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COLUMNヒルドイドを顔に使うと後悔する?なぜ駄目といわれているの?

「ヒルドイドを顔に使うと後悔する」という噂に科学的根拠はないものの、なぜそのような噂が流布しているのでしょうか。これは、ヒルドイドに含まれている有効成分の特性から誤解が広まったと考えられます。ヒルドイドの基礎知識や使用方法解説します。

顔のしわやたるみについて、ヒルドイドで改善するのではないかと使用を検討される方も多いでしょう。その一方「ヒルドイドを顔に使うと後悔する」というような、不安を感じる噂もあります。

そこで今回は、ヒルドイドを使用するとどのような効果が期待できるのか、種類や使用時の注意点などヒルドイドの基礎知識を解説します。また、ヒルドイドを顔に使うと後悔するといわれる理由もあわせて解説していくため、使用検討中の方は参考にしてください。

ヒルドイドの基礎知識

まずはヒルドイドにどのような効果があるのか、基礎知識をおさえておく必要があります。以下の項目でヒルドイドとはどんな製品なのか、種類や効果について詳しく解説していきます。使用を検討している方は参考にしてください。

ヒルドイドとは

ヒルドイドとは、有効成分である「ヘパリン類似物質」を含んだ外用薬のことです。1940年代から、乾燥肌の改善やアトピーの治療のために処方されてきました。

ヘパリン類似物質は、ヒアルロン酸などと同じムコ多糖類に分類され、水分を保持する作用があります。また、肝臓で作られる「ヘパリン」と似た構造・性質を持っており、保湿以外の効果も期待されています。

種類

ヒルドイドには、ソフト軟膏、クリーム、ローション、フォームなどの種類があり、油分やテクスチャーが異なります。保湿力や塗り心地、使用部位や季節に応じて使いわけるとよいでしょう。

ここでは、それぞれの種類について詳しく解説していきます。

ソフト軟膏

ソフト軟膏は、メインの油分の中に水分が含まれている油中水型で、保湿力が高く刺激が少ないです。重めのテクスチャーで伸びはあまりよくありませんが、塗った部分にとどまり、水で流れにくい点がメリットです。

軟膏という名称ですが、厳密にはクリームに分類されます。軟膏と質感が似ているため、ソフト軟膏という名称になりました。

保湿力が高い分塗り心地はべたつきを感じやすいため、入浴後などしっかり保湿したい際や、乾燥が気になる部位に使うとよいでしょう。

クリーム

クリームはソフト軟膏と異なり、水分がメインで油分が含まれている水中油型で、伸びがよい特徴があります。水で流しやすくソフト軟膏と比較すると軽い塗り心地です。

ベタベタした塗り心地が苦手な方や、春夏の湿気が多い季節、手などに使用しやすいでしょう。乾燥が気になる場合は、最初はソフト軟膏でケアし、症状が改善されてきたらヒルドイドクリームに切り替えてもよいでしょう。

ローション

ローションは、乳液のようなテクスチャーで伸びがよいため、広範囲に塗るのに適しています。べたつきにくいため、夏にも使用しやすいことが特徴です。また、頭皮など毛が生えている部位にも使用しやすい形状となっています。

しかし、まれに刺激を感じる方もいるため、初めて使用する際は狭い範囲に塗り刺激を感じないか確かめてから使用しましょう。ヒルドイドローションで刺激を感じた場合は、ソフト軟膏やクリームの使用に切り替えた方がよいかもしれません。

フォーム

フォームはスプレー缶に入っており、キメの細かい泡が出てきます。泡を伸ばすと化粧水のような質感に変化し、さらっとした軽い塗り心地です。広範囲に塗る場合や、頭皮に使用するのに適しています。

ソフト軟膏・クリーム・ローションのなかでは一番油分が少ないため、伸びがよい反面、保湿力は弱いです。スプレー缶タイプのため、人によっては容器を処分する際に面倒に感じる方もいるでしょう。

