コラム
COLUMNゴルゴ線の消し方はあるの?原因や予防法を徹底解説!
ゴルゴ線の消し方には、ヒアルロン酸注入や糸リフトなどの治療方法があります。自分でマッサージを行う方法などもありますが、やり方を誤ると悪化することがあるため注意が必要です。この記事では、ゴルゴ線の改善方法や注意点を解説しています。
ゴルゴ線とは、目頭から頬の中央部にかけて生じるラインのことです。ゴルゴ線は一度できると改善が難しいため、目立ち始める前から予防することが重要です。
この記事では、ゴルゴ線の原因や改善方法を解説します。セルフケアの注意点なども紹介しているので、ぜひ参考にしてください。
ゴルゴ線とは?セルフケアの消し方!
ゴルゴ線とは、目頭から頬の中心のあたりまで伸びている線のことです。正式名称は「ミッドチークライン」ですが「ゴルゴ13」という漫画の主人公と同じ位置にシワが生じるため、ゴルゴラインと呼ばれています。
ゴルゴ線は、加齢によるたるみなどで皮膚にくぼみや溝ができ、目立つようになります。下記の項目から、ゴルゴ線をセルフケアで改善する方法を紹介します。
スキンケア
ゴルゴ線を目立たせなくするためには、毎日のスキンケアでしっかりと肌を保湿することが大切です。
スキンケアアイテムを選ぶ際は、セラミドやヒアルロン酸、コラーゲンがたっぷり含まれたものを選びましょう。保湿をする際は、基本的には下記の流れで行います。
- 化粧水を肌にしっかりなじませる
- 美容液でさらに保湿成分を補給する
- 乳液やクリームで肌にふたをして水分を留める
また、紫外線対策もしっかりと行いましょう。紫外線はコラーゲンやエラスチンの元となる細胞にダメージを与え、シワやたるみを引き起こします。
外出時は日焼け止めを塗り、サングラスや日傘、帽子なども利用して紫外線から肌を守りましょう。日焼け止めを塗り直すときは、汗や皮脂をティッシュなどで拭いたあとに塗ってください。
また、紫外線は1年をとおして降り注いでいるため、季節を問わず対策を行うことが大切です。
マッサージ
ゴルゴラインは、顔の筋肉である表情筋のたるみが原因のひとつです。パソコンやスマートフォンなどで日常的に目を酷使していると、筋肉が硬くなって老廃物が溜まり、筋力が衰えやすくなります。
そのため、表情筋をマッサージして血液やリンパの流れを促し、顔の筋肉をほぐしてあげることが大切です。
マッサージをする際は、親指で頬骨を押し上げてそのままキープし、口を開けたり閉じたりして筋肉をほぐしてみましょう。また、目の周りを親指で揉みほぐすマッサージも効果的です。
ただし、肌はデリケートなため、強く擦らずやさしくマッサージをしましょう。また、クリームやオイルを使って肌への負担を抑えることも大切です。
表情筋トレーニング
ゴルゴ線を目立たせなくするためには、表情筋トレーニングも有効な方法です。顔の表情をつくるときは、主に小頬骨筋、大頬骨筋、上唇挙筋、上唇鼻翼挙筋が使われており、これらはゴルゴラインにも関わっています。表情筋は動かさなければどんどん固まってしまうため、トレーニングで積極的に動かしましょう。
ゴルゴ線の解消には、頬のトレーニングがおすすめです。軽く口を開いて上の前歯を突き出し、下唇とあごを引き寄せます。その状態で10秒間キープしましょう。頬骨の下を軽く押しながら、頬の筋肉を引き上げるよう意識することがポイントです。
続いて、目もとのトレーニングを行います。目を大きく見開き、6秒間強く目を閉じる動作を3回程度繰り返しましょう。表情筋は毎日のトレーニングで鍛えられるため、時間を決めてコツコツと行うことが重要です。
人と話す機会を作る
人と話したり、表情を豊かにしたりといったことを意識すると、表情筋が活発に動くため、筋肉の衰えを防げます。逆に人と話す機会があまりなかったり、無表情の時間が多かったりすると、表情筋が衰えてたるみの原因となります。
