアップに欠かせない女性ホルモンの分泌が低下してしまい、バストが育ちません。
悪い姿勢
姿勢の悪さは貧乳の原因のひとつです。猫背など悪い姿勢を続けていると、血行不良や大胸筋が衰えます。大胸筋とはバスト全体を支えている筋肉で、バストアップには欠かせません。
大胸筋が衰えてしまうとバストの下垂にもつながります。大胸筋の衰えによってバストが垂れてくるとバスト上部のボリュームがなくなってしまうため、より貧乳に見えてしまいます。
また、姿勢が悪いと血行不良になることがあります。血行不良になるとバストに必要な栄養素が行き届かなくなってしまい、バストの成長を妨げてしまうでしょう。
就寝時の体勢
就寝時の体勢は、貧乳になる原因のひとつです。とくに、横向き寝とうつぶせ寝はバストに悪影響を与えてしまうため、厳禁です。
横向きで寝ると、重力でバストが垂れやすくなります。また、横向き寝はバストを上向きに吊り上げる作用がある「クーパー靭帯」を痛めてしまうため、離れ乳になる可能性が高いです。
バストのしわ・たるみや左右のバストの大きさに差が出てしまうのも、クーパー靭帯が関連しています。クーパー靭帯は一度切れてしまうと、二度ともとに戻ることはないため注意しなければなりません。
うつぶせ寝はバストを押しつぶしてしまうため、バストの形が崩れやすくなります。また、バストの脂肪が背中に押し流れてしまうため、貧乳になりやすいです。さらに血流が阻害されるため、成長ホルモンが充分にバストに作用しません。
ストレス
ストレスはバストアップの大敵です。過度なストレスがあると女性ホルモンの分泌は低下します。
女性ホルモンは、脳の視床下部からの指令によって分泌される仕組みです。視床下部は、ストレスなど感情や情動をつかさどる器官の近くにあるため、体がストレスを受けると視床下部の働きが鈍くなってしまいます。
そのため、ストレス状態が長く続くと、女性ホルモンの分泌は減少し、胸は大きくなりません。
サイズの合っていないブラジャーの着用
サイズがきちんと合っていないブラジャーを着用していると、バストを上向きに吊り上げているクーパー靭帯やバストの土台となる大胸筋などの筋肉がダメージを受け、バストの垂れや形崩れの原因になります。
バストの形崩れや垂れは、実際のバストサイズよりも胸が小さく見えてしまうため、バストサイズに合ったブラジャーを選ぶことが大切です。
また、カップ付きのインナーは、通常のブラジャーに比べると補正機能が低く、バストの脂肪が脇や背中に流れやすいため、貧乳になりやすいです。
自宅でできるバストアップ方法6選
バストを大きくするためには、どのようなことをすれば効果があるのでしょうか。ここでは、おすすめしたい「自宅でできるバストアップ方法」を6選紹介します。
マッサージ
バストマッサージは、バストアップに必要な女性ホルモンの分泌促進や血行やリンパの流れをスムーズにする効果が期待できます。
基本のバストマッサージの手順は以下のとおりです。
- 胸の上や鎖骨周りをグーでくるくると優しくほぐします。
- 脇の肉を胸側に引き寄せます。
- 片手でバストを下から持ち上げて、もう片方の手でバストの丸みにそって円を描くようにやさしくさすります。
この手順に従って、日々のケアを行いましょう。
トレーニング
貧乳の方におすすめしたいバストアップのトレーニングは、合掌ポーズ、腕立て伏せ、ダンベルプレス、肩甲骨伸ばしです。それぞれのトレーニング方法をまとめてみましょう。
・合掌ポーズ
合掌ポーズはいつでもどこでも簡単にできるバストアップトレーニングとして人気があります。
- 背筋を伸ばして胸を張ります。
- 肘を横に開いて、胸の前で両手を合わせて合掌ポーズになります。
- 両手を強く押し合い、30~60秒間キープします。
- 10秒かけてゆっくりと息を吐き切ります。
- 両手を右胸の前に移動させ、10秒かけてゆっくりと息を吐き切ります。
- 両手を左胸の前に移動させ、10秒かけてゆっくりと息を吐き切ります。
- 1〜5を繰り返します。
1日5〜10セットを目安に行いましょう。合掌ポーズのポイントは、胸のあたりに力が入るように意識することです。
・腕立て伏せ
腕立て伏せは大胸筋を鍛えるトレーニングです。
- 両手を肩幅か肩幅よりも少し広めに床につけます。
- 両肘を伸ばした状態で体を一直線にして、つま先立ちになります。
- 両肘をゆっくりと曲げます。
