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COLUMN目の下のたるみ取りで後悔?よくある失敗事例と注意すべきポイント

目の下のたるみ取りで後悔する理由には「目の下がくぼんだ」「たるみやシワが目立つようになった」「不自然に見える」などです。治療のよくある失敗例や注意点、最小限に失敗を防ぐ方法のほかに、普段の生活で目の下のたるみを改善させる方法もご紹介します。

目の下のたるみが気になった場合、どのような方法で改善すればよいか悩んでいる方も多いでしょう。美容医療を利用して目の下のたるみ取りをしたくても、失敗や後悔の声を耳にしたことがあると、なかなか治療を決断できない方もいます。

本記事では、目の下のたるみ取りで後悔する理由や失敗事例、目の下のたるみの原因や改善方法などを紹介します。注意すべきポイントもあわせて解説するため、目の下のたるみでお困りの方は、ぜひ参考にしてください。

目の下のたるみ取りで後悔する理由とは?よくある失敗事例5選

目の下のたるみが取れる美容医療には、いくつか種類があります。目の下のたるみの原因や予算に応じて適切な治療を受ければ、たるみが取れるでしょう。

しかし、なかには目の下のたるみ取りが失敗して後悔する方もいます。目の下のたるみ取りでよくある失敗事例は、以下の5つです。

  • 目の下がくぼんでしまった
  • よりたるみやシワが目立つようになった
  • 左右差が生じてしまった
  • 目の下が不自然に膨らみすぎてしまった
  • ヒアルロン酸や脂肪が定着しなかった

これから目の下のたるみ取りを検討している方は、事前にどのような失敗が多いのか把握しておきましょう。

目の下がくぼんでしまった

たるみ取りで目の下の脂肪を取りすぎてしまうと、目の下がくぼんでしまうことがあります。目の下のたるみや膨らみの原因が眼窩脂肪の場合は、眼窩脂肪を取ることでたるみの改善が期待できます。

しかし、眼窩脂肪はただ取ればよいものではなく、適切な量をムラなく取らなければ、目の下がくぼんでしまうことがあるのです。眼窩脂肪を取ったあとに目の下がくぼんでしまった場合、医師が眼窩脂肪の状態を見極められず、適切に治療できないことが原因です。

眼窩脂肪を取る際は十分な知識と技術がある医師を選べば、目の下がくぼむ失敗は避けられるでしょう。

治療後にたるみやシワが目立つようになった

目の下のたるみ取りで脂肪を取りすぎると、たるみやシワが余計に目立つ失敗があります。とくに、中年以降の年代に多い傾向があります。

たるみやシワが治療前より目立つようになった原因は、脂肪の取りすぎです。脂肪を取ることで目の下の皮膚がたるんでしまい、よりたるみやシワが目立つ可能性があります。目の下のたるみやシワが目立つと老けて見えやすいです。

脂肪を取った際に皮膚の切除を同時に行えば、たるみやシワが目立たない可能性があります。適切な判断ができ、技術を持った医師に執刀してもらえば、治療後にたるみやシワが目立つ可能性は低くなるでしょう。

左右で差が生じてしまった

目の下のたるみを取ると、左右差が生じることがあります。人間の顔は左右対称ではないため、左右で同じ量の脂肪や皮膚を取ったり、同じ量のヒアルロン酸や脂肪を注入したりすると、治療後の目元に左右差が生じてしまうのです。

目の下のたるみを取る際には、顔の左右差やバランスを考慮して治療する必要があります。経験不足な医師の場合、適切な量が見極められずに失敗してしまうことがあるかもしれません。

目の下が不自然に膨らみすぎてしまった

目の下のたるみを取った結果、目の下が膨らみすぎて不自然になってしまうことがあります。目の下の脂肪を適切に除去できていなかったり、ヒアルロン酸や脂肪を注入しすぎたりすることが原因です。

人間には表情があるため、ずっと真顔で過ごす人はいません。そのため、どのような表情のときでも、自然に見える仕上がりが理想的です。顔の構造や表情の変化を考えながら治療しなければ、表情が変化した際に目の下が不自然に膨らんでしまうことがあるかもしれません。

