コラム

COLUMNハイフの効果はいつまで続く? 持続期間と効果的な施術を行う間隔について

年齢とともに気になる悩みの一つであるシワやたるみといった肌トラブルを、手軽に解消できる治療法として人気のハイフ(HIFU)。
しかし、ハイフ治療の効果は永続的なものではなく一定期間が経過すると元の状態に戻っていくという性質がある事から、実際にどのくらいの期間効果が持続するのかや、効果をなるべく維持し続ける方法、そして最適な治療間隔などが気になるという方も多いかと思います。
今回は、そんなハイフ治療の適切な治療期間についてを中心に、詳しくご紹介します。

ハイフ治療とは?

ハイフ治療は、日本語では「高密度焦点式超音波」と呼ばれる技術を利用して、肌の表面近くにはダメージを与えず、肌内部の深い場所(SMAS層)を中心とした箇所に熱刺激を加える事で、肌のリフトアップ効果を発揮するという治療法です。

何故肌内部の深い場所に熱刺激を加えるとリフトアップになるかというと、人の体はキズが出来るなどダメージを負った箇所ができると、そのダメージを早く回復させようとして周囲の細胞が活発に動き、代謝がアップするという働きがあるためです。
ハイフ治療では熱によって肌深部に軽いやけど状態を作る事で周囲の細胞の代謝を活発にして、加齢によって代謝が落ちる事で緩んだ筋膜の細胞を再び引き締まった状態に回復させたり、コラーゲンなどの弾性繊維を増やしたりといった変化を促して、肌の引き上げや引き締めを実現します。

引き上げ、引き締め効果は一定期間で落ち着いていく

ハイフ治療による効果は「熱によってダメージを受けた細胞を回復させようとする力」を活用したもの。そのため、細胞の修復が完了して通常の状態に戻ってしまえば代謝も元通りとなっていくため、引き上げ効果や引き締め効果は落ち着いていき、最終的には元の状態に戻るという事になります。
これが「ハイフ治療の効果は一定期間で無くなる」と言われる理由です。

ただし、ハイフ治療によって作られた新しい細胞やコラーゲンなどの組織は、すぐに無くなっていくわけではありませんので、治療によって代謝が促進された状態が落ち着いてもある程度の期間は引き上げ効果や引き締め効果が持続します。
この「効果が維持できる期間」については普段の生活習慣やスキンケアの内容に大きく左右されるため、治療による効果を維持するためには術後のケアが重要になります。

ハイフ治療による「脂肪減少」効果は維持されやすい

ハイフ治療には、実はもう一つ期待できる効果があり、それが「皮下脂肪の減少効果」です。
ハイフによって皮下に熱刺激が加えられると、皮下脂肪の層にも熱が加わるため、脂肪細胞を熱で溶かして破壊する事が可能です。
脂肪細胞が減少する事でスリミング効果が得られるのですが、脂肪細胞は20歳を超えた頃からは一定の数からほとんど増減しないと言われており、細胞の数そのものを減少させてしまえばその場所は太りにくくなるという事が分かっています。
つまり、ハイフ治療で脂肪細胞を減少させた効果については一定期間が経過しても元に戻る(=リバウンドする)という可能性が低く、スッキリとした状態を維持できるといえます。

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効果が持続する期間について

ハイフ治療による効果の中でも、特に引き上げや引き締め効果については大体治療後1~3か月でピークとなり、その後徐々に元の状態に戻っていきます。
これは熱刺激によってダメージを負った肌細胞の回復のために代謝が促進される期間が大体このくらいの期間であるためで、それ以降は治療を受ける前の代謝と同じ状態に戻るためです。
代謝が促進された期間に作られたコラーゲンなどの肌のハリを保つ成分は、すぐに無くなってしまうわけではありませんが、時間とともに減少していくため、大体半年から1年程度が経過する頃には治療前と近い状態まで戻る事となります。
つまり、普通に過ごしていればハイフ治療の効果は大体半年から1年程度で無くなって「元の状態に戻った」と感じる事となります。

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ハイフは施術直後から効果は出る?

ハイフ治療の効果は大体1~3か月後にピークを迎えるものと紹介しましたが、治療の効果は直後でも実感する事が出来ます。
これは、ハイフの熱刺激によってSMAS層と呼ばれる部分の筋膜を収縮させる効果があるためで、これによって治療の直後から「引きあがった」と実感する事ができます。
治療直後から実感できるリフトアップ効果と、そこから更に肌にハリが出て引き締まる効果の両方が組み合わさる事で、高いアンチエイジング効果が実感できる点がハイフ治療の利点です。

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治療後のダウンタイムは?

治療箇所のダメージが回復し、日常生活に戻るまでの期間をダウンタイムと呼びますが、ハイフ治療の場合は肌表面には熱が加わらず、深部への刺激のみであるため特に治療後のダウンタイムはありません。
ただし、肌の深部に軽い火傷を起こす事で肌の回復力を引き出すという治療法ですので、場合によっては軽い赤みや腫れ、むくみやヒリヒリとしたような痛みといった副反応が出てしまう事があります。
こうした副反応も大体2~3日すれば落ち着きますが、症状が強く出た場合や長く続いてしまうような場合でも、適切な処置を行う事で早期に改善する事が可能ですので、治療を受けたクリニックに早めに相談すると良いでしょう。