- 胸が床につかないくらいの位置で止め、3秒間静止します。
- 元の位置に戻します。
- 1〜5を繰り返します。
10回を1セットとして、毎日3セットを行いましょう。
・ダンベルプレス
バストアップ目的で行うダンベルプレスでは1〜2kg程度のダンベルを使用しましょう。
- 両手にダンベルをもちます。
- 床に仰向けに寝て、膝を立てます。
- ダンベルをもった両手を胸の横に置きます。
- 天井に向けて息を吐きながら腕を伸ばします。
- 腕を伸ばした状態で1〜2秒キープします。
- 息を吸いながら腕をゆっくりと曲げてダンベルを下ろします。
- 1〜6を繰り返します。
10〜20回を1セットとして、毎日2〜3セットを行いましょう。
・肩甲骨伸ばし
バストアップのトレーニングとして、ゴムチューブを使った肩甲骨伸ばしがおすすめです。肩甲骨伸ばしはバスト周りの血行促進につながります。
- 両手でゴムチューブをもって、腕を前に伸ばします。
- 頭の上を通るように腕を背中に回して胸を張ります。
- 腕を外側に開いてゴムチューブを横に伸ばします。
- ゴムチューブを伸ばしきったら頭の上を通るように腕を前に戻します。
- 1~4を繰り返します。
1日20回程度行いましょう。
生活習慣の改善
バストを大きくしたいのであれば、生活習慣を改善する必要があります。まずは就寝時間を規則正しくすることを意識して、睡眠時間は6〜7時間は確保するように心がけましょう。
ぐっすりと眠れるように、湯船につかってゆっくりと体を温めたり、軽い運動を行ったりするのも効果的です。体を温めれば血行もよくなるので、バストアップに必要な栄養素が行き届きやすくなります。
食生活の改善
食生活の改善はバストアップには欠かせません。食生活を改善する上で大切なのは、さまざまな栄養素をバランスよく摂取することです。
とくに、女性ホルモンに関連する植物性エストロゲンを含む大豆イソフラボンは、豆乳や豆腐、納豆、味噌などに豊富に含まれているので、積極的に取り入れてみましょう。
ただし、バストアップに効果があるからといって、一気に摂取すると栄養バランスが崩れてしまいます。魚・肉・野菜・乳製品・大豆製品など栄養バランスの整った食事を心がけましょう。
姿勢の改善
姿勢を改善することでバストアップに近づきます。近年は、パソコンやスマートフォンを長時間操作する機会が多く、どうしても猫背になりがちです。猫背は常に胸が垂れている状態になるため、胸の形が崩れてしまいます。
姿勢を改善すれば、バスト周りの筋肉の緊張は起こりにくく、血行不良や大胸筋の衰え防止につながるでしょう。自宅で手軽にできる猫背改善方法は以下のとおりです。
- バスタオルを2〜3枚重ねた状態で、筒状に丸めます。
- 丸めたタオルが肩甲骨の下あたりにくるように仰向けに寝ます。
- 顎を引いて、両手を頭の上に伸ばします。
- 3の状態を1〜2分キープします。
1日1回を目安に行えば、猫背の解消が期待できます。
ナイトケア
ナイトケアはバストアップのために欠かせません。具体的には、就寝時の「ナイトブラ」の着用です。
ナイトブラは、寝ているときに流れてしまうバストを包みこむようにサポートし、適切な位置に安定させてくれます。着用して眠ることで動くバストの不快感が和らぎ、心地よい眠りになるため、眠りの質も高まるでしょう。
また、胸の形を正しい位置にキープできるので、胸の垂れや形崩れを防止できます。脂肪が脇や背中に流れるのを防げるため、バストアップにも効果的です。就寝用ブラジャーはつけ心地が重要なので、伸縮性や通気性があるものを選ぶようにしましょう。
バストアップに効果的な栄養素
貧乳を改善するには食生活が重要であり、胸の成長に効果的な栄養素を積極的に摂取することでバストアップしやすくなります。ここでは、効果的な栄養素について解説します。
ボロン
ボロンは、エストロゲンの分泌量を増加させたり、血液中のエストロゲン濃度を高めたりする効果があります。エストロゲンは乳腺の発達に欠かせないため、バストアップにつながるでしょう。
ボロンはりんご、ぶどう、キャベツ、レタス、ブロッコリー、はちみつ、アーモンドなどナッツ類に含まれています。
ボロンの摂取推奨量は1日3g程度です。リンゴ1個、キャベツ1玉にボロンが3g含まれています。ボロンは熱に弱く、加熱されると作用しないので、生で食べるようにしましょう。
イソフラボン
