NMN点滴

遺伝子修復タンパク「サーチュイン」に働きかける新時代の最高峰エイジングケア

NMN点滴とは医療の分野で多くの注目を浴びている、次世代のエイジングケア治療です。
アメリカのハーバード大学医学部の研究によって若返り効果が発見されたもので、「若返りの薬」として世界中で注目されています。

今、巷で多くの注目を集めるNMNという成分は、正式名称を「ニコチンアミドモノヌクレオチド」といい、「サーチュインタンパク」を活性化し、臓器や組織を修復するという作用を持つものです。

NMNの体内における合成量は加齢により減少する事から、これが身体機能や認知機能の低下の原因のひとつとされており、NMN点滴療法などによって直接取り入れる事で実年齢よりも若々しく健康的な身体機能を保つという効果が期待されています。

また、このNMNは、食材には多く含まれていない成分のため、サプリメントや点滴を取り入れることで、効率よく身体に取り込むことができます。

サーチュイン遺伝子とは

サーチュイン遺伝子（Sirtuin）は、元々は酵母（菌）などの老化を抑制する遺伝子として発見されたもので、これと同じ働きの遺伝子がヒトにも存在すると判明してから、老化予防の目的などで盛んに研究されるようになった遺伝子です。
体の中の様々なところに存在し、サーチュイン遺伝子によって作られる「サーチュインタンパク」がダメージを受けた細胞をDNAレベルで修復する事や、エネルギー産生のミトコンドリアを活性化、増殖させる事などによって体内の様々な器官や組織を回復させるため、長寿遺伝子とも呼ばれています。
サーチュインはカロリー制限による空腹や赤ワインポリフェノールの一つである「レスベラトロール」などによっても活性化させられる事が判明していますが、より直接的に働きかけを行う方法として注目されているのが「NMN点滴療法」です。

NMN点滴療法で改善が期待できるお悩み

肌にハリやツヤが無くなってきた
ダイエットをしてもなかなか痩せない
いくら寝ても疲れがとれない
体力の衰えを感じる、疲れやすい
集中力の低下や物忘れが多くなった
シミやシワといったエイジングサインが気になる
髪の毛が細く、薄くなった

大学研究機関等におけるNMNの研究報告

ハーバード大学医学部のデビッド・シンクレア教授によれば、NMNを「生後22ヶ月（人間の60歳）のマウス」に投与したところ、「1週間後に、生後6ヶ月（人間の20歳）のマウスに相当する筋肉になっていた」という報告がされています。また、メスのマウスにNMNを投与したところ寿命が１６％伸びたという結果や、糖尿病の数値が改善したという報告など、多様な症状の改善に効果を発揮している事が分かります。

日本国内でも研究が進められており、東京大学の研究によればNMNをサプリメントによって経口摂取する事でも、高齢者の歩行などにおける運動機能を改善させた効果が認められ、健康面や美容面、そして認知機能といった幅広い面でのリバースエイジングが期待できる事が明らかになってきています。

加齢≠老化

よく同一に考えられがちな「加齢」と「老い（老化）」。これは似て非なるものです。時間と共に年齢を重ねていくことが「加齢」であり、「老化」とは時間経過に伴い、身体機能が衰えていくことです。つまり、加齢を重ねても身体機能が衰えない状態を保つことが、アンチエイジング（抗老化）の基本なのです。

「NMN」と「NAD＋」

NMNが紹介される場合、よく一緒に紹介されるのが「NAD＋」という言葉です。 NAD＋はNMNから作られる物質で、NMNが細胞に届けられる際にNAD＋という物質に変わり、このNAD＋がサーチュイン遺伝子やミトコンドリアの活性化を促進します。

NAD+は体の多種多様な働きを促進

NAD+は適度な運動や食事などによって体内にて合成が行われ、細胞のエネルギー代謝やDNAの修復といった働きを促進します。
これにより認知機能や免疫機能といった身体の様々な機能に影響を与えており、NAD+不足により進行する老化現象は体中の様々な所に影響を及ぽしている可能性があります。
NAD+の不足は万病の元と言えるでしょう。

加齢により減少するNAD+

代謝の源であるNAD+は加齢とともに減少し、50代後半には20代の半分程になり、その後も減少し続けます。
NAD+は代謝機能に重要な役割を果たしており、「老化」の原因要素のひとつとして補酵素NAD+不足が、世界の老化研究で重要なテーマとされています。

なぜNAD+不足に対しNMNが有効なのか

NAD+はNMNを摂取することによりすぐに増えることが分かっています

老化を止めるには不足したNAD＋自体を補えば良さそうなものですが、NAD+はそれ自体を摂取してもほとんど細胞に取り込まれず、十分に作用できない事が判明している他、NAD+を高容量で投与すると不眠や疲労といった副作用が生じる事もわかっています。また、食薬区分でも登録されておらず、日本国内では食品として使用することができません。

そこでNAD+の前駆体であるNMNを取り込むことが、体内でNAD+を増加させるためには効果的といわれており、NMNは細胞に取り込まれやすく、細胞に取り込まれるとNAD+に変換されるため、NMNを点滴によって投与する事ですぐに体内のNAD＋濃度が高まる事がわかっています。

NMNによってNAD＋を高めることで、修復タンパクであるサーチュインタンパクの活動環境が整い、サーチュインタンパクは遺伝子レペルで細胞を修復する働きがあるため、老化予防につながります。