表情筋のたるみは、ほうれい線やマリオネットラインの原因でもあるため、人と話す機会を増やすことでゴルゴ線以外の悩みにもアプローチできるのです。会話をする機会があまりない方は、動画や映画を見て笑ったり泣いたりするなど、積極的に表情筋を動かす時間を作りましょう。
生活習慣を見直す
ゴルゴ線をなくすためには、生活習慣を見直すことも重要です。下記の項目から、生活習慣に関する5つのポイントについて紹介します。
睡眠を十分に取る
肌を健やかに保つためには、睡眠を十分に取ることが重要です。ゴルゴ線に限らず、シミやシワ、ほうれい線などを目立たせなくする効果にも期待できます。
睡眠不足は肌のターンオーバーの乱れを引き起こし、コラーゲンやエラスチンの生産量を減らしてしまいます。そのため、肌のハリ・弾力が失われ、たるみや乾燥につながりゴルゴ線が目立つようになります。
人それぞれ最適な睡眠時間は異なりますが、毎日6時間以上の睡眠時間を確保しましょう。また、成長ホルモンが最も分泌されるのは、眠りについてから3時間までの間といわれています。この時間に良質な睡眠を促せるよう意識することが大切です。
適度な運動をする
適度に運動を行うことも、ゴルゴ線の改善につながります。運動によって全身の血行が促進されることで、肌の弾力やハリの低下、たるみなどを防げるためです。
血行不良の改善には、激しい運動をする必要はありません。運動習慣がない方でも始めやすいのは、ストレッチやウォーキングなどです。ストレッチは身体に負荷があまりかからず自宅でも行えるため、継続しやすいでしょう。
日々の生活のなかに運動を取り入れ、血行を促進させてゴルゴ線の改善を目指しましょう。
バランスのよい食生活を心掛ける
ゴルゴ線の目立たない肌を目指すためには、バランスのよい食生活を心がけることもポイントです。タンパク質やイソフラボン、ビタミン類などを積極的に摂りつつ、栄養が偏らないよう意識しましょう。
砂糖を含む食品や炭水化物の過剰摂取は、老化の原因となる「糖化」を引き起こします。糖化になるとコラーゲンが減少し、たるみの原因になるため注意しましょう。抗酸化作用のあるビタミンAやビタミンC、ビタミンEも意識して摂取し、肌の酸化を防ぐことも大切です。
また、ダイエットをすると皮下脂肪が減少して余計にゴルゴ線が目立ってしまいます。過度な食事制限は控え、野菜を多めに摂取するなど健康的なダイエットを行いましょう
タバコを吸わない
タバコに含まれるニコチンやタールは、肌のハリや弾力を低下させ、老化を促進させます。 ゴルゴ線が目立つようになるうえ、ほうれい線やまぶたのたるみなどを引き起こすため注意が必要です。
喫煙している方は、まずは一日のタバコの本数を減らしてみましょう。それでも禁煙が難しい場合は、禁煙外来を受診するのもひとつの手段です。
正しい姿勢を保つ
ゴルゴ線の改善には、正しい姿勢を保つことも大切です。悪い姿勢を続けていると、顔や首、肩周りの血流やリンパの流れが悪くなり、必要な栄養素が肌に行き渡らなくなってしまいます。立つとき、座るときの姿勢をいま一度見直し、常に正しい姿勢をこころがけましょう。
とくに、猫背の方や頬杖を付く癖がある方は注意が必要です。また、スマートフォンの画面を俯くような姿勢で見ていると、重力の影響で顔のたるみにつながってしまいます。スマートフォンを顔の高さまで持ち上げ、まっすぐ前を見るような姿勢を意識しましょう。
メイクをする
ゴルゴ線を目立たせなくするためには、ここまで紹介したセルフケアを行うことは大切です。しかし、完全に消すことは難しいため、メイクを工夫してゴルゴ線を隠すこともひとつの方法といえます。
コンシーラーやハイライト、チーク、ノーズシャドウなどをうまく活用し、下記の手順でゴルゴ線をカバーしてみてください。
- 肌より明るめの色のコンシーラーをゴルゴ線にのせる
- 涙袋の中心にコンシーラーをのせて涙袋をつくる
- 頬の高い位置と、Cゾーンにハイライトをいれる
