コラム

COLUMN垂れ乳を改善する手術とは?理想のバストを手に入れる方法をご紹介!

垂れ乳を改善する手術は、乳房固定術や脂肪注入豊胸術、ヒアルロン酸注入豊胸術などさまざまです。本記事では、垂れ乳を改善する治療や胸が垂れる原因、垂れ乳を予防する方法などについて解説します。

垂れ乳とは、鎖骨の中心と左右の乳頭を結んだときに、正三角形ではなく二等辺三角形になる状態のことを指します。年齢や体質の変化などにより、胸は垂れていく傾向にあります。垂れ乳を改善するために手術を検討している方も多いでしょう。

この記事では、垂れ乳を改善するための美容手術について紹介します。また、胸が垂れる原因や垂れ乳を予防する方法などについて解説します。垂れ乳を改善したい方はぜひ参考にしてください。

垂れ乳を改善するための美容手術

垂れ乳が進行すると、セルフケアだけでは十分な効果を得ることが難しい場合があります。その場合、美容手術は短期間で理想の形や大きさのバストを手に入れるための有効な選択肢となります。

城本クリニックでは垂れ乳改善のため、さまざまな美容施術をご用意しております。特設ページもございますので、あわせてご覧ください。

以下では、それぞれの美容施術について詳細をまとめていきます。

乳房固定術

乳房固定術とは、胸の大きさは変えずに上から乳房を持ち上げる手術のことです。下がってしまった乳房を持ち上げることで垂れた胸を元の位置に戻し、バストアップを目指します。乳房固定術は、胸の垂れ具合により術式が異なるのが大きな特徴です。

乳房固定術にはさまざまな術式があり、術式の決定は患者の胸の状態や希望を聞いたうえで決定します。具体的には、今後の出産や授乳の有無、胸の収縮性の確認、希望する胸の形などです。

胸の下垂が軽度の場合は、乳輪の周りの皮膚をドーナツ状に切開し、余分な皮膚を取り除いて上に乳房を持ちあげるように縫合します。余分な皮膚を切開することで胸が上に持ち上がるため、下垂した胸の形がよくなります。

施術直後は縫合跡が乳輪の周りにありますが、肌の色と同化するため、限りなく目立たなくなるため、安心です。広範囲の皮膚切開を行った場合、乳輪の下側に縦方向の治療痕が形成されます。

<乳房固定術は公的医療保険が適用されない自由診療です。>

標準的な費用 乳房固定術 1,100,000円(税込)
目安の治療期間及び回数 治療時間・期間 5~7時間・1日
通院回数 5回程度
リスク・副作用 ・血種
乳房縮小術は出血を伴うため、通常術後にドレーンを挿入して血の貯留を予防しますが、稀に血腫ができることがあります。しこりや痛み・腫れが引かない場合はクリニックに相談しましょう。
・痛み
乳房縮小術後、広範囲の切開・切除により痛みが続くことがあります。痛み止めを処方されるので、我慢せずに服用し、約1週間で落ち着くことがほとんどです。
・腫れ・熱感
手術による腫れや熱感は3日から1週間で消失することが多いです。症状が1週間以上続く場合や悪化する場合は様子を見て、必要に応じて医師に相談しましょう。
・感染症
術後の傷口に細菌が入り感染症を起こすことがあります。消毒や抗生剤で改善されますが、傷口が残る可能性があります。医師の指示を守り、安静に努めましょう。
・傷跡
傷跡が赤く盛り上がる、段差や凹みができる、傷跡と周りの皮膚との色の違いが出る等、傷跡が目立つ場合があります。気になる場合は医師に相談しましょう。
・感覚の薄れ
施術によって乳頭の知覚神経が損傷されるため、感覚が薄れることがございます。半年から1年ほどで時間の経過とともに回復しますが、元の状態まで戻らないことがあります。
・乳首や胸の組織・皮膚の壊死
手術により乳首やバストの組織が壊死することがあります。早めの対処が必要なため、医師に相談しましょう。
・乳輪の変形
手術後に乳輪の形が変形することがあります。気になる場合は修正手術が可能です。
・血が溜まる
術後、皮膚の中で出血が起こると、傷のなかに血が溜まって腫れ上がります。傷を開け、溜まった血を排出する処置をします。
・傷が開く
稀に、糸が外れて傷が開いてしまうことがあります。傷が開いた場合は、再度縫合します。
・中縫いの糸が出てくる
皮膚の下の組織を縫い合わせている糸が出てくることがあります。そのままにしておくと化膿する恐れがありますので、早めに抜糸を行います。
脂肪注入豊胸術