顔の構造は基本的には同じですが、バランスや表情のくせなど個人差があります。そのため、個人に合わせた治療が重要です。医師に豊富な技術と経験があれば、治療後に不自然な状態になる失敗は避けられるでしょう。

注入したヒアルロン酸や脂肪が定着しなかった

目の下のたるみを取るために、ヒアルロン酸や脂肪を注入することがあります。しかし、注入したヒアルロン酸や脂肪が定着しない失敗もよくあるのです。

ヒアルロン酸は時間の経過とともに体内に吸収されてしまうため、効果を維持するためには定期的に注入しなければいけません。しかし、医師の説明不足や説明が十分であっても効果の持続期間が理解できないまま、治療を受けてしまう方もいるでしょう。

その結果、ヒアルロン酸は注入してから時間が経つと吸収されてしまうため、失敗したと感じることがあります。

また、脂肪を注入する場合、注入したすべての脂肪は定着しません。脂肪の何割かは定着しないため、定着しない量を計算して注入しなければ効果を感じない可能性があります。

目の下のたるみ取りは修正ができる?

目の下のたるみ取りで失敗した場合、修正できるのか気になる方も多いでしょう。目の下のたるみ取りでは、修正が可能な場合と難しい場合があります。

人それぞれ状態が異なるため一概には言えませんが、一般的にどのような場合に修正が可能か、難しいのかそれぞれ解説します。

修正手術が可能な場合

目の下のたるみ取りの修正手術が可能な場合は、追加で脂肪を取り除くケースが多いでしょう。たとえば、脂肪を取る量が少なく、目の下のたるみが解消されていない、左右差が生じたケースなどです。

ただし、初回の治療が丁寧にされていたかによって、修正が可能かどうか判断がわかれます。脂肪をさらに取るケースでは修正可能な場合が多いですが、修正手術を希望されている方は、まず医師に相談してみましょう。

修正が難しい場合

目の下のたるみ取りの修正が難しい場合は、脂肪を取りすぎてしまいくぼんでしまったケースです。取りすぎてしまった脂肪の分を、ヒアルロン酸や脂肪の注入で完璧には戻せません。

ヒアルロン酸や脂肪注入で修正が可能なケースもありますが、以下のようなリスクもあります。

  • 修正手術による眼窩内の出血による失明
  • 目の下のたるみの悪化やしこりの出現
  • ものが二重に見える

そのため、脂肪を取りすぎてしまった場合の修正手術は慎重に検討しましょう。

また、ハムラ法で靭帯剥離後に眼窩隔膜や眼窩脂肪を噛ませている場合、修正手術は難しいです。しかし、ヒアルロン酸や脂肪注入で修正可能なケースもあるため、目の下のたるみ取りで失敗して修正したい方は、医師に相談してみましょう。

目の下のたるみのおもな原因

目の下のたるみには、おもに以下の3つの原因があります。

  • 皮膚の弾力低下
  • 眼輪筋の衰え
  • 眼窩脂肪

目の下のたるみの原因がわかれば、改善のために適切な治療の選択肢もしぼられます。また、セルフケアで目の下のたるみの改善が目指せるかもしれません。それぞれの原因について、詳しく解説します。

皮膚の弾力低下

加齢によって皮膚の弾力が低下すると、目の下のたるみにつながるのです。皮膚は、表皮・真皮・皮下組織の3層構造で成り立っていますが、なかでも真皮が目の下のたるみに関係しています。

紫外線や摩擦などの刺激、加齢によって、真皮層内のコラーゲンやエラスチンが変性し、皮膚のはりや弾力が低下します。さらに、コラーゲンやエラスチンを作る線維芽細胞にもダメージを与えるため、コラーゲン・エラスチンの産生も少なくなってしまうのです。

水分を抱えるヒアルロン酸の量も減少するため、皮膚の柔軟性や弾力がなくなり、目の下の皮膚がたるんでしまいます。

顔のなかでも目の下の皮膚はとくに薄く、皮脂腺が少ないです。皮脂はお肌の潤いを維持するために必要ですが、皮脂分泌が少ないため目の下は乾燥しやすく、皮膚の弾力が低下しやすい傾向にあります。