- ノーズシャドウを眉頭から鼻筋の横に入れてメリハリをつくる
コンシーラーはカバー力が高いものを選び、薄くのせるのがポイントです。厚塗りをするとゴルゴ線が逆に目立ってしまうため注意しましょう。
ゴルゴ線のセルフケア注意点
ゴルゴ線のセルフケアを行う際の注意点を解説します。
やり方を誤ると悪化させる可能性がある
表情筋のマッサージやトレーニングは、予防目的としては有効ですが、やり方を誤ると悪化させる可能性があるため注意しましょう。力を入れすぎたり、摩擦を加えたりすると余計にたるみを悪化させてしまうことになります。
とくにマッサージを行う場合は、クリームやオイルを活用し、できるだけ刺激や摩擦を抑えることがポイントです。
即効性や劇的な改善は望めない
ゴルゴ線のセルフケアは、今より深いラインにならないように予防する程度の効果は期待できます。ただし、ゴルゴ線は筋力の低下やハリ・弾力不足が原因のため、進行を止めることは困難です。
そのため、すでにできてしまったゴルゴ線をセルフケアで劇的に改善したり、即効性を求めたりするのは難しいことを認識しておきましょう。確実に効果を得たい場合は、美容医療を受けるのがおすすめです。
「城本クリニック」では、ゴルゴ線を改善する治療方法として、ヒアルロン酸注入や高周波・超音波の照射治療、糸リフトなどから選択可能です。治療前に丁寧なカウンセリングで悩みを聞き、最適な治療方法をご提案いたします。
また、顧客の負担を軽減するため、治療の痛みや腫れが心配な方でも安心して受けられるような環境が整っています。電話以外にも、無料のメール相談を24時間受け付けており、納得がいくまで相談ができます。
ゴルゴ線を消すメイク方法!
ここからは、ゴルゴ線を隠すためのメイク方法を紹介します。
1.コンシーラーをゴルゴ線にのせる
まずは、ゴルゴ線が気になる箇所にコンシーラーをなじませます。ゴルゴ線の影は皮膚のたるみから生じるため、コンシーラーを塗ってツヤを出すことで、光が当たったときに影が目立ちにくくなるのです。
ただし、厚塗りをしてしまうと逆にゴルゴ線が目立ってしまうため、薄く塗って自然な仕上がりになるようこころがけましょう。筆ではなく指でポンポンと軽くなじませるとナチュラルに仕上がります。
また、コンシーラーを選ぶ際は自分の肌より明るめのカラーで、ツヤが出るリキッドタイプがおすすめです。
2.コンシーラーを涙袋にのせる
続いて、コンシーラーを涙袋にのせましょう。目を大きく見せられるうえに、ゴルゴ線の影が涙袋を強調させるため、ゴルゴ線が目立ちにくくなるのです。
このとき、涙袋の中心のあたりに塗ってぼかすとはっきりした涙袋ができます。コンシーラーのカラーは、ホワイト系よりも肌になじみやすいベージュ系がおすすめです。
3.頬の高いところ&目の横のCゾーンにハイライト
頬の高いところと、目の横のCゾーンにふんわりとハイライトをのせると、ゴルゴ線の影が目立ちにくくなります。肌のトーンアップも期待できるため、健康的でいきいきとした印象に見せられるでしょう。
ただし、ゴルゴ線や顔の広範囲にハイライトをのせてしまうと、逆に影が目立ってしまうため注意が必要です。
4.ゴルゴ線にチーク
最後は、ゴルゴ線の上に薄くチークをのせます。血色感をプラスすることで、ゴルゴ線の陰によって暗くなりがちな印象を明るく見せることが可能です。
チークを入れる際は、ゴルゴ線の境目にふんわりといれ、あまり広範囲に濃く入れすぎないようにするのがポイントです。また、シェーディングなどでフェイスラインを整えると、ゴルゴ線の印象を薄くできます。
ゴルゴ線は大人になってからできることが多い
ゴルゴ線は、大人になってから目立ち始めるケースが多いです。加齢によってできたゴルゴ線は、表情筋の衰え、顔の脂肪の減少などが原因とされています。
しかし、骨格や脂肪の付き方が原因で、子どものころからゴルゴ線が目立つケースもあります。
ゴルゴ線ができる原因は?