効果

ヒルドイドの有効成分である「ヘパリン類似物質」には、保湿効果や血行促進、抗炎症作用や線維芽細胞増殖抑制作用があります。

ヒルドイドには保湿以外の効果も期待できるため、顔面を除いた傷や火傷による皮膚のつっぱりやしこり、捻挫や打撲後の腫れなど、幅広い症状に使用されています。ここでは、それぞれの効果について説明します。

保湿効果

ヒルドイドの有効成分であるヘパリン類似物質は、角質層の水分を保持する機能を改善し、肌が本来持っている保湿能力を取り戻す効果が期待できます。

肌表面からの水分の蒸発を防ぐのではなく、肌の内側から保湿してくれるため、肌のバリア機能の改善や乱れたターンオーバーを整える効果も期待できます。そのため、肌の乾燥が原因の肌荒れや色素沈着、しわなどの改善も見込めます。

血行促進

ヒルドイドの有効成分であるヘパリン類似物質には、血液が固まりにくくなる作用があります。そのため血行が促進され、しもやけなどの血行障害からくる痛みが緩和されます。結果として肌の新陳代謝が促され、皮膚の赤みや炎症が抑えられるでしょう。

抗炎症作用

ヒルドイドの有効成分であるヘパリン類似物質は、炎症が起きた際に活性化する「ヒアルロニターゼ」の働きを抑制します。ヒアルロニターゼはヒアルロン酸を分解する力を持っており、これが炎症時に活性化することで、肌の保湿力が低下してしまうのです。

しかし、ヘパリン類似物質はヒアルロニターゼの働きを抑制し、ヒアルロン酸の分解にブレーキをかけるため、穏やかな抗炎症作用を発揮します。また、ヘパリン類似物質の抗炎症作用は、筋肉痛や関節炎に対しても効果が期待できます。

繊維芽細胞増殖抑制作用

線維芽細胞は、ヒアルロン酸やコラーゲン・エラスチンを作り出す細胞です。通常時であれば肌を美しく保つために重要な細胞ですが、炎症が起きると過剰に増殖することがあります。

線維芽細胞が過剰に増殖すると、コラーゲンも過剰に生成され、ニキビ跡や手術跡などが盛り上がってケロイドになってしまうことがあります。ヘパリン類似物質は線維芽細胞が過剰に増殖することも抑制してくれるため、ケロイドや肥厚性瘢痕、瘢痕拘縮などの改善にも効果が期待できます。

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ヒルドイドを顔に使うと後悔するといわれる理由

ヒルドイドを顔に使うと後悔する理由として「ヒルドイドを顔に塗ると顔がたるむ」という噂を聞いたことがある方もいるかもしれません。しかし、ヒルドイドを顔に塗ると顔がたるむという噂に医学的な根拠はありません。

先述のとおり、ヒルドイドの有効成分であるヘパリン類似物質には、炎症が起きた際に過剰に増殖した線維芽細胞やコラーゲンの生成を抑制する作用を持ちますが、通常のコラーゲン生成を抑制する働きはありません。

そのため、ヒルドイドによって肌のコラーゲンが減少して顔がたるむことはありません。医師の指示に従い、用法容量を守って使用しましょう。

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ヒルドイドを使用する際の注意点

ヒルドイドを使用する際に、注意すべきポイントが3つあります。ヒルドイドには副作用のリスクがあること、傷口を避けて使用すること、美容目的での使用には適していないことです。

それぞれ詳しく解説していくため、これからヒルドイドを使用する方は注意しましょう。

副作用のリスクがある

ヒルドイドは刺激の少ない外用薬であり、基本的には副作用のリスクも低いです。しかし、医療用医薬品であるため、副作用のリスクがあります。まれに顔の赤みやかゆみ、発疹や皮膚炎、過敏症や紫斑などの副作用が出ることがあります。

副作用と思われる症状が出た際はヒルドイドの使用を中止し、医師へ相談しましょう。また、初めて使用する際は狭い範囲に使用し、皮膚に異常が出ないか確認することをおすすめします。