眼輪筋の衰え

目の周囲にある眼輪筋の衰えは、目の下のたるみの原因になります。眼輪筋は目の周囲にある輪状の筋肉で、まぶたを閉じる際に働きます。加齢にともない眼輪筋の筋力が低下すると、目の下の皮膚を支えられなくなりたるんでしまうのです。

眼輪筋の筋力低下の原因には、加齢のほかにもパソコン・スマートフォンの画面を見続けることが挙げられます。パソコンやスマートフォンの画面を長時間見ていると、まばたきの回数が減少します。

まばたきが減ると眼輪筋の筋力低下や、血行やリンパの流れがとどこおりやすくなるでしょう。その結果、目の周囲の皮膚や筋肉に栄養が行き届かず、老廃物が溜まるなど、さらに目の下のたるみを助長します。

眼窩脂肪

目の下のたるみは、目の下にある眼窩脂肪も原因のひとつです。

眼窩脂肪は、眼球を保護する脂肪であり、眼輪筋や眼窩隔膜、靭帯や皮膚によって眼球とともに支えられています。しかし、加齢にともない筋肉や靭帯などで眼球が支えられなくなると、眼球の位置が下がります。その結果、眼球の下に存在する眼窩脂肪が押し出され、目の下のたるみにつながるのです。

また、加齢でほほの脂肪や筋肉が減ると、目の下に押し出された眼窩脂肪とほほの高低差が大きくなります。眼窩脂肪とほほの高低差が大きくなると、視覚的に目の下のたるみが強調されることもあるでしょう。

目の下のたるみを改善する方法

目の下のたるみの原因によっては、以下のような方法で目の下のたるみ改善が期待できます。

  • マッサージ
  • トレーニング
  • スキンケア
  • 生活習慣の改善
  • 美容医療

ただし、目の下のたるみはセルフケアのみで改善するのは難しいケースが多いです。目の下のたるみの改善方法を試してみて、効果が感じられなければ美容医療の力を借りる選択肢もあります。

また、目の下のたるみの予防としては有効な場合もあるため、まず試してみましょう。それぞれの方法について、くわしく紹介します。

マッサージで血行促進をする

目元や頭皮のマッサージで血行促進・リンパの流れを改善し、目の下のたるみの改善を目指します。

目元マッサージの手順は、以下のとおりです。

  • 目の周りの骨の上側を指で5〜10秒押しながら横にすべらせる
  • 目の周りの骨の下側を同じように指で押しながら横にすべらせる

目元のマッサージをすると眼球周囲の血流が促され、疲労回復や代謝向上効果が期待できます。また、リンパの流れも促進するため、目の下のむくみ改善にもつながります。

マッサージする際は、強く押さないように注意し、気持ちよいと感じる強さでおこないましょう。また、押しながら横にすべらせる際は、肌を擦らないようにクリームの使用をおすすめします。クリームが用意できないときは、押したら皮膚から指を離して少し位置をずらして押すのを繰り返すとよいです。

頭皮マッサージの手順は、以下のとおりです。

  • 耳裏に親指を当てゆっくりともみほぐす
  • 首の上や頭も同じようにもみほぐす

パソコンやスマートフォンを長時間使用すると眼精疲労が起き、頭皮のコリにもつながります。頭皮がこると表情筋が硬くなる場合があるため、頭皮マッサージで血流を促しましょう。

頭皮のマッサージをする際も強い力でおこなうと皮膚にダメージを与えてしまうため、気持ちよいと感じられる力加減を意識しましょう。

トレーニングで眼輪筋を鍛える

筋トレで眼輪筋を鍛えると、目の下の眼窩脂肪の飛び出しを改善できるかもしれません。

眼輪筋のトレーニング手順は、以下のとおりです。

  • 下まぶたを持ち上げるイメージで目を閉じる
  • 目を閉じた状態を5秒キープし、目を開ける

眼輪筋はまぶたを閉じる際に働く筋肉であり、意識して動かせるためトレーニング可能です。トレーニングの際は、目全体に力を入れると眉間のシワにつながる可能性があるため、おでこや上のまぶたの力は抜きましょう。

