胸の形が悪いのは改善できる？　セルフケアや美容治療を含めて詳しく解説 | 豊胸・豊胸手術なら城本クリニック。

COLUMN胸の形が悪いのは改善できる？　セルフケアや美容治療を含めて詳しく解説

バストの悩みとしては「大きさ」がイメージされやすいですが胸の形が悪いから改善をしたいというご相談は多く、非常に多くの方が悩みを抱えている部分です。
今回は胸の形に関して、具体的に改善する方法などを詳しく解説いたします。

胸の形が悪いと悩む方の多い内容

バストの形状は人それぞれ異なるものであり、基本的には「どの形が良いor悪い」というものではありませんが、クリニックでよく相談をいただくお悩みとしては下記のようなものがあります。

離れ乳

バストが外側にむかっているような形状で、左右のバストが離れているように見えてしまう状態です。
明確にどの程度以上離れていると「離れ乳」に該当するかといったような定義はありませんが、ある程度ボリュームはあるはずなのに胸の間に谷間ができないという方や、乳頭の位置が正面から見た時に乳房の中心より外側にあると離れ乳だと感じやすいといえます。

離れ乳の方は谷間ができにくいためバストサイズが実際よりも小さく見えやすい点や、ワキよりも外側に流れてしまう事で体型が太って見えてしまいやすいなどの特徴があります。

垂れ乳

バストが垂れ下がっている状態で、とくに授乳後や加齢などでこの状態となって悩まれる方が多いです。
「Regnault分類」という評価基準では乳頭の位置がバストの下のラインより下方に来ると、乳房下垂の状態となりますが、そこまでの状態ではなくても、デコルテ側のボリュームが少なく乳房の下半分にボリュームが集まっているような状態だと「垂れ乳」と感じるかもしれません。

垂れ乳の方はデコルテのボリュームが少ない事によりバスト全体が痩せて見えやすい事や、老けて見えやすいという特徴があります。

左右差

筋肉のつきかた等により、左右のバストで大きさやトップ位置などに差がある事は普通ですが、その差が大きいと胸の形が悪いと感じやすくなります。
ブラジャーのサイズは左右で同一の事が多いため、左右差が大きいとどちらか又は両方の保護が不十分となってしまいやすいといった面もあります。

乳輪・乳頭が大きい

乳輪や乳頭が大きいというのも胸の形に関するお悩みでよくご相談いただく内容です。
遺伝的な要因が大きいですが、授乳などによって乳頭が大きくなる事もあります。
また、乳輪や乳頭の色が濃いなどで目立ってしまうケースもあります。

理想の胸の形とは？

バストの形については人それぞれ理想とする状態にも違いがあるかと思いますが、一般的に下記のような要素を満たす状態が理想的とされます。

適度にバストのボリュームがあるお椀型

乳房の形はデコルテからしっかりと膨らみがあり、お椀をかぶせたような半球型の形状が理想的とされています。
そのため、バストが大きすぎても全体の形としてはバランスが悪く見えてしまうこともあり、適度なサイズである事がポイントとなります。

鎖骨の中心とバストトップを結んだ線が正三角形

首元にある鎖骨の中心部分と左右のバストトップの3点を結んでできる三角形が「正三角形」である事が、バストの理想的な形の一つのポイントといわれています。
バストトップ同士を結んだ線が他よりも長いと離れ乳の印象となり、鎖骨の中心とバストトップを結んだ線が長いと垂れ乳の印象となります。

また、バストトップの位置は腕を垂直に下げた際に、肩と肘の中間あたりにあると良いとされています。

バージスラインがくっきりと出ている

バスト下部にある、バストとアンダーの境目部分をバージスラインと呼びます。
バージスラインがくっきりと出ていると、バスト全体の形が目立つため綺麗にみせる事ができます。

バストが脇にはみ出さない

正面から見た時、バストがワキの方にはみ出さず、綺麗な丸い形になっていると綺麗に見えやすくなります。

バストの形が崩れる原因

バストの形が崩れてしまう原因には下記のようなものが挙げられます。

クーパー靱帯の損傷

バストは大胸筋や皮膚と乳腺を繋ぐ「クーパー靱帯」という組織によって形が保たれていますが、クーパー靱帯は一度切れてしまうと回復する事がなく、クーパー靱帯が切れてしまうとハリのないバストの形となってしまいます。

運動などによって激しく上下にバストが揺れたり、強く引っ張るなどの力が加わるとクーパー靱帯が損傷してしまう可能性があります。

胴体の形

胴体が上から見た時に丸い形をしていると、バストの方向が外向きになりやすいため離れ乳となる可能性が高まります。
遺伝的な面もありますが、太るなどの体型変化が原因となる事もあります。

筋肉の衰え

バストを支えている大胸筋や小胸筋といった筋肉が衰えると、バストの土台が弱くなるためボリュームが減少したり、下垂した状態になりやすいといえます。
適度に筋力を維持する事でバストを持ち上げられる土台となり、バストがハリのある上向きの状態を作る事ができます。

授乳などによる変化

妊娠や出産に伴ってホルモンバランスが変化すると、授乳のためにバストサイズが１～２カップほど大きくなります。
このサイズ変化は授乳が終わると元の状態に戻りますが、バストが大きく張っていた状態から元の状態に戻ると皮膚が伸びたままとなるため、タルミなどの原因となります。