傷口を避けて使用する

ヒルドイドの有効成分であるヘパリン類似物質には、血液を固まりにくくする作用が持っています。そのため、傷口に使用すると血液が固まるのを阻害し、出血を助長する危険性があるのです。

ヒルドイドは傷跡の治療に使用される外用薬のため、傷跡を綺麗に治したいと考え、傷が治りきっていない状態で使いたくなってしまう方もいるかもしれません。

しかし、ヘパリン類似物質には血液を固まりにくくしたり血行を促進したりする作用があるため、傷口には塗らずに傷が完全に治ってから使用するようにしましょう。

美容目的には適していない

ヒルドイドは医療用医薬品であり、美容目的で保湿クリームなどの代用として使用するには適していません。

ヒルドイドの有効成分であるヘパリン類似物質には水分を保持する働きがあるため、保湿効果があります。このため、アトピーや乾燥からくる皮膚トラブルの治療で処方される場合がありますが、薬剤としての保湿効果は認められていません。

SNSなどでヒルドイドの保湿効果に注目が集まってから、美容目的でヒルドイドの処方を希望される方が医療機関を受診するようになりました。しかし、ヒルドイドには副作用のリスクもあるため、美容目的での使用は推奨されていません。

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ヒルドイドはどんな人におすすめ?

ヒルドイドは医療用医薬品のため、医師の診察を受けて病院で処方してもらう必要があります。しかし、持病の有無や皮膚の状態によって、ヒルドイドの使用が向いている人と向いていない人がいるのです。

ヒルドイドの使用が向いている人と向いていない人の特徴を解説していくので、ヒルドイドの使用が向いているのかどうか確かめてみましょう。

向いている人

ヒルドイドには保湿効果や血行促進、線維芽細胞増殖抑制作用があります。そのため、ヒルドイドの使用が向いている人は以下のとおりです。

  • アトピー性皮膚炎やケロイドに悩んでいる方
  • 乾燥からくる肌荒れや肌が炎症を起こしている方
  • しもやけ・あかぎれに悩んでいる方
  • 血行が悪い方

持病や肌の状態によってヒルドイド以外の外用薬が適している場合もあるため、医師の診察を受け、ヒルドイドの使用が適しているか確認しましょう。

向いていない人

ヒルドイドには血液を固まりにくくする作用や血行促進作用があるため、これらの作用が健康を害する可能性のある方には使用できません。具体的にヒルドイドの使用が向いていない人は、以下のとおりです。

  • 血小板減少症・血友病・紫斑病・出血性血液疾患などの持病を抱えている方
  • 少量の出血でも健康被害が出てしまう方

ヒルドイドは医療用医薬品であり、病院で処方してもらう必要があるため、希望すれば必ず処方されるものではありません。医師の診察を受けてヒルドイドの適応ではない場合や、持病がある方には処方されないこともあるのです。

また、顔の赤みや発疹などの副作用が不安な方や、ヒルドイドを保湿クリーム代わりに美容目的で使用したい方もヒルドイドの使用に向いていないでしょう。ヒルドイドは刺激の少ない外用薬ですが、妊娠中の使用の安全性は確立されていないため、医師に相談してください。

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ヒルドイドに関するQ&A

ヒルドイドに関するよくある質問は、ヒルドイドの購入場所やヒルドイドの使用方法・使用の順番、長期使用や妊娠中の使用に関する安全性についてです。よくある質問に対する回答をまとめたので、類似の疑問を抱えている方は参考にしてください。

どこで購入できる?

ヒルドイドは医療用医薬品のため、医師の処方が必要です。そのため、処方箋なしでドラッグストアなどでは購入できません。

しかし医療機関への受診を面倒に感じる方や、時間がない方もいるでしょう。その場合は、オンライン診療を受けてヒルドイドを購入するか、零売薬局で購入するか、ヒルドイドと同じ有効成分「ヘパリン類似物質」が含まれたOTC医薬品を購入する方法があります。

OTC医薬品ではなくヒルドイドを購入したい方は、まずヒルドイドが適応になるかどうか病院を受診して医師に診察してもらいましょう。そのうえで病院受診の時間が取れない方は、オンライン診療や零売薬局を検討してもよいでしょう。

ヒルドイドの使い方は?