脂肪注入豊胸術とは、お腹などのほかの部位から脂肪をとり、その脂肪をバストに注入することでバストのボリュームをアップさせる手術です。脂肪注入には、以下のようなメリットがあります。

  • 自分の脂肪を注入するため、安全性が高い
  • 年齢とともに変化するため、不自然さがない
  • 脂肪を吸引した部位がスリムになる

しかし、脂肪細胞の定着は5〜8割程度であり、注入した脂肪すべてを定着させることが難しいといったデメリットもあります。ほかの部位から脂肪を取ってくるため、体への負担もあります。メリット・デメリットをよく理解したうえで施術を受けることが大事です。

<脂肪注入豊胸は公的医療保険が適用されない自由診療です。>

標準的な費用 200,000〜550,000円(税込)
目安の治療期間及び回数 治療時間・期間 1〜3時間程度・1日
通院回数 1〜2回
リスク・副作用 ・痛み
術後1〜3日に吸引部位とバスト全体に筋肉痛のような痛みが2週間程度続く場合があります。
・内出血
術後1日〜1週間に吸引部位とバスト全体に内出血の副作用が現れます。1〜2週間で徐々に落ち着きます。
・腫れ・むくみ
術後3日目~1週間に吸引部位とバスト全体に腫れやむくみの副作用が現れます。1〜2週間で徐々に落ち着きます。
・吸引部位が固くなる、凹凸ができる
脂肪がなくなった組織部分が回復する際に現れる症状で、かゆみを感じることもあります。痛みや内出血が引いた後2週間〜3か月程度で消えます。半年以上改善しない場合は、脂肪をとり過ぎていたり、取りムラが残っていたりする可能性もあるため、脂肪吸引や脂肪注入の再施術を受ける必要もあります。
・細菌による感染
可能性は低いですが、体内に細菌が入り込み、感染症になることがあります。悪化した場合、高熱・痛み・皮膚の赤みなどの症状が現れ、抗生物質を服用する必要があります。
・しこり
しこりが発生する可能性があります。放置してしまうと、大きなしこりになってしまうこともあるため、除去手術を行うこともあります。
・左右差
しこりの大きさや石灰化により、バストに左右差が出ることがあります。少し期間を空けて脂肪注入の再手術を受けることが必要です。
ヒアルロン酸注入豊胸術

ヒアルロン酸を使ったジェル状の製剤を胸に注入し、ハリのある胸にする手術です。ヒアルロン酸注入豊胸術には、以下のようなメリットがあります。

  • 安全性が高い
  • ダウンタイムが短め

容医療を受けるとき、気になるのが「安全性」です。どれほど魅力的な施術でも、安全が確保されていなければ、不安が残るでしょう。その点、ヒアルロン酸は人体に含まれる成分であるため、体内に入れても拒否反応が起こりにくく、安全性が高いといえます。

また、ダウンタイムもほとんどかからないため、ダウンタイムが取れない方にもおすすめです。ただし、ヒアルロン酸は時間の経過とともに吸収され、身体になじんでいく特徴があります。そのため、理解したうえで施術を受ける必要があるでしょう。

