コラム

COLUMNヒアルロン酸注入による豊胸はどのくらい効果が持続する? 長持ちさせるためには?

切開などを行わずに注射だけで行う事が出来る手軽さから人気のヒアルロン酸注入ですが、豊胸術でもプチ豊胸として多くの肩が治療を受けています。
ヒアルロン酸注入は必ず効果の持続期間に限りがある治療法となっていますが、実際にどの程度効果が持続するのか、そしてなるべく長持ちさせるためにはどうしたら良いのかについて解説いたします。

ヒアルロン酸注入の効果は一定期間でなくなる

ヒアルロン酸は水分を多く抱える事ができる成分で、ヒアルロン酸の粒子に水分を吸収させる事でゼリー状の素材にして、これを注射器で皮下に注入する事で様々な美容整形術に用いられています。
ヒアルロン酸豊胸はその一つで、粒子が大きくてやや硬いゼリー状にしたヒアルロン酸を、主に乳腺と大胸筋の間あたりに注入する事でバストの組織を持ち上げ、ボリュームアップさせる治療です。

こうした手軽な注入治療として使用される事の多いヒアルロン酸ですが、何故注入物としてヒアルロン酸が用いられるかというと、それはヒアルロン酸が元々体内でも作られている成分であり、注入してもアレルギー反応などが出る心配が少ないからです。
肌の保湿成分や関節のクッションなどの役割として体内の様々な部分に存在しているヒアルロン酸は、必要に応じて体内で新しいものが作られたり、古いものが分解されたりを繰り返しています。
そのため、注射によって注入されたヒアルロン酸も一定期間が経過すると徐々に分解されていってしまい、最終的には完全に無くなって注入前の状態に戻る事となります。

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豊胸術のヒアルロン酸が持続する期間は2~3年

このように体内で徐々に分解が進んでいくヒアルロン酸ですが、豊胸の場合はだいたい2~3年程度で完全に分解されるといわれています。
美容整形として注入されるヒアルロン酸の中では豊胸に使用されるものは比較的長持ちする方で、粒子が大きく硬めのゼリー状にするため、分解されるまでの時間も長くなっています。

ただしこの「2~3年持つ」という表現には注意が必要で、実は本当に豊胸の効果を十分に実感できる期間についてはこれよりも大幅に短い事が殆どで、だいたい半年から1年が経過すれば十分な豊胸効果が発揮されているとは実感しにくくなります。
なぜなら、前述の通りヒアルロン酸は「徐々に分解されていく」という性質があるものであり、完全に無くなるまで2~3年かかったとしても、注入直後と比べて1年が経過すればその量は大幅に減っている状況となるためです。

ヒアルロン酸注入による豊胸はシリコンバッグの挿入や脂肪注入と比べて手軽である事は間違いありませんが、効果の持続期間についてはどうしても限りがあるものですので、治療を受ける際には長期的にどのようなバストの状態を維持したいかを考えて検討するようにしましょう。

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ヒアルロン酸豊胸の持続期間を長持ちさせるポイント

ヒアルロン酸豊胸の効果は必ず一定期間でなくなってしまうものですが、出来るだけその効果を長持ちさせたいですよね。
効果を長く持続させるためにはいくつかのポイントがあります。

1.長持ちするヒアルロン酸を注入する

一つ目のポイントは、当たり前ではありますが効果が持続するヒアルロン酸注入を選ぶ事です。

ヒアルロン酸の薬剤は粒子の大きさなどで硬さや持続期間が異なり、豊胸用では硬めかつ長持ちしやすいものを使用しているクリニックが殆どですが、その中でも製剤によって持続する期間には差がありますので、なるべく長く持続する実績のあるものを選ぶと良いでしょう。

また、単純に製剤の種類を長持ちするものにするだけではなく、適切な管理や使用法を徹底しているクリニックで治療を受ける事も大切です。
同じヒアルロン酸製剤を使っていたとしても正規の仕入れではない製剤を使用しているなど、薬剤の管理方法が不十分になっていると適切な効果が発揮されない事があります。
正規の取り扱いをおこなっているかどうかは医院のホームページや薬剤のメーカーなどから確認できる場合がありますので、こうした情報をチェックすると良いでしょう。

不適切な管理の薬剤であったり、品質の低い薬剤を使った治療では効果が長持ちしないだけではなく炎症やしこりといったトラブルも発生しやすくなりますので、特に注意が必要です。

2.技術力の高い医師の施術をうける

ヒアルロン酸の効果を長持ちさせるためには、適切な位置に適切な分量の注入を行う必要があります。
注入は単純に注射針を刺してヒアルロン酸を塊として注入するのではなく、お悩みの内容などに合せて細かく分散させながら注入を行うのですが、綺麗な形を作りつつ効果を持続させるためには医師の知識や技術が必須です。