遠くを見るように目を細めるイメージで下のまぶたを持ち上げられるとよいでしょう。

スキンケアで肌のたるみをケア

スキンケアによって肌の弾力を維持すると、目元のたるみ改善につながります。美容液やクリームに、肌の弾力ケアが期待できる成分が含まれているとなおよいでしょう。以下のような成分が含まれた商品がおすすめです。

  • ヒトセラミド(保湿)
  • ナイアシンアミド(保湿)
  • ビタミンC(抗酸化物質)
  • レチノール(ターンオーバーの促進)
  • 成長因子などのペプチド成分(線維芽細胞の働きを促す)

上記の成分が配合されていて、自分の肌に合うものを探してみましょう。

生活習慣を改善する

生活習慣が原因で目の下がたるんでいる場合、生活習慣の改善も有効でしょう。

偏った食生活では身体に必要な栄養素が不足し、新陳代謝が乱れやすくなります。また、睡眠不足やストレスはホルモンバランスを乱し、新陳代謝の低下につながるでしょう。長時間パソコンやスマートフォンを見る習慣のある方は、眼精疲労が起きやすくなります。

外出時に日焼け止めを塗らないなど紫外線対策をしていない方は、肌ダメージが蓄積しているでしょう。食生活や睡眠などの生活習慣を改善すると、目の下のたるみだけでなく、身体全体の健康につながります。

美容医療を利用する

目の下のたるみ改善が期待できるセルフケア方法をいくつか紹介しましたが、一度できてしまったたるみは簡単には改善しません。目の下のたるみはセルフケアのみで改善するのは難しいケースが多いため、美容医療を利用してもよいでしょう。

目の下のたるみが改善できる美容医療には、以下のような治療があります。

  • HIFU(ハイフ)治療
  • 経結膜脱脂術
  • ヒアルロン酸やベビーコラーゲン注入
  • ハムラ法

目の下のたるみの原因や状態によって、適切な治療方法は異なります。そのため、美容医療の利用を検討している方は、カウンセリングで相談してみましょう。

美容医療での目の下のたるみ取り後に注意すべきポイント

セルフケアでの目の下のたるみ改善ができなかった方や、始めから美容医療を検討していた方に、目の下のたるみ取り治療後に注意すべきポイントは以下のとおりです。

  • 外的刺激を避ける
  • 化粧品の成分に注意する
  • 熱いお湯に浸からない
  • 運動や飲酒を控える
  • コンタクトレンズを使用しない
  • 横になりすぎない
  • 痛みや腫れの経過観察
  • 適切なアフターケア

美容医療を利用して目の下のたるみを取っても、治療後の注意点を守れないとダウンタイムが長引く可能性があります。ダウンタイムを長引かせないためにも、以下で解説する注意点を守るようにしましょう。

外的刺激を避ける

たるみ取り治療後は、外から刺激を与えないように気をつけましょう。脂肪を取る手術をした場合、腫れや内出血、痛みが出ます。患部の状態が気になって触ってしまうと刺激になるため、腫れが引くまでの期間が長くなる可能性があるのです。

たるみ取りの治療後は、意識して患部を触らないように過ごしましょう。また、前髪が長い方は、患部に触れないようまとめておいてもよいでしょう。

化粧品成分に注意

目の下のたるみ取り手術後は、アイメイク以外は翌日から可能なため、化粧品成分の刺激にも注意しましょう。

洗顔は手術翌日から可能ですが、患部が濡れないようにしなければいけません。患部が腫れていなかったとしても粘膜部分の傷は塞がっていないため、洗顔やクレンジングで化粧品成分が傷口に入ってしまうかもしれません。