ここからは、ゴルゴ線ができる原因を詳しく解説します。
筋肉の衰え
ゴルゴ線ができる原因のひとつは、筋肉の衰えです。ゴルゴ線に関わる表情筋は、目元の眼輪筋や、頬・小鼻に関わる上唇鼻翼挙筋、頬を支える大頬骨筋、小頬骨筋などです。これらの筋肉が衰えると、頬や目元を支える靭帯と筋肉の間に溝ができ、ゴルゴ線が目立ってしまいます。
表情筋の衰えは、ゴルゴ線以外にもほうれい線やマリオネットラインにも影響を与えるため、顔周りの筋肉を定期的に鍛えることが重要です。とくに、普段人と会話をする機会がない方は表情筋を動かすことが少ないため、顔の筋肉が衰えやすいといえます。
日頃から人と会話をしたり、表情筋トレーニングやマッサージを積極的に行ったりすることで、ゴルゴ線の溝が深くなることを予防できるでしょう。
水分不足
肌の水分不足も、ゴルゴ線が目立ってしまう原因のひとつです。肌のハリや弾力は、コラーゲンやエラスチン、ヒアルロン酸などの成分が保っています。しかし、これらの成分は加齢や紫外線、乾燥などによって細胞のはたらきが衰えると、徐々に減少してしまいます。
肌のハリや弾力がなくなると顔の皮膚がたるみやすくなり、ゴルゴ線が目立つようになってしまうのです。肌のハリや弾力の衰えを防ぐためには、スキンケアでしっかりと保湿をしてうるおいを補ってあげることが大切です。
脂肪の減少
脂肪の減少がゴルゴ線の原因となっていることもあります。年齢を重ねると皮膚の近くにつく皮下脂肪が減少し、ゴルゴ線が目立ってしまう傾向にあります。
通常は、皮下脂肪が皮膚を持ち上げてくれるおかげで若々しい肌をキープできていますが、皮下脂肪が減少すると持ち上げていた皮膚が余ってしまい、たるみの原因になることがあります。目元や頬にたるみが生じると、ゴルゴ線が目立つようになるのです。
加齢による脂肪の減少を抑えることは困難ですが、食事の栄養バランスを意識するなど、常に適度な体重をキープすることが大切です。難しい場合は、たるみを改善できる美容医療を受けるのがよいでしょう。
血流の悪化
血流の悪化もゴルゴ線の原因となります。血流が悪くなると代謝が落ちてしまい、肌のハリや弾力が低下してたるみが引き起こされ、ゴルゴ線が目立つようになります。
血行不良の主な原因は、身体の冷えやコリ、睡眠不足、喫煙などです。とくに、ニコチンやタールが含まれるタバコは老化を促進させる原因となり、ゴルゴ線の目立ちやすさにも影響しています。
ほかにも、パソコンやスマートフォンを長時間利用している場合は、目の疲れや姿勢の悪さなどが原因で、血流やリンパの流れが滞ってしまう可能性があります。
このように、血流の状態には生活習慣が大きく関わっているため、ゴルゴ線ができないように普段の生活を見直してみることも大切です。
眼精疲労
ゴルゴ線ができる原因として、眼精疲労も挙げられます。目の周囲の筋肉が凝っていると、血行が悪化して老廃物が蓄積しやすくなり、ゴルゴ線が目立つようになります。
眼精疲労は、加齢によって目の筋肉の動きが悪くなることや、目を酷使することなどが原因です。たとえば、パソコンやスマートフォンを長時間見ていたり、目が乾燥してドライアイになったりすることで眼精疲労を引き起こす場合があります。
また、コンタクトや眼鏡の度数が合っていない場合も要注意です。不安な場合は、一度眼科を受診し、コンタクトや眼鏡を適切に使用できているかどうかを確認してもらいましょう。
生まれつきのゴルゴ線は解消できるの?