NMN点滴の主な効果

長寿遺伝子の活性化　若々しさがよみがえる
体力がよみがえる
熟睡できる
エストロゲンの上昇
運動中の呼吸が楽になる
肌のキメがアップ
ミトコンドリアの活性化
頭がスッキリする
思考・集中力が高まる
代謝が上がる

CONSULTATION　NMN点滴の料金

	1回	5回	10回
NMN点滴150mg	35,000円	166,250円	315,000円

NMN摂取方法の比較

NMNは点滴療法の他にも、食物やサプリメントなどによって取り入れる方法があります。
それぞれの方法についてのメリットやデメリットは下記の通りです。

食事での十分な量の摂取は現実的に困難

NMNは、枝豆やプロッコリー、アポカドなどの野菜やフルーツ、タネ類などに含まれていますが、100g中の含有蜃は1mg程度とごく微量で、プロッコリーの場合100mgのNMNを摂取しようとすると約40kgもの量が必要になります。
このことから、NMNを十分に摂取する事を目的として食事を行う事は現実的に困難といえます。もちろん、上記の食材はNMN以外にも豊富な栄養素を含んだ食品であるため、バランスの良い食事を目的として取り入れる事は健康面、美容面ともに大きな意味があります。

サプリメントでの摂取

サプリメントでもＮＭＮの摂取は可能で、多種多様な商品が販売されています。
サプリメントによる摂取を行った場合、胃腸により分解および吸収されてから血管に取り込まれて全身に運ばれる事となりますが、摂取したNMNが全て細胞で活用されるわけではないため、より直接的に取り入れる事ができる点滴の方が効果を発揮しやすいといえます。
また、サプリメントでの摂取ではまず肝臓でのＮＡＤ＋の濃度が向上し、その後他の部位にも広がるという流れとなりますが、点滴療法では各臓器におけるNAD+濃度が同時に上昇する事が確認されており、全身で広く有効となる事が期待しやすいといえます。

質の高いサプリメントは高額なものが多いといえますが、NMN点滴療法と組み合わせる事などで有効活用すると、より高い効果が実感しやすいでしょう。

スキンケアコスメなどによる導入

NMNが配合された美容液やシートマスクなども増えてきていますが、現在のところスキンケアコスメに配合されたNMN成分が直接肌の細胞にどのような影響を与えるかは明確になっていません。
一部の報告によれば角質細胞におけるNMN濃度およびNAD+濃度の向上が確認されているため、皮膚のエイジングケアとして効果を発揮する事が期待されています。

NMN点滴療法のリスク・副作用

NMNは元々体内で合成される物質であり、加齢による減少を補う目的での治療となりますので、現在のところNMN点滴には特に大きな副作用は報告されておらず、安全性の高い治療法として受けていただけます。
ただし、点滴治療により血管に針を刺すため、場合によっては血管痛や注射部位への赤み、軽度の腫れなどが生じるリスクはあります。

NMN点滴療法の流れ

医師による診察とカウンセリング

患者様の健康状態などを診察し、治療の適応となるかどうかを確認します。
ＮＭＮ点滴によって期待できる効果の説明や注意点などについて、医師が説明を行います。

点滴の実施

点滴は20～30分ほどで終了いたします。
治療中に気分が悪くなるなど何かトラブルがありましたら、すぐにスタッフにお声がけください。
ＮＭＮ点滴では点滴の最中から視界がクリアになるなどの効果を実感いただける事もあります。

ご帰宅

ＮＭＮ点滴は特にダウンタイム等ございませんので、施術後は通常通りの生活を過ごしていただけます。

施術の間隔について

治療効果をより実感いただくため、始めの2か月間は2週間に1回程度、その後は月に１～２回を目安として定期的な施術がおすすめです。

NMN点滴に関する詳細情報

施術時間	20～30分程度
ダウンタイム	ありません
傷跡	点滴跡として赤みや軽度の腫れが生じる事がありますが、すぐに解消します
効果が出るまで	術後から代謝機能の向上により徐々に効果が表れます
最適な治療頻度	治療開始から2か月程度は2週間に1度。その後は1ヶ月に１～２回の点滴を推奨しています。

NMN点滴に関するよくある質問

城本クリニックに多く寄せられるご質問を掲載しています。

NMN点滴は安全ですか？: NMNはもともと体内で合成されている物質のひとつであり、点滴による副作用等は特になく安全性の高い治療です。
城本クリニックでは国産のNMN粉末を使用し、保管および使用の方法についてもすべてメーカーの推奨方法を遵守しておりますので、安心して治療を受けていただけます。
NMN点滴で糖尿病は治りますか？: NMN点滴療法による様々な疾患の改善が報告されておりますが、当院では疾患治療の目的ではご提供を行っておらず、あくまでも美容目的を中心とした自由診療となりますので、ご了承ください。
NMNサプリメントを服用しているが点滴を受ける事は可能か？: NMNをサプリメントで摂取されている方でも、点滴治療を受けていただく事は可能です。最適な頻度などについては医師とご相談ください。
誰でも効果を実感できますか？: NMN点滴による効果の実感は、体質により一人ひとり異なりますので適応については医師とよくご相談ください。
一般的に、NAD+の体内合成量が多い20代の方は変化を実感しにくく、加齢によって体質の変化を感じている方は効果を実感いただきやすいといえます。
試しに1回だけ治療を受ける事は可能でしょうか？: もちろん1回だけの治療体験でも大丈夫です。効果を実感いただければ是非定期的な治療をご検討ください。