化粧品の成分が傷口に入ると、痛みを感じたりしみたりする可能性があります。また、化粧品の成分が刺激となり、患部の腫れが悪化する可能性もあるため、気をつけましょう。

熱いお湯に浸からない

目の下の脂肪を取ったあとは、熱いお湯に浸からないようにしましょう。熱いお湯に浸かると身体が温まり、血行がよくなります。血行がよくなると患部への血流も増え、腫れや内出血が悪化する可能性があるのです。

また、手術直後は患部からの出血がみられる場合があり、血液が涙とともに流れてくることがあります。出血は異常ではありませんが、身体を温めると出血が止まりにくくなるのです。

手術の傷口は約1週間で治るため、術後1週間は身体が温まらないようにぬるめのお湯で短時間のシャワーを心がけましょう。

運動や飲酒を控える

目の下のたるみ取り治療後は、運動や飲酒などの血行がよくなる行為は控えましょう。熱いお湯に浸からない理由と同じく、血行がよくなると患部への血流も増え、腫れや内出血が悪化する可能性があるためです。手術の傷口は約1週間で治るため、1週間は控えるとよいでしょう。

ただし、家事や軽い散歩など、汗をかかない程度の運動であれば問題ありません。汗をかくような運動をおこなうと血行が促進され、ダウンタイムが長引く可能性があります。可能な限り安静に過ごすよう気をつけましょう。

コンタクトレンズを使用しない

たるみ取りの手術後は、コンタクトレンズは使用しないようにしましょう。

術後1週間でコンタクトレンズの使用は可能ですが、白目が赤く腫れている、使用時に痛みや違和感があれば外して様子をみましょう。白目の赤みがない状態で時間が経って再度コンタクトレンズを装着しても痛みや違和感があれば、無理に使用せずに医師に相談しましょう。

視力が悪くてコンタクトレンズが必要な方は、痛みや違和感がなくなるまではメガネで過ごすようにしましょう。

横になりすぎない

目の下の脂肪取り手術後は、横になりすぎずに安静に過ごしましょう。術後は腫れや内出血、痛み以外にも身体のだるさや熱っぽさを感じることがあります。身体がだるかったり熱っぽかったりすると、横になりたくなるでしょう。

しかし、長時間横になってしまうと、頭に血液が集まりやすくなることで、患部の腫れが強くなる可能性があるのです。そのため、術後は長時間横にならないように注意し、座って休むようにしましょう。

痛みや腫れの経過を観察する

目の下のたるみ取り治療をしたあとは、患部の痛みや腫れの程度、経過を観察しましょう。

事前に医師から説明された術後の経過に当てはまっていれば、患部に痛みや腫れがあっても様子をみてよいでしょう。しかし、痛みや腫れがピークを過ぎてもよくならず、悪化しているようであれば、すぐに医師の診察を受ける必要があります。

患部の痛みや腫れの悪化は感染症の疑いなど、予期せぬトラブルの可能性があるため、自身での経過観察は大切です。

適切なアフターケアを行う

たるみ取り治療後は、適切なアフターケアを行いましょう。事前に医師から説明されたとおりにアフターケアすることで、ダウンタイムが長引かず、感染などのトラブルを減らせるでしょう。

また、術後の検診などクリニックでのアフターケアも重要です。腫れが引かなかったり痛みが強くなってきたり、不安なことがあればクリニックに相談しましょう。

城本クリニックでは、経験豊富な医師がカウンセリングや施術だけでなく、アフターケアもしているため、ダウンタイム中も安心して過ごせます。しっかりしたアフターケアを受けたい方は、城本クリニックをご検討ください。

城本クリニックでは、医療資格をもった医師と看護師のみでカウンセリングから来客対応まで行っています。そのため、正確な適応診断で治療が可能です。幅広い治療法で、副作用の少ない方法を選ぶことができます。目の下のたるみでお悩みの方は、ぜひ一度ご覧ください。

目の下のたるみを改善するための美容医療

目の下のたるみを改善するための美容医療には、どのような方法があるのでしょうか。目の下のたるみを改善する美容医療にはさまざまな種類がありますが、ここでは以下の4つの治療方法を紹介します。