生まれつきのゴルゴ線は、ヒアルロン酸注入やハイフ、RFなどの美容医療を受けることで解消できる場合があります。
生まれつきのゴルゴ線は、脂肪の付き方や骨格などが主な原因です。「頬骨が平らな形状」「皮膚が薄い」「目元に脂肪がある」などの特徴をもっていると、10代からでもゴルゴ線が目立つ場合があります。骨格による原因は遺伝の可能性が高いため、親がゴルゴ線の目立つ顔立ちであれば、その子どもにも受け継がれることがあるでしょう。
生まれつきのゴルゴ線は、加齢が原因のゴルゴ線と比較すると改善が難しいといえます。セルフケアを行っていても改善が見られない場合は、美容外科で自分に合った方法を選択し、治療を受けるのがおすすめです。
ゴルゴ線を消す治療方法
ここからは、ゴルゴ線を消す治療方法を3つ紹介します。治療を検討している方は、自分に合う方法を探しましょう。
ヒアルロン酸注入
ヒアルロン酸注入とは、体内に吸収されにくい製剤(フィラー剤)を皮下に注入し、内側からハリをつくる治療方法です。ゴルゴ線にヒアルロン酸を注射することで、へこみの部分を無くしてふっくらと見せられます。
水分を多く抱え込む性質のあるヒアルロン酸は、元々肌に存在しており、うるおいやハリを保つはたらきをもっています。のまま注射すると体内に吸収されてなくなってしまうため、ヒアルロン酸注入治療では、特殊な方法で吸収されにくくした製剤が使われているのです。
ヒアルロン酸注入治療に使われる製剤には数種類のタイプがあり、体内に残り続ける期間や、触ったときの感触などに違いがあります。
ヒアルロン酸注入は短時間で施術が終わるため、気軽に受けやすいのが魅力です。麻酔を含めたとしても1時間以内で終了します。また、治療後はすぐに効果を実感しやすいため、結婚式などのイベント直前に施術を受けてもベストな状態をつくれます。
ただし、ヒアルロン酸注入は持続期間が短く、効果をキープさせるためには定期的に注入を続ける必要があります。ヒアルロン酸を注入してから一定期間が過ぎると、徐々に体内に吸収されていき、最終的には注入前の状態に戻ってしまうためです。
また、ヒアルロン酸は皮下に注射を打つという性質上、毛細血管を傷つけて内出血が起こる場合があります。しかし、ほとんどの場合は数日以内、長くても2週間以内には治まるため過剰な心配は必要ありません。
<ヒアルロン酸注入は公的医療保険が適用されない自由診療です。>
標準的な費用 | 0.1cc 10,780円(税込)~ |
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目安の治療期間及び回数 | 治療時間・期間 5~15分程度・1日 通院回数 通院・入院は不要 |
リスク・副作用 | ・内出血 注射針を肌に刺すため、患部が内出血を起こす可能性があります。治療直後よりも、翌日以降にあらわれやすいです。数日、長くても2週間程度で薄くなります。 ・腫れやむくみ 施術後は膨らみやむくみ、腫れが2日〜3日ほど続きますが、約1週間で治まる傾向にあります。 ・痛み 顔は腕よりも皮膚が薄いため、予防接種や採血と比較すると、チクッとした痛みを感じやすい可能性があります。万が一治療後に痛みが続く場合は、医師に相談しましょう。 ・違和感 ヒアルロン酸が皮下に注入されることによって、突っ張った感覚や違和感が出るケースがあります。1週間程度で慣れる方が多いでしょう。 ・肌にヒアルロン酸が透けて見える(チンダル現象) チンダル現象は、ヒアルロン酸を皮膚の浅い位置に注入してしまったことで起こる症状です。メイクで隠れる程度のこともありますが、気になる場合はヒアルロン酸分解注射を打てば解消できます。 ・しこり 時間が経つと体内に吸収され、なくなります。ただし、しこりが大きかったり痛みが生じたりした際は、ヒアルロン酸を分解する処置が必要になることがあります。 ・感染 稀に、ヒアルロン酸を注入した際に「バイオフィルム」と呼ばれる菌膜ができてしまい、感染するケースがあります。万が一感染した場合は、抗生剤を使った治療が必要になることがあります。 ・アレルギー反応 稀にかゆみやじんましんの症状が出ます。治療後すぐに症状が出る場合もありますが、数日後に気になり始める方もいるため、気づいた時点で医師に相談してください。 |