胸の形を綺麗に保つためのセルフケア

胸の形を綺麗に保つためには、下記のセルフケアを意識するとよいでしょう。

ブラジャーを正しく着用する

胸の形が崩れてしまう一番の原因は、胸が適切に支えられていないために大きく動いてしまったり、圧迫されて血流が悪くなってしまう事などでクーパー靱帯等の胸の組織がダメージを負ってしまう事です。
胸を保護する役割としてのブラジャーを正しく着用する事はとても重要で、適したサイズのブラジャーを着用する事や、日常生活とスポーツを行う際、寝るときなど場面にあわせたタイプのものを着用するといった対応を心がける事で形が崩れてしまうのを防げます。
胸やアンダーバストのサイズは体型によって変化しますので、定期的にサイズをはかって適したサイズのブラジャーに交換していく事も大切です。

また、ブラジャーは胸のサイズに合せるだけではなくバージスラインの形が合っているものを選ぶなど、形をしっかりと合せる事も必要です。
自分自身にしっかりとフィットするサイズ・形のブラジャーを選択し、着用の際はしっかりとワキに流れてしまわないようにバストを集めてブラジャーにおさめ、ストラップの長さもピッタリの位置になるよう調整しましょう。

大胸筋をトレーニングする

バストの土台である大胸筋がしっかりしていると、バストの形が上向きでハリのある状態に近づきます。
大胸筋のトレーニングとしては腕立て伏せ（プッシュアップ）がイメージしやすいですが、足を延ばしての腕立て伏せが難しい方は膝を立てた状態で行ったり、真っすぐ立って壁に向かって体を倒れこませるような形で腕立て伏せを行うなどすると良いでしょう。
手のひらを胸の前で合掌させる形で合わせ、両手を押し合うトレーニングも大胸筋に有効です。

背中や胸周囲の筋肉をストレッチする

背中や胸周囲の筋肉がこっていて柔軟性が無くなっていると、バストが引っ張られて形が悪くなってしまいます。
特にデスクワークの方や、日常的にスマートフォンなどを多用している方は肩回りから首、背中と筋肉が筋肉状態になりがちですので、定期的にストレッチをして血流を促すようにすると良いでしょう。

バストの形を綺麗に見せるためには大胸筋や小胸筋のストレッチも有効で、両手を背中側で組んで後ろに引き、胸を開くように伸ばすようなストレッチがおすすめです。

正しい姿勢を心がける

猫背や巻き肩など、姿勢が悪いとバスト周囲の筋肉がこって血流も悪くなり、胸の形を悪くしてしまう原因となります。
特に最近はスマートフォンを使用する際の姿勢で首が前傾した状態となり、首や肩の負担が大きくなるといったケースが多くなっていますので、日常から正しい姿勢を心がけるようにしましょう。

胸の形を改善する美容整形

美容整形では胸の形を整える様々な方法がありますが、特に人気の治療をご紹介します。

脂肪注入による豊胸術

太ももやお腹などから脂肪吸引を行い、その脂肪をバスト内に注入する豊胸術です。
注入された脂肪は５～８割程度が定着して残り続けるため、永続的なバストアップ効果と脂肪吸引による痩身効果を一度に得る事ができます。
単純にバストサイズをアップさせるだけではなく、デコルテ側のボリュームが増えるように注入を行ったり、バストが内向きとなるように注入を行うなどバストの形を整える方法としても非常に有効です。

脂肪吸引が比較的ダウンタイムの長い治療となりますが、治療後1ヶ月程度しっかりと圧迫固定をして過ごす事で自然な柔らかさの綺麗なバストが手に入るため、非常に人気の高い治療となっています。

乳房吊り上げ術

乳輪周囲の皮膚や乳房下部のタルミとなっている組織部分を必要に応じて切除し、上部に吊り上げながら縫いとめる事で乳房全体を持ち上げる治療法です。
乳房下垂を改善し、バストをハリのある綺麗な形にします。
豊胸術のようにバストそのもののボリュームを増やすわけではありませんが、下垂した部分が持ち上がる事によってバストサイズがアップしたようになるケースもあります。

ヒアルロン酸注入による豊胸術

体内でアレルギー反応などの可能性が殆どないヒアルロン酸のジェルを注入し、バストサイズをアップさせる治療法です。
脂肪注入同様、注入の方法によってバストサイズを単純にアップさせるだけではなく形を綺麗に整えるために有効な治療が行えます。
ヒアルロン酸のジェルは注入後徐々に分解されていき、最長で２～３年が経過すると元の状態に戻っていくため、脂肪注入のような効果の持続は期待できません。
また、繰り返しの注入はしこりなどのトラブルに繋がる可能性がありますので、一時的な改善ではなく長期的に改善させたい場合は脂肪注入などの方法を検討した方が良いでしょう。

まずは一度ご相談ください

胸の形が悪いと感じたら、まずは一度城本クリニックにご相談ください。
城本クリニックでは美容形成外科分野に精通した専門の医師が、ご来院いただく一人ひとりのお悩みをじっくりとお伺いし、適切な診断の上で最適なケア方法や、美容治療で行える改善方法をご案内させていただいております。
もちろん相談、カウンセリングは無料となっておりますので、まずは一度お気軽にご相談いただければ幸いです。

本コラムの監修医師