  • HIFU(ハイフ)治療
  • 経結膜脱脂術
  • ヒアルロン酸やベビーコラーゲン注入
  • ハムラ法

それぞれの治療方法や標準的な費用、目安の治療回数やリスクについて詳しく解説します。

HIFU(ハイフ)治療

HIFU(ハイフ)とは、高密度焦点式超音波を使用した治療法です。超音波エネルギーを皮膚に照射すると、ねらった部分のみが加熱されて皮膚に熱変性が起きます。熱変性が起きた皮膚は収縮するため、たるみが改善するのです。

HIFUは肌の表面にダメージを与えずに、真皮層にある線維芽細胞や、SMAS(スマス)筋膜に熱エネルギー刺激を与えます。線維芽細胞を活性化してコラーゲン産生を促し、SMAS筋膜を引き締めることで、肌の弾力やリフトアップ効果が期待できます。

メスを入れない治療方法のため、切開に抵抗がある方や通院せずにたるみ治療をしたい方におすすめの施術です。ただし、たるみが大きく進行している場合は、HIFUでは効果を感じられない可能性があります。

カウンセリングで目の下のたるみの状態を診察してもらい、HIFUの適応かどうか判断するとよいでしょう。

<HIFU(ハイフ)治療は公的医療保険が適用されない自由診療です。>

標準的な費用 顔全体(あご下含む) 65,780円(税込)
目安の治療期間及び回数 治療時間 1~1.5時間
通院回数 3か月~半年に1回のペースで通院
リスク・副作用 ・痛み
術中に熱による痛みを感じる可能性があります。痛みが苦手な方などは、笑気麻酔の併用など、対処することが出来ます。
・赤み・腫れ・むくみ 肌に赤みが出たり、むくみや腫れが起こることがあります。1週間ほど経てば治まる場合がほとんどです。
・やけど、水ぶくれ
・乾燥しやすくなる 熱の照射により一時的に肌の水分量が低下します。いつも以上に念入りな保湿ケアをしましょう。
・顔がこける
顔の脂肪が少ない方は、頻繁にハイフ施術を受けることで顔がこけてしまうこともあります。自分にあった施術や照射方法を受けることが大切です。
・紫外線ダメージ
乾燥で肌のバリア機能が低下すると、紫外線ダメージを受けやすくなります。いつも以上に念入りな保湿ケアをしましょう。
・しびれ、神経損傷 稀なケースですが、誤った部位への照射や過度な出力によってしびれや神経損傷が発生することもあります。施術後にこれらの症状が現れた場合はすぐ医師に相談してください。
経結膜脱脂術

経結膜脱脂術とは、目の下のたるみの原因である眼窩脂肪を、下まぶたの裏を切開して取り除く治療方法です。まぶたの裏側を切開して、切開した部分から眼窩脂肪を取り出すため、表面に見える傷は残りません。

目の下のたるみの原因が眼窩脂肪の場合、加齢にともなって目立ちやすくなります。しかし、加齢とともに脂肪は減少していく傾向にあるため、経結膜脱脂術の適応か慎重に判断しなければなりません。適応でないのに経結膜脱脂術をしたり、眼窩脂肪を取りすぎたりした場合、目元が将来的に落ちくぼんだような状態になってしまう可能性があるためです。

<経結膜脱脂術は公的医療保険が適用されない自由診療です。>

標準的な費用 250,000円~(現在とは異なる場合があるため、最新情報は公式HPをご確認ください。)
目安の治療期間及び回数 治療時間・期間 20分~40分程度・1日
通院回数 1回
リスク・副作用 ・腫れ、痛み
腫れや痛みが現れても大きくはないため、通常は3〜7日程度で落ち着きます。
・内出血
個人差がありますが、1週間程度続くこともあります。内出血が出た場合はコンシーラーなどで隠せます。
・たるみの目立ち
脂肪により皮膚のハリが低下していると、術前よりもたるみが目立つ場合があります。この現象を避けるため、事前カウンセリングで他の施術をご提案する場合がございます。
・しわができる
同様に、ハリが低下していると目の下に小じわができる場合もあります。たるみ同様に、事前に予測できる現象のため、事前カウンセリングで他の施術をご提案する場合がございます。
・感染症
施術を含め、手術前後のライフスタイルに不衛生だと、感染症を引き起こす場合があります。
・失明
可能性はかなり低いですが、内出血ができ、大きい血腫ができると腫れや痛みが生じ、血液が皮下に残ると視力障害につながる可能性があります。
ヒアルロン酸やベビーコラーゲン注入