ヒルドイドの使い方は、手で皮膚に直接塗るか、ガーゼを使用して塗りましょう。使用回数は、1日1回から数回です。

ヒルドイドの使用量は、塗る範囲や種類によって異なります。目安として、ヒルドイドソフト軟膏やクリームは第一関節から指先までの長さ、ヒルドイドローションやフォームは1円玉程度の大きさで手のひら2枚分の範囲に塗れます。具体的な使用量は医師や薬剤師に確認しておきましょう。

ヒルドイドを塗るタイミングは、入浴・洗顔後5分以内がおすすめです。なぜなら、入浴・洗顔後5分以内であれば、皮膚の乾燥を防げるためです。

ヒルドイドを塗る順番は?

ヒルドイドを皮膚に塗る順番に、明確な決まりはありません。そのため、皮膚の状態や使用するヒルドイドの種類によっては変更してもかまいません。ヒルドイドを処方された際に、医師にヒルドイドを塗る順番を確認しておくと安心です。

ヒルドイドを顔に塗る一般的な順番を、ヒルドイドソフト軟膏・クリームとヒルドイドローションを塗る場合にわけてご紹介します。ヒルドイドソフト軟膏・クリームの場合は以下のとおりです。

化粧水 乳液 ヒルドイドソフト軟膏・クリーム 油分が多い製品は水を弾いてしまうため、スキンケアの最後に行います。そのため、ヒルドイドソフト軟膏・クリームはスキンケアの最後に塗りましょう。

ヒルドイドローションの場合は以下のとおりです。

化粧水 乳液 ヒルドイドローション 保湿クリーム ヒルドイドローションを使用する場合は、あなたの肌の状態に合わせて化粧水や乳液は省いても問題ありません。ニキビの塗り薬と併用する場合は、ヒルドイドの後にニキビの薬を塗りましょう。

ヒルドイドはステロイドが含まれた軟膏との併用も可能です。ヒルドイドとステロイド軟膏を塗る順番にも明確な決まりがないため、医師の指示に従いましょう。

長期使用しても大丈夫?

ヒルドイドを長い期間使用しても問題ないのか、不安に思っている方もいるでしょう。ヒルドイドの長期使用で問題が起きたデータはありません。そのため、ヒルドイドは長期で使用しても、大きな問題は起きにくいと考えてよいでしょう。

しかし、ヒルドイドが処方されたときと比べて皮膚の状態が変化しても引き続き使使用した場合、ヒルドイドの効果が弱くなったり刺激を感じたりすることがあります。その場合は、処方してくれた医師の診察を早めに受けてください。

たとえば、アトピーの治療でヒルドイドローションやフォームを処方されたケースで、皮膚表面に細かい傷ができてしまった際に、ヒルドイドローション・フォームがしみて刺激を感じることがあります。

妊娠中に使用しても大丈夫?

ヒルドイドを妊娠中に使用したいと考えている方もいるでしょう。しかし、ヒルドイドは妊娠中の方の使用に関して、安全性が確立されていません。そのため、自己判断でヒルドイドは使用せず、必ず医師に確認してください。

また、妊娠中の使用の安全性は確立されていませんが、授乳期間の使用に関しては安全性が確認されています。ヒルドイドは刺激が少ないため、生まれたばかりの赤ちゃんの保湿剤として処方されることもあります。赤ちゃんに使用する際も、医師や薬剤師の指示に従って使用してください。

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ヒルドイド以外で肌の悩みを解決する方法

ヒルドイドの使用以外で肌の悩みを解決するには、適切な洗顔や紫外線対策、栄養バランスのよい食事や良質な睡眠、ストレス管理などの方法があります。また、美容整形の施術を受けて、悩みに直接アプローチする方法もあります。