高周波・超音波の照射治療
肌のたるみが原因であるゴルゴ線は、フォトRF(高周波)やハイフ(高密度焦点式超音波)などの照射治療で改善できる場合があります。
フォトRFとは光エネルギーと高周波エネルギーを組み合わせた治療方法です。肌へのダメージを抑えながら真皮層まで熱エネルギーを与え、繊維芽細胞を刺激してコラーゲンやエラスチンの生成を促進させます。
ハリや弾力のアップ、しわ、たるみの改善に効果があるため、ゴルゴ線やほうれい線などの気になる箇所にアプローチできます。照射後は一時的に赤みやほてりが生じるほか、日焼けをしやすい状態になるため、十分な保湿と日焼け対策を行うことが大切です。
ハイフとは、超音波のエネルギーによって細胞を破壊することで、肌の再生を促す治療方法です。コラーゲンの生成による引き締め効果や、筋膜の引き締めによるリフトアップ効果が期待でき、たるみを解消してゴルゴ線にアプローチします。
治療中は、超音波による熱刺激によって痛みや熱さが生じやすいです。額や頬など、皮膚が薄く骨が近い箇所は痛みを感じやすい傾向にあります。また、皮下への熱刺激によりやけどと同じような状態となるため、腫れやむくみが生じる場合もあります。
治療後1~2週間程度で治まる傾向にありますが、強い腫れが生じた場合は医師への相談が必要です。
<高周波の照射治療は公的医療保険が適用されない自由診療です。>
標準的な費用 | 高周波(フォトRF):10,780円~(税込) |
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目安の治療期間及び回数 | 治療時間・期間:15~20分程度 通院回数:5~6回の通院が目安 |
リスク・副作用 | ・赤み・ほてり 照射した部分に、赤みやほてりが生じる可能性があります。数時間から半日程度で治まるのがほとんどです。 ・紫外線ダメージ 乾燥で肌のバリア機能が低下すると、紫外線ダメージを受けやすくなります。いつも以上に念入りな保湿ケアをしましょう。 ・乾燥しやすくなる 熱の照射により一時的に肌の水分量が低下します。いつも以上に念入りな保湿ケアをしましょう。 ・火傷 従来のレーザー治療よりは火傷のリスクは低いですが、治療後に赤みの症状などが出た場合は医師に相談してください。 |
標準的な費用 | 顔全体(あご下含む) 65,780円(税込) |
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目安の治療期間及び回数 | 治療時間 1~1.5時間 通院回数 3か月~半年に1回のペースで通院 |
リスク・副作用 | ・痛み 術中に熱による痛みを感じる可能性があります。痛みが苦手な方などは、笑気麻酔の併用など、対処できます。 ・赤み・腫れ・むくみ 肌に赤みが出たり、むくみや腫れが起こることがあります。1週間ほど経てば治まる場合がほとんどです。 ・乾燥しやすくなる 熱の照射により一時的に肌の水分量が低下します。いつも以上に念入りな保湿ケアをしましょう。 ・顔がこける 顔の脂肪が少ない方は、頻繁にハイフ施術を受けることで顔がこけてしまうこともあります。自分にあった施術や照射方法を受けることが大切です。 ・紫外線ダメージ 乾燥で肌のバリア機能が低下すると、紫外線ダメージを受けやすくなります。いつも以上に念入りな保湿ケアをしましょう。 ・しびれ、神経損傷 稀なケースですが、誤った部位への照射や過度な出力によってしびれや神経損傷が発生することもあります。施術後にこれらの症状が現れた場合はすぐ医師に相談してください。 |