<ヒアルロン酸豊胸は公的医療保険が適用されない自由診療です。>

標準的な費用 100cc 275,000円(税込)※麻酔代が別途かかります。
目安の治療期間及び回数 治療時間・期間 15分~30分程度・1日
通院回数 5回~
リスク・副作用 ・痛み
施術中には痛みはほとんどありませんが、術後1週間程度は筋肉痛のような痛みが続く場合があります。
・内出血
注射直後は麻酔液が吸収されていない状態のため、腫れや内出血が起こることがあります。次第にこれらは収まり、腫れは長くとも1か月、内出血は2週間程度でなくなります。
・サイズアップには制限がある
ヒアルロン酸を注入できる量には限りがあります。多すぎると触った感じが硬く感じられたり、またあふれ出ることもあります。1~2カップのサイズアップを目安にしてください。
・持続期間
施術から1~2年程度が効果を実感できる持続期間であり、効果を持続させるためには施術を反復する必要があります。
・しこりができる
多くの場合マッサージ等で解消されますが、場合によってはヒアルロン酸を溶解させる注射を打つこともあります。
・感染症
可能性は低いですが、体内に細菌が入り込み、ヒアルロン酸周囲で炎症を起こし、赤く腫れることがあります。この場合は抗生物質等の点滴、内服を処方します。

これらで快復しない場合は注入したヒアルロン酸を溶解させる注射を打つ可能性もあります。(0.5%程度)

インプラントバッグ

シリコンでできたバッグを胸の内部に挿入し、胸にハリをもたせる手術です。安全性・耐久性がアップしたバッグを使用するため、より安全に治療が受けられる点が大きな特徴です。

インプラントバッグは豊胸手術の中でももっとも大きなサイズアップが期待できる手術といわれているため、大きくバストアップしたい方におすすめです。なお、城本クリニックでは国内で使用できる全種類のバッグのなかから患者様の希望に合わせて選べます。

<インプラントバッグは公的医療保険が適用されない自由診療です。>

標準的な費用 950,000円~1,134,000円(当時の価格で現在とは異なる場合があります)
目安の治療期間及び回数 治療時間 30分~1時間
通院回数 3回~
リスク・副作用 ・痛み
術後3日程は強い鈍痛のような痛みがあり、その後2週間程は筋肉痛のような痛みが続く場合があります。
・テープかぶれ
キズ口を保護するために、キズの上にガーゼをあててテープで止めます。テープかぶれが起こって水疱ができることがあります。1週間程度で水ぶくれは治ります。色素沈着になった場合は、シミ取りのクリームを処方します。
・希望のバストでなかった
バストの位置やサイズが希望どおりではない可能性があります。その場合、バッグの入れ替えなどで調整します。
・バッグの輪郭が浮き出る
皮下脂肪が少ない方は、バッグの輪郭が浮き出ることがあります。脂肪やヒアルロン酸などで膨らみをつける、小さなサイズのバッグに入れ替えるなどの対応が必要です。
・バッグが動く
胸の中でバッグが動いた場合は、マッサージを行ってバッグを正しい位置に戻す処置が必要です。改善されなかった場合は、再度切開を行い、修正します。
・傷跡が気になる
傷跡が赤く盛り上がる、幅が広くなる、色素沈着、凹むなど、傷跡が目立つ場合があります。この場合、 ステロイド(ケナコルト)注射・クリーム治療・切開法を行う必要があります。
・バッグの破損
可能性は低いですが、非日常的な力が加わることによって破損する可能性があります。バッグが胸の中で破損した場合、バッグを抜去、入替を行います。
・感覚麻痺
時間とともに徐々に感覚が戻ってきます。ただし、日常生活には問題ない程度ですが、完全には回復しない場合もあります。
・細菌による感染
可能性は低いですが、体内に細菌が入り込み、感染症になることがあります。悪化した場合、高熱・痛み・皮膚の赤みなどの症状が現れ、抗生物質を服用する必要があります。
・血がたまる
傷の中で出血すると、胸部が紫色に腫れ上がります。血がたまったままにしておくと、感染やしこりを作る恐れがあります。血が溜まった場合は再度傷を開け、溜まった血液を排出します。
・傷が開く
稀に糸が外れて、傷が開いてしまうことがあります。傷が開いた場合は、再度縫合します。
・中縫いの糸が出てくる
皮膚の下の組織を縫い合わせている糸(中縫いの糸)が出てくることがあります。放置すると化膿する恐れがあるため、早めに抜糸を行います。
乳房縮小術