大豆イソフラボンは、女性ホルモンと似た働きをし、乳腺を発育させます。大豆イソフラボンは女性ホルモンのエストロゲンと似た化学構造です。そのため、エストロゲンの効果と同じように、乳腺を発達させるなどバストアップが期待できます。
大豆イソフラボンは、豆腐、豆乳、納豆、油揚げ、味噌など大豆製品に多く含まれているので、積極的に摂取するようにしましょう。大豆イソフラボンの1日の摂取量目安は50g程度です。
タンパク質
タンパク質には女性ホルモンのバランスを整える役割があります。骨や筋肉をつくるためにも重要な栄養素です。タンパク質を多く含む食品には、肉・魚・大豆・卵などがあり、1日摂取目安量は50g程度です。
また、肉や魚に含まれる動物性タンパク質と、大豆などに含まれる植物性タンパク質があります。両方をバランスよく摂取することが大切です。
ビタミンC
ビタミンCは、クーパー靭帯を構成する「コラーゲン」の生成を手助けする栄養素です。コラーゲンが生成されやすい状態であれば、クーパー靭帯は強化されるため、バストの垂れや形崩れを防止できるでしょう。
ビタミンCはブロッコリー、かぼちゃ、菜の花、キウイ、ピーマン、イチゴなどに多く含まれています。
ビタミンE
ビタミンEは「若返りのビタミン」と呼ばれており、血行促進作用や抗酸化作用があるため、バストアップに効果的です。血行が促進されると、摂取した栄養素がバストまで届きやすくなるでしょう。
ビタミンEの1日摂取目安量は6mg程度です。ビタミンEが多く含まれる食品はアーモンドなどのナッツ類、アボカド、オリーブオイル、ツナ缶、イワシ缶、豆乳、きなこなどが挙げられます。
美容整形外科による主な豊胸手術
貧乳でお悩みの人のなかには、豊胸手術を検討している人もいるでしょう。美容整形外科で行われる主な豊胸手術は「ヒアルロン酸豊胸」「脂肪注入法」「シリコンバッグ豊胸」です。
特徴・メリット・デメリットは以下のとおりです。
手術名 | 特徴 | メリット | デメリット |
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ヒアルロン酸豊胸 | ヒアルロン酸を注入することでバストアップできるお手軽な豊胸術 | メスを使わないため傷跡が残らない | 永久的なものではなく、効果は半年~ |
脂肪注入法 | 自分のお腹や太ももから抽出した脂肪をバストに注入する豊胸術 | 痩身効果とバストアップ効果を同時に得られる | 仕上がりが予想しにくく、サイズアップには限度がある |
シリコンバッグ豊胸 | さまざまな形のシリコンバッグを挿入し、思いどおりの形をデザインできる豊胸術 | 2カップ以上の大幅なバストアップができる | 切開するため傷跡が残る |
次に、それぞれの豊胸手術を詳しく解説します。
ヒアルロン酸豊胸
ヒアルロン酸豊胸は、バスト専用のヒアルロン酸を胸に注入することで、バストアップする豊胸術です。メスは一切使わず注射針で注入するため、一時的な針穴はできるものの大きな傷跡は残りません。
ヒアルロン酸豊胸は、手軽にできる豊胸手術のため「プチ豊胸」とも呼ばれています。治療当日には少し突っ張った感じはあるものの、時間の経過とともに減少し、術後の制限もほぼなく、翌日には普段どおりの生活に戻れるでしょう。
バストを1カップ大きくするには個人差はあるものの、50〜100cc程度のヒアルロン酸が必要です。全体的なバストアップはもちろん希望の部分への注入もできるため、左右のバストの大きさが違うなどの悩みも解消されます。
ただし、ヒアルロン酸による豊胸術は永久的なものではありません。ヒアルロン酸が徐々に体内に吸収されてしまうため、効果は数か月後〜数年程度です。
<ヒアルロン酸豊胸は公的医療保険が適用されない自由診療です。>
標準的な費用 | 100cc 275,000円(税込)※麻酔代が別途かかります。 |
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目安の治療期間及び回数 | 治療時間・期間 15分~30分程度・1日 通院回数 5回~ |