目の下にたるみがあると、皮膚にくぼんだ部分が出現します。くぼんだ目元にヒアルロン酸やベビーコラーゲンを注入することで、目元の影がなくなりたるみを目立たなくできます。

ベビーコラーゲンとは、安全性の高いヒト由来のコラーゲンです。ベビーコラーゲンは皮膚や骨に含まれるコラーゲンと、赤ちゃんの肌に存在するコラーゲンを1:1で配合しています。ベビーコラーゲンは肌に馴染みやすいため、皮膚の薄い目周りにも安心して注入できます。ベビーコラーゲンの効果は治療直後から実感できますが、6カ月から10カ月程度で少しずつ効果を感じなくなってくるでしょう。

ヒアルロン酸やベビーコラーゲン注入は時間の経過とともに効果が切れてしまうため、効果を維持するためには定期的に注入しなければいけません。しかし、メスを使用しない治療のため、大がかりな美容整形に抵抗がある方でも比較的受けやすい治療です。

<ヒアルロン酸注入は公的医療保険が適用されない自由診療です。>

標準的な費用 0.1cc 10,780円(税込)~
目安の治療期間及び回数 治療時間・期間 5~15分程度・1日
通院回数 通院・入院は不要
リスク・副作用 ・内出血
注射針を肌に刺すため、患部が内出血を起こす可能性があります。治療直後よりも、翌日以降にあらわれやすいです。数日、長くても2週間程度で薄くなります。
・腫れやむくみ
施術後は膨らみやむくみ、腫れが2日〜3日ほど続きますが、約1週間で治まる傾向にあります。
・痛み
顔は腕よりも皮膚が薄いため、予防接種や採血と比較すると、チクッとした痛みを感じやすい可能性があります。万が一治療後に痛みが続く場合は、医師に相談しましょう。
・違和感
ヒアルロン酸が皮下に注入されることによって、突っ張った感覚や違和感が出るケースがあります。1週間程度で慣れる方が多いでしょう。
・肌にヒアルロン酸が透けて見える(チンダル現象)
チンダル現象は、ヒアルロン酸を皮膚の浅い位置に注入してしまったことで起こる症状です。メイクで隠れる程度のこともありますが、気になる場合はヒアルロン酸分解注射を打てば解消できます。
・しこり
時間が経つと体内に吸収され、なくなります。ただし、しこりが大きかったり痛みが生じたりした際は、ヒアルロン酸を分解する処置が必要になることがあります。
・感染
稀に、ヒアルロン酸を注入した際に「バイオフィルム」と呼ばれる菌膜ができてしまい、感染するケースがあります。万が一感染した場合は、抗生剤を使った治療が必要になることがあります。
・アレルギー反応
稀にかゆみやじんましんの症状が出ます。治療後すぐに症状が出る場合もありますが、数日後に気になり始める方もいるため、気づいた時点で医師に相談してください。

<ベビーコラーゲン注入は公的医療保険が適用されない自由診療です。>

標準的な費用 ベビーコラーゲン:1ml 120,000円(税込)
目安の治療期間及び回数 治療時間・期間 5〜15分程度・1日
通院回数 1回
リスク・副作用 ・かゆみ、赤み
針を刺した箇所にかゆみや赤みが出る場合がありますが、当日中に気にならなくなります。
・突っ張り感
施術当日は皮膚が突っ張ったように感じることがありますが、時間の経過とともに落ち着きます。
・内出血
内出血が出た場合、数日から1週間程度で消失します。施術翌日からはコンシーラーなどでカバーできます。施術当日は入浴、飲酒を控えるようにしてください。
・皮膚色の変化
術後に製剤が溶けて白く見えることがあります。
ハムラ法