糸リフト
糸リフトとは、肌を医療用の糸で内部から引き上げ、肌のたるみを改善する治療方法です。医療用の糸には体内で溶ける糸を用いるため、治療後一定期間が過ぎると糸が溶けてなくなります。しかし糸の周辺にできたコラーゲン組織などはなくならず、肌のリフトアップ効果は継続するため最小限のリスクで受けられます。
糸リフトは、従来のようなメスを用いて切開をするリフトアップと異なり、注射器のような医療用器具で糸を挿入するのが特徴です。そのため、治療中のリスクを抑えつつ短時間で行えます。また余分な皮膚を切除する形成外科の場合は、施術を繰り返し受けることはできませんが、糸リフトの場合は何度でも治療を受けられるのがメリットです。
ただし糸リフトの効果は永続的ではないため、1年から2年程度で元の肌質に戻ってしまいます。たるみを解消し続けるためには、治療を定期的に受ける必要があり、その分コストもかかってしまうのがデメリットです。
また、たるみの度合いがひどい場合は、リフトアップの効果が十分に得られないことがあります。皮膚や筋肉、骨格などが影響している場合はほかの治療方法が適しているケースもあるため、カウンセリングの際に医師と十分相談することが大切です。
<糸リフトは公的医療保険が適用されない自由診療です。>
標準的な費用 | 4本 206,800円(税込) 追加1本 55,000円(税込) |
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目安の治療期間及び回数 | 治療時間・期間 30分程度・1日 通院回数 通院の回数制限なし |
リスク・副作用 | ・痛み 軽度の痛みや違和感が生じる場合があります。数日から1週間程度で自然に消失します。場合によっては長期間痛みが続くことがあります。 ・腫れや赤み 糸を挿入する部位によっては、軽度の腫れや赤みが生じる場合があります。数日から1週間程度で自然に消失します。 ・皮下出血 糸を挿入する際に、皮下出血が生じることがあります。多くの場合、出血は軽度で自然に吸収されますが、まれに瘢痕が残ることがあります。 ・感染症 糸を挿入する際に、感染症が生じる可能性があります。感染症が生じた場合には、抗生物質などの治療が必要になります。 ・糸の切れ・抜け 糸が切れたり、抜けたりすることがあります。糸が切れた場合には、再度糸を挿入する必要があります。 ・肌に凹凸ができる 糸を引っ張る力の強さによって肌の表面に凹凸が生じる場合がありますが、凹凸ができても施術後少しずつ目立たなくなります。 ・糸が透けることがある 皮膚の浅い部分に糸が埋め込まれると、施術後顔をよく見たときに糸が透けて見える場合があります。 ・効果の持続が永続的ではない リフトアップ効果が永久的に続くわけではありません。多くの場合施術効果が感じられるのは1~2年です。 ・強いたるみはリフトアップしきれない場合もある 切開リフトと比べると糸リフトは効果が弱く、強いたるみにはあまり効果がありません。 ・顔が引きつる 糸の引っ張り方が強すぎると施術後顔が引きつったような仕上がりになることがあります。施術から2~4週間ほど経つと気にならなくなるケースが多いです。 |
城本クリニックでは、カウンセリング時にお客様のご要望やお悩みをお聞きしたうえで、最適な治療方法を提案します。お電話、または24時間無料のメール相談にていつでもご相談を承っております。
また、LINEでの予約・相談も可能で、友だち追加をして質問に答えるだけで簡単に登録できます。ゴルゴ線の治療を検討されている方は「城本クリニック」へお気軽にご連絡ください。
ゴルゴ線治療の不安を解決!