リスク・副作用 | ・痛み 施術中には痛みはほとんどありませんが、術後1週間程度は筋肉痛のような痛みが続く場合があります。 ・内出血 注射直後は麻酔液が吸収されていない状態のため、腫れや内出血が起こることがあります。次第にこれらは収まり、腫れは長くとも1か月、内出血は2週間程度でなくなります。 ・サイズアップには制限がある ヒアルロン酸を注入できる量には限りがあります。多すぎると触った感じが硬く感じる、またあふれ出ることもあります。1~2カップのサイズアップを目安にしてください。 ・持続期間 施術から1~2年程度が効果を実感できる持続期間であり、効果を持続させるためには施術を反復する必要があります。 ・しこりができる 多くの場合マッサージなどで解消されますが、場合によってはヒアルロン酸を溶解させる注射を打つこともあります。 ・感染症 可能性は低いですが、体内に細菌が入り込み、ヒアルロン酸周囲で炎症を起こし、赤く腫れることがあります。この場合は抗生物質等の点滴、内服を処方します。 |
これらで快復しない場合は注入したヒアルロン酸を溶解させる注射を打つ可能性もあります。(0.5%程度)
脂肪注入法(ピュアグラフト豊胸)
脂肪注入法(ピュアグラフト豊胸)は、自分のお腹や太ももから脂肪を吸引して、その脂肪を胸部に注入する豊胸術です。脂肪注入法(ピュアグラフト豊胸)はFDAの認可を得ている治療法で、純度の高い良質な移植用脂肪細胞のみを選別してから注入します。
吸引した脂肪は、専用のバッグに入れて脂肪組織をフィルターにかけ、脂肪吸引時に含まれた不純物を除去します。幹細胞や各種成長因子が含まれた高濃度・高純度の移植用脂肪細胞のみを厳選して注入します。
従来の脂肪注入法では採取した脂肪をそのまま注入していました。しかし、ピュアグラフト豊胸では良質な脂肪細胞のみを胸部に注入することで、バストへの脂肪細胞の定着率が高くなります。
脂肪注入法(ピュアグラフト豊胸)のメリットは、治療の過程で脂肪吸引を行うので、バストアップと同時に痩身効果が期待できるという点です。また、自身の脂肪を注入するので、異物反応や拒絶反応の心配がありません。
仕上がりや触った感色はとても自然で、レントゲン撮影をしても映ることはありません。移植用脂肪細胞の抽出時間は15分程度と短く、ダウンタイムも少ないため、体にかかる負担を配慮した治療法といえるでしょう。
谷間が欲しい、サイドにボリュームを出したいなど、一人ひとりの希望に合わせてバストラインをデザインできる点も魅力です。
<脂肪注入法(ピュアグラフト豊胸)は公的医療保険が適用されない自由診療です。>
標準的な費用 | 脂肪吸引 200,000〜550,000円 ピュアグラフト 650,000円 (当時の価格で現在とは異なる場合があります。吸引箇所と量によります。) |
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目安の治療期間及び回数 | 治療時間・期間 15分程度・1日 通院回数 2回~ |
リスク・副作用 | ・痛み 術後1〜3日に吸引部位とバスト全体に筋肉痛のような痛みが2週間程度続く場合があります。 ・内出血 術後1日〜1週間に吸引部位とバスト全体に内出血の副作用が現れます。1〜2週間で徐々に落ち着きます。 ・腫れ・むくみ 術後3日目~1週間に吸引部位とバスト全体に腫れやむくみの副作用が現れます。1〜2週間で徐々に落ち着きます。 ・吸引部位が固くなる、凹凸ができる 脂肪がなくなった組織部分が回復する際に現れる症状で、かゆみを感じることもあります。痛みや内出血が引いた後2週間〜3か月程度で消えます。 半年以上改善しない場合は、脂肪をとり過ぎていたり、取りムラが残っていたりする可能性もあるため、脂肪吸引や脂肪注入の再施術を受ける必要もあります。 ・細菌による感染 可能性は低いですが、体内に細菌が入り込み、感染症になることがあります。悪化した場合、高熱・痛み・皮膚の赤みなどの症状が現れ、抗生物質を服用する必要があります。 ・しこり しこりが発生する可能性があります。放置してしまうと、大きなしこりになってしまうこともあるため、除去手術を行うこともあります。 ・左右差 しこりの大きさや石灰化により、バストに左右差が出ることがあります。少し期間を空けて脂肪注入の再手術を受けることが必要です。 |
シリコンバッグ豊胸(人工乳腺法)
シリコンバッグ豊胸(人工乳腺法)は、柔らかいシリコンバッグ(人工乳腺)をバスト内に挿入して、バストサイズを大きくする豊胸術です。脇の下や胸の下のしわにそって1本線の切開を行い、そこから挿入します。
挿入後はもとのしわの状態になるように綺麗に縫合するため、手術跡はわかりにくく、自然な状態に仕上がります。シリコンバッグ(人工乳腺)は大きさ、形、高さなどバリエーションが豊富です。