それぞれの方法について詳しく解説していくため、ヒルドイド以外で肌悩みを解決したい方は参考にしてください。

適切な洗顔

肌悩みを解決するには、適切な洗顔をして肌を清潔に保つことが大切です。クレンジングや洗顔料を使用して、化粧や肌に付着したほこりなどの汚れを落とす習慣をつけましょう。

夜は洗顔料を使用する前に、まずクレンジングを使用して化粧を落とします。クレンジングは油性の汚れを落とせるため、洗顔料だけでは落とせない化粧を落としてくれます。化粧をせず日焼け止めのみ使用した日も、クレンジングを使用しましょう。

クレンジングをする際は、肌に摩擦による刺激を与えないようこすらず、優しく肌をなでるように化粧を浮かせます。クレンジングは1分を目安に時間をかけずに行うと、肌に負担がかかりにくいです。

洗顔料は、泡が手を逆さにしても落ちない状態になるまでしっかりと泡立て、肌への摩擦を減らしましょう。肌の上を転がすように泡で優しく洗い、ぬるま湯で洗い流します。洗顔料を洗い流せていないと肌が荒れる原因になるため、泡が残っていないかしっかり確認しましょう。

紫外線対策

紫外線対策を怠ると、しみやくすみなどの色素沈着、肌の乾燥が起きやすくなってしまいます。肌に紫外線が当たると、肌を守るためにメラニン色素が分泌され、しみやくすみの原因になってしまうのです。そのため、紫外線の強い夏以外の季節であっても、年間を通じて紫外線対策をしましょう。

また、紫外線を浴びると肌の表面の組織である表皮が乾燥し、炎症を起こす可能性があります。表皮の下の組織である真皮に存在するコラーゲンやエラスチンの繊維が変性し、肌の弾力やハリが低下する可能性もあるのです。

そのため、ノーメイクの日であっても日焼け止めを塗り、帽子やサングラスの着用、UVカットのカーディガンや日傘の使用を心がけましょう。

栄養バランスのよい食事

肌を内側からケアするためには、栄養バランスのよい食事を摂ることも大切です。栄養バランスの偏った食事を続けていると、タンパク質や脂質、炭水化物やビタミンなどが不足し、肌の老化が早くなったり肌トラブルにつながったりしてしまいます。

ビタミンの働きと含まれる食材は、以下の表のとおりです。

ビタミンの種類 働き 含まれる食材
ビタミンA 肌・粘膜を健やかに保つ にんじん、ほうれん草、レバー、うなぎ、のりなど
ビタミンB群 肌を健やかに保ち、皮脂分泌量を調整する 鶏胸肉、卵、レバー、牛乳、チーズ、うなぎ、鮭、納豆、のり、まいたけなど
ビタミンC 肌にうるおいを与え、シミを防ぐ いちご、キウイ、ブロッコリー、キャベツ、パプリカ、レモンなど
ビタミンE 紫外線から肌を守り、肌老化を防ぐ ナッツ類、ごま油、オリーブオイル、かぼちゃ、赤ピーマン、にらなど

1回の食事ですべての栄養素を摂取することは難しいため、栄養バランスのよい食事を摂取するためには、1日単位の食事で必要な栄養素を摂取するよう心がけるとよいでしょう。

良質な睡眠

睡眠中に肌の細胞が再生されるため、肌をきれいに保つためには良質な睡眠が不可欠です。良質な睡眠がとれると、自律神経やホルモンバランスが整いやすくなり、肌の代謝を促進する成長ホルモンが分泌されます。良質な睡眠をとるためには日々の習慣を意識し、睡眠環境の見直しが大切です。

入眠の直前に食事やアルコールを摂取してしまうと、消化にエネルギーが使われるため、浅い睡眠になってしまいます。そのため、寝る前の食事やアルコールの摂取は、2〜3時間前に済ませるとよいでしょう。

また、寝る前にスマホやパソコンを見てしまうとブルーライトや光で覚醒してしまい、寝つきが悪くなることがあります。そのため、入眠前のスマホやパソコンの使用は控えるよう心がけましょう。