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ハイフ治療で期待できる効果

ハイフ治療を受ける事で得られる効果としては、下記のようなものが挙げられます。

小顔効果

フェイスラインの脂肪減少と引き上げ、引き締めが同時に行われる事で小顔効果が期待できます。
引き締め効果や引き上げ効果は3か月から半年程度の期間を開けて定期的に受ける事で、高い効果を実感し続けやすくなります。
脂肪の減少効果については繰り返し施術を受ける事でだんだんと脂肪細胞の総量を減らしていく事になるため、フェイスラインのもたつきを少しずつ改善していく事ができます。

シワ・タルミの改善効果

加齢によって生じるシワやタルミといったエイジングサインは真皮層におけるコラーゲンやエラスチンといった成分の減少が一つの要因となります。
ハイフ治療によって真皮層部分への熱刺激が加わると、コラーゲンやエラスチンといった成分を作り出す線維芽細胞という細胞の代謝が活発になり、弾性成分を多く作り出すようになります。
これにより肌がハリを取り戻し、シワやタルミを改善する事ができます。

肌質改善・美肌効果

肌は20歳頃をピークとして徐々に代謝(=ターンオーバー)が低下していく事で、毛穴の開きや肌荒れといったトラブルが発生しやすい状態となります。
ハイフ治療によって肌の代謝能力を引き上げる事で、新しく健康的な肌細胞への入れ替わりが促進されて肌質が改善し、美肌へと導く事ができます。

ハイフ治療はボディケアとしても人気

フェイスラインや頬の引き上げ、引き締めといったアンチエイジング治療として人気の強いハイフ治療ですが、ボディケアとしても高い効果が得られて人気です。
肌にハリを作る効果や脂肪細胞を減少させる効果があるため、肌のたるみやぜい肉が気になる箇所を手軽にケアしたいという場合には是非利用してみてください。

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ハイフの効果を高めるためのポイント

ハイフ治療をせっかく受けるなら、なるべく高い効果が出てほしいですよね。
効果を高め、そして持続させるためのポイントをご紹介します。

治療後はバランスの良い食事で栄養をしっかり摂る

これまでに解説している通り、ハイフ治療は「体のもつ代謝機能」を高める事でアンチエイジング効果を得る治療法です。
細胞が正常に代謝を行うためには十分な栄養を血管から受け取る必要があり、その栄養を接種するのは食事。
代謝にはアミノ酸や各種ビタミン、ミネラル類が必要となりますので、アミノ酸の元となる十分な量のたんぱく質や、ビタミン、ミネラル類をしっかりと摂る必要があります。
栄養を十分に摂らずにいると肌が単に熱によってダメージを受けただけになってしまう可能性もありますので、サプリメントなども上手に活用してバランスよく栄養をとりいれるようにしましょう。

治療は3か月~半年に1回程度を目安に受ける

コラーゲンなどを積極的に作り出すようになる効果は大体3か月を過ぎた頃から落ち着いていきますので、3か月から半年程度に1回の間隔で治療を繰り返すと、引き締め&引き上げ効果を最大限の状態で継続していく事ができます。
繰り返し治療を行う事で肌の状態が整い、効果もアップしていきますので、1度体験して終わりではなく定期的に受ける治療として継続する事をおすすめします。

ただし、継続した方が良いからといって治療から1か月でまた受けるなど、短期間で繰り返す事はNGです。
その理由として、肌の状態がまだ回復しきっていないタイミングで重ねて照射を行ってしまうと、熱による刺激が強くなりすぎて火傷などのトラブルに繋がりやすく、かえって肌に大きなダメージとなってしまう可能性があるためです。
適切な治療の間隔については担当の医師と相談するようにしましょう。

治療後の保湿ケアを十二分に行う

ハイフの施術を受けた後は、肌内部が軽い火傷のような状態でとても乾燥しやすくなっています。
肌は一定の潤いを保つ事で紫外線や雑菌などの刺激から体を守る役割を担っていますので、なるべく乾燥させずに十分な潤いを保つ事が肌老化を防ぐ重要なポイントとなります。
ハイフ治療の後は、通常時よりもしっかりと保湿ケアを行って、肌の潤いを十分に維持するように心がけましょう。

適切なカウンセリングと施術が受けられるクリニックを選ぶ

マシンによって施術を行うハイフ治療は「どこで受けても効果は同じ」と思われがちですが、照射を行う箇所や出力の強さなど、最適な治療が行われるかどうかで得られる効果には差がでてきます。
医師や看護師といった医療知識をしっかり保有した者による丁寧なカウンセリングと、一人ひとりに十分な時間をとった余裕のある施術を行う事で「医療ハイフ」としての高い効果を発揮する事が出来る治療ですので、是非そうしたクリニックを選んでください。

ハイフ治療による高いアンチエイジング効果は、適切なカウンセリングと照射の技術力、そして術後の過ごし方によって大きく差がでてきます。
今回ご紹介した内容を参考に、是非ハイフ治療の高いリフトアップ効果を実感してください。

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本コラムの監修医師

1978/04:富山医科薬科大学医学部医学科入学
1984/03:富山医科薬科大学医学部医学科卒業
1984/06:大阪市立大学医学部付属病院研修医
1986/04:大阪市立大学大学院医学研究科外科系外科学専攻
1990/03:大阪市立大学大学院医学研究科外科系外科学修了
1990/04:田辺中央病院医長
1991/04:城本クリニック

医学博士 / 日本美容外科学会専門医
第105回日本美容外科学会 会長
城本クリニック総院長 森上和樹

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