乳房縮小術とは、胸を小さくしながら上に持ち上げる手術のことです。出産・妊娠や加齢によりもともと大きかった胸が垂れるなどさまざまな理由から胸は垂れてしまいますが、乳房縮小術によって垂れ乳を改善できます。

乳腺組織や脂肪細胞、余分な皮膚を取り除き、乳輪の位置を上に移動させて縫い縮めることで垂れ乳を改善します。メスを使う施術のため、傷跡を心配される方も多いですが、時間とともに消失していきます。

施術後は抜糸を行う必要がありますので、抜糸のスケジュールもおさえておく必要があります。乳房縮小術は乳腺組織の一部を取り除くため、授乳が困難になる場合があります。そのため、今後授乳される方にはおすすめできません。

<乳房縮小術は公的医療保険が適用されない自由診療です。>

標準的な費用 乳房縮小術(両側) 1,100,000円(税込) 
目安の治療期間及び回数 治療時間・期間 5~7時間・1日
通院回数 5回程度
リスク・副作用 ・血種
乳房縮小術は出血を伴うため、通常術後にドレーンを挿入して血の貯留を予防しますが、稀に血腫ができることがあります。しこりや痛み・腫れが引かない場合はクリニックに相談しましょう。
・痛み
乳房縮小術後、広範囲の切開・切除により痛みが続くことがあります。痛み止めを処方されるので、我慢せずに服用し、約1週間で落ち着くことがほとんどです。
・腫れ・熱感
手術による腫れや熱感は3日から1週間で消失することが多いです。症状が1週間以上続く場合や悪化する場合は様子を見て、必要に応じて医師に相談しましょう。
・感染症
術後の傷口に細菌が入り感染症を起こすことがあります。消毒や抗生剤で改善されますが、傷口が残る可能性があります。医師の指示を守り、安静に努めましょう。
・傷跡
傷跡が赤く盛り上がる、段差や凹みができる、傷跡と周りの皮膚との色の違いが出る等、傷跡が目立つ場合があります。気になる場合は医師に相談しましょう。
・感覚の薄れ
施術によって乳頭の知覚神経が損傷されるため、感覚が薄れることがございます。半年から1年ほどで時間の経過とともに回復しますが、元の状態まで戻らないことがあります。
・乳首や胸の組織・皮膚の壊死
手術により乳首やバストの組織が壊死することがあります。早めの対処が必要なため、医師に相談しましょう。
・乳輪の変形
手術後に乳輪の形が変形することがあります。気になる場合は修正手術が可能です。
・血が溜まる
術後、皮膚の中で出血が起こると、傷のなかに血が溜まって腫れ上がります。傷を開け、溜まった血を排出する処置をします。
・傷が開く
稀に、糸が外れて傷が開いてしまうことがあります。傷が開いた場合は、再度縫合します。
・中縫いの糸が出てくる
皮膚の下の組織を縫い合わせている糸が出てくることがあります。そのままにしておくと化膿する恐れがありますので、早めに抜糸を行います。

そもそも垂れ乳の原因とは?

垂れ乳になる原因はひとつではありません。ここからは、垂れ乳ができる原因について詳しく解説します。

加齢や生活習慣による体質の変化

加齢や生活習慣による体質の変化も垂れ乳の原因のひとつです。加齢や生活習慣による体質の変化は以下のような状態を引き起こします。

  • 加齢:筋力低下とコラーゲン生成の減少
  • 生活習慣の体質変化:運動不足による血行不良

乳腺全体はクーパー靭帯と大胸筋の両方で支えているため、筋力が低下するとクーパー靭帯に負荷がかかります。クーパー靱帯の主な成分はコラーゲンであるため、コラーゲン生成の低下はクーパー靱帯が弱まる原因となり、垂れ乳を引き起こしてしまうのです。

また、運動不足になると血行不良が起こり、胸へ十分な栄養が行き届かなくなるため胸が下垂する原因となります。

クーパー靱帯の損傷や伸び

クーパー靱帯の損傷や伸びも垂れ乳の原因となります。以下のような理由からクーパー靭帯の損傷や伸びが起こります。

  • 胸に負担がかかる運動をしている
  • 血行不良

運動はクーパー靭帯の苦手とする上下運動を起こし、負荷をかけ、損傷や伸びを起こしてしまうからです。クーパー靭帯は乳腺組織1つひとつとつながり、上につりあげることでハリのある胸を保っています。