ゴルゴ線治療をいざ受けようと思っても、何かと不安に思うことは多いでしょう。この章では、ゴルゴ線治療時のダウンタイム期間や痛みなど、よくある疑問にお答えするのでぜひ参考にしてください。
メイクはいつからできるのか
メイクがいつからできるかは、施術内容によって異なります。ヒアルロン酸注入の場合は翌日からメイク可能ですが、注射部位を避けてメイクする場合は当日から可能になります。
フォトRF(高周波)やハイフ(超音波)の場合は、どちらも当日からメイク可能です。
お風呂、サウナ、飲酒はいつから可能なのか
ヒアルロン酸注入治療を受けた場合、お風呂やサウナ、飲酒は治療直後から可能になります。フォトRF(高周波)についても、施術当日から可能です。
ハイフ(超音波)の施術後は、熱いお風呂やサウナ、激しい運動は避けるようにしましょう。温度の高い環境は肌への刺激や赤みの原因になるため、当日の入浴は控え、シャワーのみで済ませましょう。
ダウンタイム期間
ヒアルロン酸注入のダウンタイムに関しては、注射部位の赤みが落ち着くまで2~3日程度かかります。ハイフ(超音波)は筋肉痛に似た痛みが数日続く場合がありますが、ダウンタイムはほぼありません。
フォトRF(高周波)に関しては熱エネルギーを利用するため、治療後に赤みや腫れが生じることがあります。照射した部位は多くの場合かさぶたになりますが、数日から1週間程度で自然に剥がれ落ちます。
治療は痛いのか
ヒアルロン酸注入の場合は、注射をする際にチクッとする程度の痛みがあります。フォトRF(高周波)は、輪ゴムではじかれたような痛みが特徴です。
ハイフ(超音波)は、肌の深いところに熱刺激を与える施術であるため、ヒリヒリとした痛みや赤み、腫れなどの副反応が起こる場合があります。
治療後の効果はどれくらい持続するのか
治療後の効果の持続期間は、人によって異なります。ヒアルロン酸注入治療に関しては、治療後1年ほどでほとんど効果がなくなる人もいれは、5年ほど効果が持続する人もいます。
フォトRF(高周波)に関しても、肌質や施術内容によって個人差がありますが、おおよそ6か月~1年程度持続するといわれています。
ハイフ(超音波)に関しては、引き締めや引き上げ効果は治療後1~3か月でピークを迎え、徐々に元の状態に戻ります。肌のハリを保つコラーゲンなどの成分も時間と共に減少していくため、半年から1年程度で治療前の状態に戻るでしょう。
深いシワでも効果はあるのか
ヒアルロン酸注入は、皮下に注射を打つことにより内側からハリや弾力をつくれるため、ゴルゴ線やほうれい線などの深いシワにもアプローチできます。
フォトRF(高周波)に関しても、真皮層に熱エネルギーを加えることで肌のコラーゲンやエラスチンを生成できるため、気になる深いシワの改善が期待できるでしょう。
ハイフ(超音波)は、超音波エネルギーによってコラーゲンの生成や筋膜の引き締めによるリフトアップ効果が期待できるため、たるみを解消しつつ深いシワを解消できます。
城本クリニックでは、ゴルゴ線治療のほかにも、ボトックス注入や点滴治療などの若返りの施術を提供しています。経験豊富な医師が、安全第一に考え、カウンセリング・アドバイス・アフターサービスを整えております。ぜひ一度公式サイトをご覧ください。
まとめ
ゴルゴ線ができる原因は、表情筋の衰えや皮下脂肪の減少などです。表情筋のマッサージやトレーニング、生活習慣の改善などによってある程度の改善は見込めます。
しかし、セルフケアはやり方を間違えると悪化する可能性があるうえに、自力での改善には限界があります。そのため、美容医療の力を借りてゴルゴ線の解消を目指すのもひとつの手段です。
「城本クリニック」では、糸リフトや高周波・超音波の照射治療、ヒアルロン酸注入など、ゴルゴ線を改善するための施術プランが豊富にそろっています。施術前に丁寧なカウンセリングを行うことで、患者様のお悩みに合った施術プランのご提案が可能です。
治療中の痛みや腫れなど、患者様の負担を軽減できるようなサポート体制も整っています。アフターケアも徹底しており、気になることや不安なことがあればいつでもご相談可能です。
お電話または24時間無料のメール相談にて、いつでもご連絡を承っております。ゴルゴ線でお悩みの方は「城本クリニック」にお気軽にご相談ください。
本コラムの監修医師
1978/04:富山医科薬科大学医学部医学科入学
1984/03:富山医科薬科大学医学部医学科卒業
1984/06:大阪市立大学医学部付属病院研修医
1986/04:大阪市立大学大学院医学研究科外科系外科学専攻
1990/03:大阪市立大学大学院医学研究科外科系外科学修了
1990/04:田辺中央病院医長
1991/04:城本クリニック
医学博士 / 日本美容外科学会専門医
第105回日本美容外科学会 会長
城本クリニック総院長 森上和樹