挿入するシリコンバックのサイズにより、確実にサイズアップが行えるため、2カップ以上大幅なバストアップを希望する人に人気です。一度挿入すると、半永久的に持続できる点も魅力です。
シリコンバッグを挿入しても乳腺組織を傷つけないため、授乳に支障をきたすこともありません。
副作用としてはむくみ、腫れ、内出血などがありますが、時間の経過とともに治ります。また、シリコンバッグに問題がないかどうか定期的な検診が必要であり、適切なケアを行うことで良好な状態を長期的に保てるでしょう。
城本クリニックのシリコンバッグ豊胸(人工乳腺法)では、日本国内で使用されているすべてのバッグを取りそろえているため、理想的なバストアップの実現が期待できます。
胸のサイズを2カップ以上大きくしたい人、半永久的に胸を大きくしたい人、バストの左右差をなくしたい人などにおすすめです。
また、城本クリニックは全ドクターが美容外科、形成外科、一般外科などの外科系出身です。豊富な症例実績による患者に合った治療を提案してくれるでしょう。挿入されたバッグの術後経過に関するデータも豊富にあります。
<シリコンバッグ豊胸(人工乳腺法)は公的医療保険が適用されない自由診療です。>
標準的な費用 | 950,000円~1,134,000円(当時の価格で現在とは異なる場合があります) |
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目安の治療期間及び回数 | 治療時間 30分~1時間 通院回数 3回~ |
リスク・副作用 | ・痛み 術後3日程は強い鈍痛のような痛みがあり、その後2週間程は筋肉痛のような痛みが続く場合があります。 ・テープかぶれ キズ口を保護するために、キズの上にガーゼをあててテープで止めます。テープかぶれが起こって水疱ができることがあります。1週間程度で水ぶくれは治ります。色素沈着になった場合は、シミ取りのクリームを処方します。 ・希望のバストでなかった バストの位置やサイズが希望どおりではない可能性があります。その場合、バッグの入れ替えなどで調整します。 ・バッグの輪郭が浮き出る 皮下脂肪が少ない方は、バッグの輪郭が浮き出ることがあります。脂肪やヒアルロン酸などで膨らみをつける、小さなサイズのバッグに入れ替えるなどの対応が必要です。 ・バッグが動く 胸の中でバッグが動いた場合は、マッサージを行ってバッグを正しい位置に戻す処置が必要です。改善されなかった場合は、再度切開を行い、修正します。 ・傷跡が気になる 傷跡が赤く盛り上がる、幅が広くなる、色素沈着、凹むなど、傷跡が目立つ場合があります。この場合、 ステロイド(ケナコルト)注射・クリーム治療・切開法を行う必要があります。 ・バッグの破損 可能性は低いですが、非日常的な力が加わることによって破損する可能性があります。バッグが胸の中で破損した場合、バッグを抜去、入れ替えを行います。 ・感覚麻痺 時間とともに徐々に感覚が戻ってきます。ただし、日常生活には問題ない程度ですが、完全には回復しない場合もあります。 ・細菌による感染 可能性は低いですが、体内に細菌が入り込み、感染症になることがあります。悪化した場合、高熱・痛み・皮膚の赤みなどの症状が現れ、抗生物質を服用する必要があります。 ・血がたまる 傷の中で出血すると、胸部が紫色に腫れ上がります。血がたまったままにしておくと、感染やしこりを作る恐れがあります。血が溜まった場合は再度傷を開け、溜まった血液を排出します。 ・傷が開く 稀に糸が外れて、傷が開いてしまうことがあります。傷が開いた場合は、再度縫合します。 ・中縫いの糸が出てくる 皮膚の下の組織を縫い合わせている糸(中縫いの糸)が出てくることがあります。放置すると化膿する恐れがあるため、早めに抜糸を行います。 |
城本クリニックでは、LINEでの予約や相談もご利用いただけます。友だち追加し、簡単な 質問に答えるだけで登録完了です。貧乳にお悩みの方は、ぜひお気軽に城本クリニックまで ご連絡ください。
バストに関するそのほかの施術
バストアップ以外にもバストに関する施術はいくつかあります。ここではバストに関する美容外科クリニックの施術について解説します。
乳頭縮小術
乳頭縮小術は、大きい乳頭や伸びてしまった乳頭をバランスのよいサイズに縮小する手術です。乳頭の肥大に悩まされている女性は少なくなく、見た目的にも貧乳なのに乳頭が大きいと目立ってしまいます。