そのため、しっかり胸を固定していない状態のまま運動すると靭帯が伸びてしまい、これまで形を保っていた胸が垂れ下がってしまいます。

これまで胸のケアをとくに行ってこなかった方は知らずのうちに運動により、クーパー靭帯が伸びてしまい、垂れ乳を加速させている場合も多いです。

ブラジャーのサイズや着用に問題がある

胸の下垂が気になってきたら、ブラジャーのサイズや着用方法を確認してみましょう。ブラジャーは胸のサイズにしっかりフィットしたときに、上下などの動きから胸を守れます。

そのため、ブラジャーが胸全体にフィットしていないと、上下などの動きから胸を守れず、クーパー靱帯が伸びて垂れ乳を引き起こしてしまいます。締め付けられるのが苦手な人は休日や帰宅後、就寝時にノーブラで過ごすことも多いかもしれません。

しかし、ノーブラも胸を固定するものがないため、クーパー靱帯に負荷がかかってしまいます。また、ブラジャーのサイズが合っていないと胸の脂肪が背中などに流れてしまい、胸が垂れる原因となります。

以下のポイントに当てはまる場合、ブラジャーが合っていない可能性が高いため、注意が必要です。

  • ブラを外すと楽に感じる
  • 装着後にアンダーの位置を直す必要がある
  • ストラップが肩から外れる
  • 体に食い込んでいる
  • ブラジャーと胸の間に隙間がある

これ以上胸が垂れるのを防ぐためには、ブラジャーのサイズや着用の仕方を見直す必要があるでしょう。

姿勢が悪い

姿勢が悪いと本来鍛えられるはずの腹筋や胸筋、背筋がおとろえ、胸の形をキープできず、垂れ乳の原因となります。そのため、姿勢の悪さから筋肉が衰えるとクーパー靱帯だけで支えることになり、クーパー靱帯は伸びてしまいます。

筋肉は鍛えれば筋力がつきますが、クーパー靱帯は一度伸びてしまったら元の状態には戻らないといった特徴があるため、胸は下垂したままとなってしまうのです。

また、姿勢の悪さは筋力の衰えだけでなく、血液循環も悪くするため、胸に必要な栄養が届かなくなり、ハリのある胸を育てることが難しくなります。

出産・授乳による影響

垂れ乳の原因は、出産や授乳による影響も多いです。妊娠や授乳にそなえて発達した乳腺は以前の胸よりも大きく成長します。出産を終えた女性の多くは、次第に胸の膨らみが小さくなる傾向にあり、妊娠前に伸びたクーパー靱帯は伸びた状態のままになってしまいます。

クーパー靱帯は胸の大きさに合わせて伸び縮みするような性質はありません。そのため、産後は胸が下垂し、以前のようなハリのある状態とは大きく異なってしまうのです。

とくに女性は出産すると自分にかける時間がなくなってしまいますが、産後のバストケアを怠ってしまうと、胸の下垂もどんどん深刻になってしまいます。

垂れ乳を予防するための簡単な日常ケア

胸が垂れないためには日頃から予防することが大事です。ここからは垂れ乳を予防するための簡単なケア方法を紹介します。取り組みやすいものから始めていきましょう。

バストマッサージを行う

垂れ乳を予防するためには、バストマッサージを行うのがおすすめです。バストマッサージは筋肉の緊張をほぐし、血行促進やリンパの流れを改善する効果が期待できます。

また、血行促進により胸に十分な栄養が届くようになるため、ハリのある胸を取り戻すサポートもできます。

マッサージ方法は以下のとおりです。

  • 左胸の下部分に両手をおいて右手→左手の順番で下から上に持ち上げるようにマッサージする。
  • 何回か繰り返したら、右胸も同じようにマッサージする

強い力でマッサージすると、かえってクーパー靱帯に負担をかけてしまうため、力加減に注意して行いましょう。

筋トレ・エクササイズを取り入れる

胸の下垂を防ぐためには、筋トレやエクササイズで筋力を鍛えましょう。胸の形を保つためには、大胸筋の筋力も欠かせません。大胸筋をストレッチ感覚で鍛える方法を紹介します。