寝室などの睡眠環境を整えることも、良質な睡眠をとるためには大切です。部屋を暗くすることはもちろん、アロマを使用したり音楽を流したりとリラックスできる環境を整えましょう。また、ヨガやストレッチなどの軽い運動を入眠前に行うのも、リラックスできるためおすすめです。

ストレス管理

自律神経やホルモンバランスが乱れると肌トラブルにつながることがあるため、きれいな肌を保つためにはストレス管理も重要です。適切なストレス管理ができると、自律神経が整い肌のターンオーバーが正常化しやすくなります。

ストレス解消の方法は人それぞれ異なるため、大切なのはあなたにあったストレス解消方法を見つけることです。たとえば、友人と会って話す、ウォーキングなどの軽い運動をする、映画鑑賞などの趣味に没頭する、瞑想や自然に触れるなどがあります。

あなたがリラックスできる方法をいくつか見つけられると、ストレス管理しやすくなるでしょう。

美容整形

ヒルドイド以外で肌の悩みを解消する方法として、美容整形という選択肢もあります。ヒルドイドの顔への使用を検討している方のなかには、老化によるしわやたるみを気にしている方もいるのではないでしょうか。

顔のしわやたるみが気になる方は、美容整形の力を借りて、直接悩みにアプローチする方法があります。

たとえば「糸リフト」の施術を受ければ、糸によって顔がリフトアップするため、しわやたるみの解消が期待できます。また、糸リフトで使用する医療用の糸にはコラーゲン生成を促す作用があるため、肌の内側からハリを与え、若見え効果も期待できます。

顔のしわやたるみが気になっている方には、城本クリニックの糸リフト(切らないフェイスリフト)の施術がおすすめです。

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美容整形の主な種類

顔のしわやたるみが気になってきた、年齢より若く見られたい方は、美容整形の力を借りてもよいかもしれません。顔の悩みを解消できる美容整形の主な種類は、マッサージピールやレーザー治療、糸リフトやフェイスリフト、下眼瞼切開法やHIFU(ハイフ)などがあります。

それぞれの施術方法や特徴など詳しく解説していくため、美容整形を検討している方は参考にしましょう。

しわ・たるみ・若返りに関する診療のご案内や症例紹介は、こちらからご覧ください。豊富な施術内容をご用意しております。

マッサージピール

マッサージピールは肌へハリを与えてくれ、くすみの解消が期待できる施術です。マッサージピールの施術方法は、顔をマッサージしながら薬剤を肌に塗り込み、洗い流します。薬剤に含まれる成分が肌のターンオーバーを促進してくれるため、ハリ感やくすみが改善するのです。

<マッサージピールは公的医療保険が適応されない自由診療です。>

標準的な費用 11,000円〜/1回(税込)
目安の治療期間及び回数 治療時間・期間 30分程度・1日
通院回数 1〜3週間ごとに1回、合計5回前後
リスク・副作用 ・赤み、熱感、乾燥、皮むけ、かゆみ、痛み、腫れ
施術後に肌の赤みや熱感、乾燥や皮むけなどが起きる場合がありますが、数日で治ることが多いです。施術後に気になる症状が出た場合は、医師に相談しましょう。

マッサージピールは施術後のダウンタイムが短いのがメリットであり、施術後から化粧が可能です。しかし、マッサージピールを受けた後の肌は敏感になっているため、保湿や紫外線対策を徹底して行いましょう。

レーザー治療

レーザー治療は、気になるしみを除去したい方におすすめの施術です。レーザーをしみに照射すると皮膚のメラニン色素を粉砕し、白血球のひとつである貪食細胞が粉砕されたメラニン色素を食べることでシミが消えます。