技術力が高い医師を選ぶといっても簡単ではありませんが、ポイントとしては皮膚科などの専門ではなく、形成外科の専門医など人体を解剖的に把握している医師や、症例が多い医師を選ぶなどが挙げられます。
症例についてはクリニックのホームページやSNSだけではなく、カウンセリングの場で様々な症例を紹介されるケースが多いので、出来れば直接カウンセリングを受けるなどで医師の症例をチェックして比較すると良いでしょう。

3.バランスの良い食事を心がける

ヒアルロン酸の合成は体内でも常に行われていますが、食事のバランスが崩れて新しく合成するための栄養素が不十分になってしまうと、新しくヒアルロン酸を作るための材料を確保するため古いヒアルロン酸の分解が促進されてしまう可能性があります。

どの美容治療でも同じですが、治療効果を最大限に発揮させるためには日々の食事をバランスよく適切に摂取する事が大切です。

4.圧迫や刺激を避ける

ヒアルロン酸は粘度の高いジェルですので、強く圧迫されると移動してしまうなど最適な効果を発揮しにくい状態となってしまう可能性があります。
特に注入直後は注意が必要で、体になじむまでの1週間程度はうつ伏せになるなどの行為は避けて生活する必要があります。

注入から1週間程度が経過すれば注入したヒアルロン酸が馴染んであまり気にしなくても大丈夫にはなりますが、それでもやはり強く圧迫されたり、刺激をうけたりすると影響が出てしまう可能性がありますので注意しましょう。

5.定期的に注入を行う

ヒアルロン酸は徐々に減少していってしまうので、効果を持続させるためには半年に一度などのペースで減った分を少しずつ追加するといったような形で治療を受けると良いといえます。

ただし、繰り返しの注入はしこりなどになるリスクも高くなってしまうため、永続的な効果を求めるのであれば脂肪注入など他の豊胸術への切り替えなども検討した方が良いでしょう。

また、繰り返し注入を行う場合はすでに注入されているヒアルロン酸の位置や分量によって最適な位置を調整する必要があるため、同じ医師による施術を受けた方が良いといえます。

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長期間持続するといわれる「アクアフィリング」とは

アクアフィリングはヒアルロン酸と同じような注入剤で、日本でも豊胸治療として一部のクリニックで利用されています。
構成としては98%の水分(生理食塩水)と2%のポリアミドで出来ているとされ、ヒアルロン酸と同じようにアレルギー反応を起こす可能性が低く、最終的には吸収されるもののその期間が5年ほどもつため、持続期間がより長い治療として売り出されていました。

しかし、これまでの症例でアクアフィリング豊胸を行った際にしこりや炎症が発生するといったトラブルも多く、安全性が確立されていない事からアメリカのFDAがアクアフィリング豊胸を認可しておらず、日本美容外科学会でもアクアフィリング豊胸については自粛を求められています。

また、注入を行ってしまうとヒアルロン酸のように分解して除去する事が出来ず、しこりとなってしまった場合には除去のための手術が必要となります。

一部のクリニックでは今も「ヒアルロン酸より長持ちで自然」という紹介をしながら導入を行っている状況ですが、こうしたリスクがある事をしっかりと認識しておくようにしましょう。

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ヒアルロン酸注入を繰り返すなら脂肪注入もおすすめ

脂肪注入豊胸は太ももやお腹などの脂肪吸引を行い、採取した脂肪細胞をバスト内に注入するといった豊胸術です。

注入された脂肪細胞は50~80%程度の割合で定着し、ヒアルロン酸注入のように一時的な効果ではなく永続的な豊胸効果を得る事ができます。

脂肪吸引が比較的ダウンタイムの長い治療であるため、術後の1ヶ月程度はケアなどをしっかりと行う必要がありますが、脂肪細胞の注入であるため仕上がりが非常に自然で、効果がずっと持続するという点ではヒアルロン酸注入よりも優れているといえます。

ヒアルロン酸注入は一時的にバストの形を整えるなど、少ないリスクで手軽に受ける事が出来るという点では非常にすぐれた治療ですが、繰り返しの注入はどうしてもしこりなどのリスクが強くなってしまうため、ボリュームを維持しつづける為に何度も注入を行うのであれば、脂肪注入豊胸への切り替えなどがおすすめです。

実際にどの治療法が最適なのかは一人ひとりの体質や目的、予算感などによって異なりますので、豊胸してみたいという方はまずは一度お気軽にご相談ください。
城本クリニックでは専門の医師が適確な診断とご要望を丁寧に伺いながらのカウンセリングで、最適な治療プランをご提案させていただいております。

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本コラムの監修医師

1978/04:富山医科薬科大学医学部医学科入学
1984/03:富山医科薬科大学医学部医学科卒業
1984/06:大阪市立大学医学部付属病院研修医
1986/04:大阪市立大学大学院医学研究科外科系外科学専攻
1990/03:大阪市立大学大学院医学研究科外科系外科学修了
1990/04:田辺中央病院医長
1991/04:城本クリニック

医学博士 / 日本美容外科学会専門医
第105回日本美容外科学会 会長
城本クリニック総院長 森上和樹

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