  • イスに座った状態で、両腕を直角に曲げて手のひらと両肘を体の真ん中で合わせる。
  • 1の状態を保ちながら、まっすぐ上に向かって両腕を持ち上げ、下に下ろす。両腕を持ち上げるときは胸に力を入れながら行う。
  • 1〜2の動きを数回繰り返す。

少しずつ回数を増やし、継続できるようにしましょう。

適度な運動を習慣化する

適度な運動は血液循環をよくし、胸に必要な栄養を届けられるため、垂れ乳予防になります。おすすめは有酸素運動です。有酸素運動は以下のようなメリットがあります。

  • 液循環をよくする
  • 生活習慣病の予防ができる
  • 気分をよくする効果がある

初心者におすすめの有酸素運動は、ウォーキングです。ウォーキングなら特別な道具がなくてもすぐに始められます。ウォーキングは激しい運動ではありませんが、胸が動くため、スポーツブラなどを着用して行いましょう。

補正ブラやナイトブラを使用する

垂れ乳を予防するには、胸をしっかり固定する補正下着やナイトブラの着用もおすすめです。補整ブラは胸の形を正しい位置に定着させ、キレイな形を保てるようにサポートしてくれます。

補正ブラはキツいというイメージを持っている方も多いですが、補正ブラのなかにはある程度のホールド力でキツすぎないものもあります。また、ノンワイヤーを選べば付け心地も軽く安心です。

ナイトブラは就寝中に着用することで、寝返りによって変化する胸の動きを安定させてくれます。睡眠中に寝苦しさを感じさせない程度のホールド感があり、締め付けにくい設計になっています。

自分に合ったブラジャーを選ぶ

垂れ乳を予防するためには、自分に合ったブラジャーをつけましょう。自分に合ったブラジャーは以下のようなメリットを得られます。

  • 胸の形を整えながら固定できる
  • 正しい姿勢を保ち、肩や背中の負担を軽減できる

自分に合ったブラジャーをつけることで胸にしっかりとフィットし、胸の動きを制限できるため、垂れ乳を予防できます。自分に合ったブラジャーは正しい姿勢を保ちやすくなるため、肩や背中の負担を軽減しながら血液循環をよくし、必要な栄養も届けられます。

また、正しい姿勢を保つことで胸を支える大胸筋も鍛えられるため、垂れ乳を予防する方法としておすすめです。

妊娠中はマタニティブラを着用する

マタニティブラは胸の動きを制限できるため、垂れ乳予防ができます。妊娠中は体を締め付けたくないという理由からノーブラを好む人も多いです。しかし、ノーブラはバストの形を保つクーパー靱帯の伸びや損傷につながるため、おすすめできません。

垂れ乳の原因をなくすためにも締め付けの少ないマタニティブラの着用がおすすめです。マタニティブラは妊娠中・授乳中の胸の下垂を防いでくれるうえ、乳腺を圧迫しない作りになっています。

また、授乳がしやすい作りになっているため、妊娠中に準備しておけば外出時の授乳も楽になります。

よい姿勢を意識する

垂れ乳を予防するためには、よい姿勢を心がけましょう。よい姿勢は血液循環を促し、無エネに栄養を与え、ハリのある胸を作るサポートができます。よい姿勢とは、以下の3点がすべて壁についている状態のことです。

  • 後頭部
  • 肩甲骨のうしろ
  • 仙骨(背骨の一番下の骨)のうしろ

また、デスクワークの場合はあごを引き、イスに深く座って背筋を伸ばします。座骨(おしりの一番下の部分)はイスの座面(座る部分)にしっかり当てましょう。足は地面にしっかりつけることで正しい姿勢を保てます。