乳頭縮小術では乳頭の高さがある場合や直径が大きい場合など悩みに合わせて、乳頭を小さくすることが可能です。乳頭縮小術によって感覚を失うことはありません。
手術方法は2種類あり、乳頭の幅を小さく整える方法と乳頭の高さを低くする方法です。また授乳機能を温存するかどうかによって、手術方法が異なります。
授乳機能を温存しない場合は、単純に乳頭の余っている部分を切除する方法です。サイズは調整できるので授乳を終えた人であればこの方法を選びます。また、乳頭が大きく球状の場合には、乳頭を水平に分割した後に、断端部をトリミング閉鎖します。
授乳機能を温存する場合は、乳頭の基部をドーナツ状に切除して、乳管のある中心部を残して、ダルマ落としのように高さを小さくする方法です。
乳頭の広さに対しては、乳管のない部分を楔状に切除して対応します。乳頭の堆積を小さくした後に縫合しますが、もともと色素のある部分なので傷跡はほとんどわかりません。
<乳頭縮小術は公的医療保険が適用されない自由診療です。>
標準的な費用 | 片側165,000円(税込) 両側275,000円(税込) |
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目安の治療期間及び回数 | 治療時間 30分~1時間 通院回数 2〜3回 |
リスク・副作用 | ・腫れ 術後、治療部位に腫れが生じることがあります。1〜2週間ほどでおさまります。 ・内出血 施術による出血で、胸全体が薄い紫色の内出血になる場合があります。1~2週間でおさまります。 ・傷跡 傷跡が赤く盛り上がる、段差や凹みができる、傷跡と皮膚との色の違いが出るなど、傷跡が目立つ場合があります。気になる場合は医師に相談しましょう。 ・乳頭の再肥大 術後、授乳することによって乳頭が再度大きくなるケースがあります。希望であれば再手術を行います。 ・乳頭の感覚の薄れ 施術によって乳頭の知覚神経が損傷されるため、感覚が薄れることがございます。6か月ほどで時間の経過とともに知覚は回復しますが、元の状態まで戻らないことがあります。 ・乳頭の変形 乳頭先端には凹凸があるため、施術後に形が気になる場合があります。そういった際には、形を調整する施術をする場合もあります。 ・乳頭の左右差 仕上がりに左右差が生じることがあります。6か月以上して術前より明らかな左右差が生じている場合、再施術をする場合もあります。 ・乳頭の血行不良・皮膚の壊死 既往歴や喫煙、その他の原因により血流が悪くなり、乳頭組織の一部または全体が壊死して小さくなる可能性があります。術後はできるだけ禁煙し、圧力を避けてください。 ・感染 術後、熱感・痛み・腫れ・赤みが増す、あるいは長引く場合があります。内服薬の服用や抗生剤を投与します。 ・血が溜まる 術後、皮膚の中で出血が起こると、傷のなかに血が溜まって腫れ上がります。傷を開け、溜まった血を排出する処置をします。 ・傷が開く 稀に、糸が外れて傷が開いてしまうことがあります。傷が開いた場合は、再度縫合します。 ・中縫いの糸が出てくる 皮膚の下の組織を縫い合わせている糸が出てくることがあります。そのままにしておくと化膿する恐れがありますので、早めに抜糸を行います。 |
乳輪縮小術
乳輪縮小術は、バストに比べて大きすぎる乳輪をバランスのよいサイズに縮小する手術です。乳輪が大きくなる原因は先天的なもの、バストの成長とともに現れる後天的なものがありますが、妊娠を経験した女性や体重増減を繰り返す女性に多いです。
乳輪縮小術には、乳輪の径を小さくする、乳輪の広さを狭くなる、そのどちらも行うなどアプローチ方法はいくつかあります。乳輪自体を小さくすれば、貧乳であってもバスト全体の印象は変わるでしょう。
手術方法は乳頭の近接部分を切除する方法と、乳輪の一番外側を切除する方法の2種類です。乳頭の近接部分を切除する場合、乳頭のすぐ近くから余分な部分を取り除いて乳輪の範囲を狭くします。
乳頭の根元部分と切除した乳輪の内側を丁寧に縫合して、乳輪を小さくします。それほど乳輪の面積を小さくさせる必要がない場合に、この方法が用いられることが多いです。
乳輪の一番外側を切除する方法では、乳輪の余分な部分を外側から取り除きます。狭くなった乳輪の外側部分と肌色の皮膚の部分を、丁寧に縫合して乳輪を小さくします。この方法は、できるだけ乳輪の面積を小さくしたいという人におすすめです。
