医療レーザー脱毛の基礎知識
CONSULTATION 毛の構造
皮膚表面に出ている部分を毛幹、皮膚の内部にある部分を毛根と呼びます。毛根の端は、フラスト状に膨らんでいて、毛球と呼びます。毛球の中心部は、球状の凹みがあり、その下部から真皮が入り込み、毛の栄養をつかさどる血管や神経が入り、毛乳頭と呼ばれます。
毛幹 | 皮膚の表面からでている部分で、一般的に「毛」とよばれている部分です。 |
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毛根 | 皮膚の内部にある部分で、毛幹ともよばれます。 |
毛球 | 毛根の端にあり、フラスト状に膨らんでいる部分です。 |
毛乳頭 | 毛根の一番下にあるくぼみの部分です。毛球部の中心に位置し、毛細血管を通じて毛を作るために必要な栄養(アミノ酸、ミネラル、ビタミンなど)を、毛母細胞に受け渡す役目をしています。 毛の成長に必要な栄養素をここから吸収します。 |
毛母細胞 | 毛乳頭を取り巻くように存在し、細胞分裂が盛んで、絶えず分裂・増殖を繰り返しています。 栄養を送られて細胞分裂を起こし、毛を成長させます。 |
毛包 | 毛根を包んで保護し、毛の生産を助ける組織です。 |
CONSULTATION 毛の周期
体毛は長く伸び続けていくわけではなく、成長しては抜け落ちるという一定のサイクルを繰り返しています。
皮膚の表面の体毛は全体の3分の1で、残りの3分の2は皮膚の下で新しい体毛を作る準備をしています。
体毛は『成長期 → 退行期 → 休止期』という一定のサイクルを繰り返していて、これを毛周期(へアサイクル)といいます。
この毛周期は、体の部分によって周期が異なります。つまり、皮膚の表面に生えてきている体毛を処理しても、それと違う皮膚の下で準備されている体毛が生えてくるためレーザー脱毛の治療も、この「毛周期」を元に何回が行う必要があります。
成長期 | 毛母と毛乳頭が密着し、細胞分裂を繰り返しながら毛幹を押し上げていきます。 新しい細胞に押し上げられて、毛がどんどん伸びる時期をいいます。 |
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退行期 | 毛根が角化し、毛母と毛乳頭が離れて新しい細胞を作らなくなってしまう時期です。 |
休止期 | 成長が止まった毛は、少しずつ上にあがり、抜け落ちることになります。この時期にまた新しい毛をつくる準備が始まり、成長期へと繰り返していきます。 |
CONSULTATION レーザー脱毛の仕組み
医療レーザー脱毛は、1996年にアメリカで始められた方法で、毛のメラニン色素(黒色)に反応するレーザー光線の性質を利用して、毛根周囲の組織を焼いてしまい脱毛効果を得るものです。
メラニンに反応するレーザーには何種類かありますが、毛幹をターゲットにするため、メラニンに選択的に吸収される波長(700~1,000nm)をもつレーザーが使用されます。
城本クリニックでは、アレキサンドライトレーザー・ダイオードレーザーを使用しています。
※医療用レーザー脱毛では希望する施術部位は、あらかじめ剃ってから行います。レーザー光を毛の中にあるメラニンに吸収させ、その後に起こる熱作用で毛根と毛包を破壊して脱毛させる事で、永久脱毛が可能になります。
CONSULTATION 脱毛の範囲
医療レーザー脱毛は、全身の様々な箇所に対応できます。
顔