姿勢は意識していないとすぐに悪くなってしまうため、意識して正すことが大切です。

充分な睡眠を取る

充分な睡眠も垂れ乳を予防するためには必要です。質のよい睡眠を充分にとることで、バストアップに必要な乳腺の発達を促す、女性ホルモンが分泌されます。

女性ホルモンの分泌をより多くするためには、精神的・身体的なストレスを解消し、質のよい睡眠をとりましょう。規則正しい生活や休日は自分をいたわる時間を持つなどして、精神的・身体的なストレスを解消することが大切です。

また、質のよい睡眠は自律神経も整えてくれるため、更年期障害による自律神経の乱れの改善効果も期待できます。

横向きやうつ伏せで寝ない

横向きやうつ伏せ寝はバストが垂れる原因のひとつのため、仰向きで寝るのがおすすめです。横向きはバストが片側だけに流れ、クーパー靱帯の伸びや損傷を引き起こす恐れがあります。

横向きは血流を悪くさせ、バストへの栄養が届かない・型崩れなどのトラブルを引き起こします。しかし、仰向けならどちらか片方に傾くことがないため、クーパー靱帯へ負担がかかることもありません。

また、体への負担もかかりにくいため、質のよい睡眠がとれ、より多くの女性ホルモン分泌が期待できます。

栄養バランスのよい食事を心がける

栄養バランスのよい食事はバストアップの土台作りともいえます。栄養バランスがよく、バストアップによいとされる食品や成分は以下のとおりです。表を参考にして意識的に取り入れていくことをおすすめします。

成分 特徴 多く含まれる食品
イソフラボン 女性ホルモンと似た働きをするため、ハリのある胸を作る効果が期待できる。 納豆
豆腐
味噌
きなこ
ボロン ハリのある胸を作るために欠かせない女性ホルモン(エストロゲン)の血中濃度を高める働きがある。 キャベツ
わかめ
昆布
ナッツ
りんご
タンパク質 ホルモン分泌を整える作用があり、バストアップの土台作りに効果が期待できる。 納豆
油揚げ

マグロの赤身
鶏のささみ

垂れ乳の手術なら城本クリニック

垂れ乳を改善する手術は施術を行う医師の技量が問われる治療といえます。そのため、同じ手術を行っても結果が異なる場合も多いのです。そのため、胸をキレイな形に整えたいけれどなかなか治療に踏み出せない方も多いでしょう。

城本クリニックなら形成外科医が大手のなかでも多く、胸の状態に合わせた治療の提案と経験豊富な医師による治療をご提供しています。

また、城本クリニックでは、以下のような幅広い治療を提供しています。

  • シリコンバッグ豊胸
  • ヒアルロン酸豊胸
  • 脂肪注入豊胸
  • 乳房つりあげ治療
  • 乳房縮小術

多くの施術をご用意しておりますので、最適な施術をご提案させていただきます。

まとめ

女性は妊娠・出産、加齢や筋力の衰えなどさまざまな理由から胸を支えるクーパー靱帯が損傷・伸びることで胸が下垂してしまいます。

一度損傷したり伸びたりしたクーパー靱帯はもとに戻らないため、今以上胸が垂れないように生活習慣の改善や正しい姿勢、筋力トレーニングなどを取り入れましょう。根本的に垂れ乳を改善したいなら胸の下垂を改善する治療がおすすめです。

乳房つりあげ治療やヒアルロン酸豊胸などの施術は胸のハリを取り戻すだけでなく、女性としての自信も取り戻してくれます。

城本クリニックには豊富な経験を持つ熟練の医師が多く在籍しており、無資格のスタッフは一切在籍していません。カウンセリングやアフターケアはすべて医師が対応するため、専門的で的確なアドバイスを受けることができます。

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本コラムの監修医師

1978/04:富山医科薬科大学医学部医学科入学
1984/03:富山医科薬科大学医学部医学科卒業
1984/06:大阪市立大学医学部付属病院研修医
1986/04:大阪市立大学大学院医学研究科外科系外科学専攻
1990/03:大阪市立大学大学院医学研究科外科系外科学修了
1990/04:田辺中央病院医長
1991/04:城本クリニック

医学博士 / 日本美容外科学会専門医
第105回日本美容外科学会 会長
城本クリニック総院長 森上和樹

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