クリニックによって扱っているレーザーの種類が異なる場合があるため、医師の診察でどのレーザーがあなたのしみに適しているか判断してもらいましょう。

<レーザー治療は公的医療保険が適応されない自由診療です。>

標準的な費用 11,000円/1回(しみレーザー5mm×5mm)税込
目安の治療期間及び回数 治療時間・期間 5〜30分程度・1日
通院回数 1回できれいになる場合がほとんどです。
リスク・副作用 ・内出血、水疱
まれに施術後に内出血や水疱が出る場合がありますが、1週間程度で治ることが多いです。レーザーを当てた部分は紫外線や刺激に弱くなっているため、1〜2週間程度保護テープを貼る必要があります。

レーザーを照射したしみは、施術後にかさぶたになり、自然に剥がれ落ちるまで数日間待ちます。かさぶたを無理矢理剥がしてしまうと跡が残ってしまう可能性があるため、注意しましょう。

レーザー治療の効果には個人差があり、1回の照射ではしみが完全に消えないこともあります。そのため、あなたのしみの状態によっては複数回の施術が必要になる場合もあるでしょう。

糸リフト

糸リフトとは、顔のたるみが気になる箇所に医療用の糸を入れ、脂肪を引き上げることでリフトアップ効果が期待できる施術です。傷は糸を入れる際にできた小さな針穴程度のため、メスを入れる施術に抵抗がある方でも受けやすい施術でしょう。

<糸リフトは公的医療保険が適応されない自由診療です。>

標準的な費用 206,800円(バーブアンカー4本)税込
目安の治療期間及び回数 治療時間・期間 10〜30分程度・1日
通院回数 1回
リスク・副作用 ・痛み
施術後1週間程度は糸を挿入した箇所にズキズキとした痛みを感じることがありますが、痛み止めで対応できるため日常生活に支障が出ることはないでしょう。また、術後数日から1か月程度は口を大きく開けたり笑ったり、顔に触れた際に引きつれた感じや違和感があります。
・腫れ、むくみ、内出血
糸を挿入した箇所に内出血が出る場合がありますが、糸はこめかみ付近から挿入するため髪の毛で隠れて目立ちません。腫れやむくみ、内出血は数日から1〜2週間程度で消失します。

糸リフトで使用する医療用の糸は、溶ける糸と溶けない糸の2種類あり、日本国内では溶ける糸の使用が主流です。糸が溶けてしまうと効果がなくなってしまうのではと感じる方もいますが、挿入した糸の周囲にはコラーゲンを生成する作用があるため、顔のリフトアップ効果は一定期間持続します。

糸リフトは切開するフェイスリフトなどと比較すると、施術時間が短くダウンタイムもほぼありません。顔のたるみを解消したいけれどメスを入れるのに抵抗がある方や、ダウンタイムが短い施術を希望している方には、城本クリニックの糸リフト(切らないフェイスリフト)がおすすめです。

城本クリニックの糸リフト解説動画や施術方法、Q&Aなど、糸リフトに関する各種ご案内はこちらからご覧いただけます。

フェイスリフト

フェイスリフトはメスを入れて皮膚のたるみを取り除き、筋肉も一緒に引き上げる施術です。メスを入れてたるんだ皮膚を切除して縫合しますが、耳に沿って切開・縫合するため、傷跡は時間の経過とともに目立たなくなります。

顔の強いたるみに悩まれている方は、糸リフトよりもさらに強力な効果が期待できるでしょう。

<フェイスリフトは公的医療保険が適応されない自由診療です。>

標準的な費用 660,000円(税込)
目安の治療期間及び回数 治療時間・期間 2〜4時間程度・1日
通院回数 術後に抜糸1回・経過観察1回、合計3回
リスク・副作用 ・むくみ、腫れ、内出血
施術後に内出血や腫れが出た場合は、1〜2週間程度で少しずつ消失し、傷跡が目立ちにくくなるまでは2〜3か月程度かかります。

フェイスリフトはダウンタイムが長いですが、たるみのリフトアップ効果は実感しやすい施術です。糸リフトよりも効果の持続期間が長いため、1回の施術で数年にわたる長期間のリフトアップ効果がほしい方は、フェイスリフトを選択肢に入れるとよいでしょう。