<乳輪縮小術は公的医療保険が適用されない自由診療です。>
標準的な費用 | 片側198,000円(税込) 両側330,000円(税込) |
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目安の治療期間及び回数 | 治療時間・期間 60分~90分・1日 通院回数 2~3回 |
リスク・副作用 | ・腫れ 術後、治療部位に腫れが生じることがあります。2~3週間ほどでおさまります。 ・内出血 施術による出血で、胸全体が薄い紫色の内出血になる場合があります。2週間程度でおさまります。 ・左右差 仕上がりに左右差が生じることがあります。明らかな左右差が生じている場合、再施術をする場合もあります。 ・乳輪・乳頭の位置が低すぎる・高すぎる 乳輪や乳頭の理想的な位置は個人差があります。位置が気になる場合、6か月以上経過後に手術で位置を修正できます。乳輪の変形が残ることがあります。 ・傷跡 傷跡が赤く盛り上がる、段差や凹みができる、傷跡と皮膚の色の違いが出るなど、傷跡が目立つ場合があります。気になる場合は医師に相談しましょう。 ・感覚の薄れ 施術によって乳頭の知覚神経が損傷されるため、感覚が薄れることがございます。半年から1年ほどで時間の経過とともに回復しますが、元の状態まで戻らないことがあります。 ・乳首や胸の組織・皮膚の壊死 手術により乳首やバストの組織が壊死することがあります。早めの対処が必要なため、医師に相談しましょう。 ・乳輪の輪郭がくっきりする 手術後、乳輪の輪郭がくっきりすることがあります。バストの吊り上げに伴って避けられない変化です。 ・乳輪の形の変形 手術後に乳輪の形が変形することがあります。気になる場合は修正手術が可能です。 ・感染 術後、熱感・痛み・腫れ・赤みが増す、あるいは長引く場合があります。内服薬の服用や抗生剤を投与します。 ・血が溜まる 術後、皮膚の中で出血が起こると、傷のなかに血が溜まって腫れ上がります。傷を開け、溜まった血を排出する処置をします。 ・傷が開く 稀に、糸が外れて傷が開いてしまうことがあります。傷が開いた場合は、再度縫合します。 ・中縫いの糸が出てくる 皮膚の下の組織を縫い合わせている糸が出てくることがあります。そのままにしておくと化膿する恐れがありますので、早めに抜糸を行います。 |
陥没乳頭形成術
陥没乳頭形成術は陥没した乳頭を手術で改善します。陥没乳頭とは、乳頭がへこんでしまっている状態のことです。
陥没の程度には種類があり、刺激や吸引によっても埋没したままの場合は「真性」、刺激を与えると乳頭が出てくる場合は「仮性」と呼びます。陥没の程度が強い場合は手術対象となり、強い陥没乳頭になるほど完全に突出した乳頭を形成するのは難しいです。
陥没乳頭形成術では、乳管を切る方法と切らない方法の2種類があります。乳管を切らない方法では、乳管周囲を剥離し、皮膚を形成することで乳頭を表に出します。乳管を切る方法は、乳頭の基部に平行な上下切開を行い、乳頭が充分に突出するようにして、切開線の端と端を縫合する手術です。
<陥没乳頭形成術は公的医療保険が適用されない自由診療です。>
標準的な費用 | 片側198,000円(税込) 両側330,000円(税込) |
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目安の治療期間及び回数 | 治療時間・期間 30分~1時間・1日 通院回数 2~3回 |
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リスク・副作用 | ・腫れ 術後、治療部位に腫れが生じることがあります。1週間ほどでおさまります。 ・内出血 施術による出血で、胸全体が薄い紫色の内出血になる場合があります。2週間程度でおさまります。 ・痛み 手術中は麻酔をしているため無痛です。術後の痛みは処方する痛み止めで十分対応できる程度です。 ・傷跡 傷跡が赤く盛り上がる、段差や凹みができる、傷跡と皮膚との色の違いが出るなど、傷跡が目立つ場合があります。気になる場合は医師に相談しましょう。 ・効果が不十分 乳管が短いと乳頭を十分に引き出せないことがあり、引き出しても高さが物足りないことがあります。再手術や搾乳機の使用で対応しますが、再手術でも希望の結果を保障できない場合があります。 ・乳頭が大きすぎる 術後6か月ほどはむくみがあるため、大きく見えることがあります。必要に応じて乳頭の縮小手術を行います。 ・左右差 元々の乳頭の左右差により、術後に左右差が生じることがあります。明らかな左右差がある場合、大きい側を縮小する処置を行いますが、完全に左右対称にはなりません。 ・乳頭の壊死 乳管や線維組織を切除する際、乳頭の血管も一部切除するため、血行不良が生じることがあります。早めの処置が必要で、壊死が起こった場合は軟膏を処方し、必要に応じて皮膚移植や乳頭再建術を行います。 ・陥没症状の再発 術後に乳頭の付け根のしめつけが緩むと、再度陥没する可能性があります。再発した場合は再手術を行います。 ・乳管の切除と授乳への影響 陥没乳頭の方は乳管の発達不全や術後の瘢痕により、授乳が難しくなることがあります。授乳率を高める保証はできません。 ・感覚の薄れ 施術によって乳頭の知覚神経が損傷されるため、感覚が薄れることがございます。半年から1年ほどで時間の経過とともに回復しますが、元の状態まで戻らないことがあります。 ・感染 術後、熱感・痛み・腫れ・赤みが増す、あるいは長引く場合があります。内服薬の服用や抗生剤を投与します。 ・血が溜まる 術後、皮膚の中で出血が起こると、傷のなかに血が溜まって腫れ上がります。傷を開け、溜まった血を排出する処置をします。 ・傷が開く 稀に、糸が外れて傷が開いてしまうことがあります。傷が開いた場合は、再度縫合します。 ・中縫いの糸が出てくる 皮膚の下の組織を縫い合わせている糸が出てくることがあります。そのままにしておくと化膿する恐れがありますので、早めに抜糸を行います。
乳房縮小・乳房固定術乳房縮小・乳房固定術は乳房肥大やそれにともなうバストの下垂を改善する手術です。乳房縮小術は欧米ではごく一般的な手術であり、肥大乳房による肩こりや猫背、頭痛や吐き気などを解決できます。 乳房下部の肥大した乳腺組織や脂肪細胞を除去して、乳頭乳輪を理想的な位置に移動するとともに、余分な皮膚を切除し縫合することで形の乳房を形成します。乳房縮小術では乳腺組織の一部を切除するため、術後は授乳が困難になる可能性があります。 乳房固定術は授乳後や加齢にともなってバストが下垂したい場合に、吊り上げる手術です。乳輪や乳頭の位置を引き上げることで症状を改善しますが、大きな皮膚、乳腺組織の切除はあまり必要ありません。また下垂の状態に応じて、術式が異なります。 <乳房縮小術・乳房固定術は公的医療保険が適用されない自由診療です。>
貧乳でバストの下垂が気になるという人に乳房固定術はおすすめです。下垂の程度や状態、乳房の大きさなどによって、豊胸術で改善が期待できるケースと、乳房固定術で改善が望めるケースがあるため、カウンセリングで相談してみるとよいでしょう。 城本クリニックでは、紹介した豊胸・乳頭・乳輪の手術を行っています。幅広い経験を持つ医師が術前から術後までしっかりと対応してくれるため、胸のお悩みをお持ちの方は、ぜひ一度ご相談ください。 まとめこの記事では、貧乳になる原因や自宅で簡単にできるバストアップ方法、バストアップに必要な栄養素などについて解説しました。 なぜ胸が小さいのか貧乳の原因を理解し、マッサージや姿勢の改善など自宅でできるバストアップに取り組んでみましょう。バストアップに効果があるとされる栄養素も取り入れてみましょう。 また、美容整形外科での豊胸手術についてもご紹介しました。美容整形外科ではさまざまな豊胸術を取り扱っており、手軽にできるヒアルロン酸注射から確実に胸を大きくできるシリコンバッグ豊胸まであります。 貧乳のコンプレックスを解消したいという人やすぐに胸を大きくしたいという人は、美容整形による豊胸術をおすすめします。 城本クリニックではヒアルロン酸豊胸、脂肪注入法(ピュアグラフト豊胸)、人工乳腺法(シリコンバッグ)の3種類の豊胸術を実施しています。理想とするバストを実現するために、患者一人ひとりにあった豊胸術を提案することが可能です。 また乳頭縮小術、乳輪縮小術、陥没乳頭形成術などバストに関する悩みを解消できる手術も行っています。日本美容外科学会・日本形成外科学会の専門医が多数在籍しております。胸でお悩みの方は、ぜひ一度ご相談ください。 本コラムの監修医師1978/04:富山医科薬科大学医学部医学科入学 医学博士 / 日本美容外科学会専門医 CONTENTS 豊胸・豊胸手術TOP |