ハムラ法は、眼窩脂肪を取り除くのではなく、位置を移動させる治療方法です。目の下のくぼみに部分に脂肪を移動して固定することで、目の下のたるみを改善します。

ハムラ法には、まぶたの表面を切開する通常のハムラ法と、まぶたの裏面を切開する裏ハムラ法があります。通常のハムラ法では、たるんでしまった皮膚も切除して縫合できるため、目の下のたるみを効果的に改善できます。

裏ハムラ法はまぶたの内側を切開するため、表面から見える傷跡が残らないメリットがあります。

城本クリニックでは、紹介したすべての美容医療が選択可能です。目の下のたるみ取りは複数の方法があり、医師の高い技術が要求される治療方法もあります。城本クリニックの医師は幅広い施術が可能であり、目の下のたるみの状態に応じて適切な治療方法をご提案します。

<ハムラ法は公的医療保険が適用されない自由診療です。>

標準的な費用 350,000円~(税込)
目安の治療期間及び回数 治療時間・期間 表ハムラ:2時間~2時間半程度、裏ハムラ:1時間強 通院回数 裏ハムラ:1回、表ハムラ:手術当日と術後抜糸で2回
リスク・副作用 ・痛み
術後に1週間程度痛みが続く可能性があります。時間の経過とともに落ち着いてきますが、冷却や鎮痛剤の内服で対応可能です。
・腫れや内出血
腫れや内出血のピークは1〜2週間程度で、時間の経過とともに落ち着いてきます。
・切開部分の赤み
術後1〜3カ月間は赤みを感じやすいですが、時間の経過とともに目立たなくなります。
・感染症、アレルギー
可能性は低いですが、発現した場合には抗生剤の投与を行います。
・しわが生じる
たるみがなくなったことでしわができるように感じる場合があります。術前のカウンセリングで予見できる内容のため、その場合には他の施術をご提案します。
・外反
皮膚を切り取りすぎると、いわゆる「あかんべー」のように、結膜が見える状態になることがあります。

城本クリニックのカウンセリングでは、医師が対応し、よい点以外にも、リスクや副作用について詳しく説明したうえで施術いたします。メールや電話だけでなく、LINEでの予約・相談が可能なため、ぜひ一度登録ください。

まとめ

目の下のたるみ取りで後悔する理由は、治療の失敗によるものです。よくある失敗事例としては以下の5つがあります。

  • 目の下がくぼんでしまった
  • よりたるみやシワが目立つようになった
  • 左右差が生じてしまった
  • 目の下が不自然に膨らみすぎてしまった
  • 注入したヒアルロン酸や脂肪が定着しなかった

目の下のたるみは、皮膚の弾力低下や眼輪筋の衰え、眼窩脂肪が前方へ押し出されることがおもな原因です。目の下のたるみの改善方法にはマッサージやトレーニング、スキンケアなどのセルフケアと美容医療があります。

目の下のたるみはセルフケアのみで改善するのは難しいケースが多いため、効果が感じられなければ美容医療を検討してみましょう。

城本クリニックでは目の下のたるみ改善に、HIFUや経結膜脱脂術、ヒアルロン酸・ベビーコラーゲン注入やハムラ法など、幅広い選択肢から治療方法を選べます。丁寧な縫合や手術道具にこだわる事で、腫れや内出血の少ない治療を心がけています。

また、カウンセリングはお客様を第一に考え、有資格者の医師・看護師が正確な適応診断による治療を提案いたします。目の下のたるみでお悩みの方は、ぜひ一度相談ください。

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本コラムの監修医師

1978/04:富山医科薬科大学医学部医学科入学
1984/03:富山医科薬科大学医学部医学科卒業
1984/06:大阪市立大学医学部付属病院研修医
1986/04:大阪市立大学大学院医学研究科外科系外科学専攻
1990/03:大阪市立大学大学院医学研究科外科系外科学修了
1990/04:田辺中央病院医長
1991/04:城本クリニック

医学博士 / 日本美容外科学会専門医
第105回日本美容外科学会 会長
城本クリニック総院長 森上和樹

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