下眼瞼切開法

下眼瞼切開法とは、目の下のたるみを解消するための施術です。目の下には眼窩脂肪があり、加齢などによって目の周りの筋肉が衰えると垂れてしまうことがあります。下眼瞼切開法では、眼窩脂肪を除去したり眼窩脂肪の位置を移動させたりすることで、目の下のたるみを解消できます。

<下眼瞼切開法は公的医療保険が適応されない自由診療です。>

標準的な費用 385,000円(税込)
目安の治療期間及び回数 治療時間・期間 45〜60分程度・1日
通院回数 術後に1回、合計2回
リスク・副作用 ・むくみ、腫れ、内出血
むくみや腫れ、内出血が出た場合、1〜2週間程度で消失します。

下眼瞼切開法では、下まつげの下1mmをまつげに沿って5mm〜1cm程度メスで切開し、眼窩脂肪を除去するか、位置の移動を行います。

眼窩脂肪の除去・移動では目の下のたるみが解消されない場合は、余っている皮膚を下まつげに沿って切除し縫合しますが、傷跡はまつげの下に隠れるためほとんど目立ちません。また、抜糸が済むまでは化粧を控える必要があります。

HIFU(ハイフ)

HIFU(ハイフ)は、超音波を皮下組織や筋膜に照射し、熱ダメージを加えることで肌の表面を傷つけることなく顔のたるみを改善する施術です。

超音波による熱ダメージを加えられた組織は、組織の修復過程でコラーゲンやエラスチンの生成が促されます。そのため、リフトアップ効果だけでなく、肌の引き締めや肌のハリ・ツヤの改善効果が期待できます。

<HIFU(ハイフ)は公的医療保険が適応されない自由診療です。>

標準的な費用 65,780円(あご下を含む顔全体)税込
目安の治療期間及び回数 治療時間・期間 60〜90分程度・1日
通院回数 3か月〜半年ごとに1回
リスク・副作用 ・痛み
施術中はチクチク・ピリピリとした痛みを感じる場合がありますが、痛みの感じ方には個人差があります。術後は筋肉痛のような痛みが数日続く場合があります。 ・赤み、熱感
まれに一時的に赤みや熱感が出る場合がありますが、すぐに落ち着きます。

HIFUは肌の表面に傷ができずダウンタイムがほぼないため、傷跡を残したくない方に向いている施術です。施術中の痛みの感じ方には個人差があるため、痛みが不安な方は麻酔クリームなどが使用できるか、カウンセリングで確認しておくと安心です。

城本クリニックでは、LINE友だち登録限定で、すべての施術や商品のお支払いにご利用いただけるクーポンをプレゼントしています。予約やご相談も承っておりますので、ぜひお気軽にご利用ください。

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まとめ

ヒルドイドには保湿効果や血行促進、抗炎症作用や線維芽細胞増殖抑制作用があります。ヒルドイドを顔に使用すると顔がたるんで後悔するという噂もありますが、医学的な根拠はありません。しかし医療用医薬品であるため、医師の指示に従い、用法容量を守って使用しましょう。

また、ヒルドイドでは十分な効果を感じられず、老化による肌のしわやたるみにお悩みの方は、美容整形の施術をご検討ください。城本クリニックの糸リフト(切らないフェイスリフト)では、顔のたるみを改善し若見え作用が期待できます。

短時間の治療でダウンタイムなし、顔にメスを入れない施術を受けたい方には、当院の糸リフト(スレッドリフト)がおすすめです。ぜひ一度ご相談ください。

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本コラムの監修医師

1978/04:富山医科薬科大学医学部医学科入学
1984/03:富山医科薬科大学医学部医学科卒業
1984/06:大阪市立大学医学部付属病院研修医
1986/04:大阪市立大学大学院医学研究科外科系外科学専攻
1990/03:大阪市立大学大学院医学研究科外科系外科学修了
1990/04:田辺中央病院医長
1991/04:城本クリニック

医学博士 / 日本美容外科学会専門医
第105回日本美容外科学会 会長
城本クリニック総院長 森上和樹

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