コラム
COLUMN美しいフェイスラインを手に入れるには?崩れる原因と改善方法を解説
顔の輪郭であるフェイスラインは、顔の大きさや形など見た目の印象を大きく左右する重要な部分です。この記事では、フェイスラインが崩れる原因や、自宅で行える改善方法について紹介しています。
フェイスラインが引き締まっていると、すっきりとした小顔に見えたり、若々しい印象を与えられたりといったメリットがあります。しかし、顔のたるみやもたつきによってフェイスラインが崩れ、コンプレックスを抱いている人も多いのではないでしょうか。
今回は、美しいフェイスラインを手に入れる方法を解説します。フェイスラインが崩れる原因や、自宅でできる改善方法、美容クリニックで行える改善方法も紹介するので、ぜひ参考にしてください。
フェイスラインとは
フェイスラインとは、一般的に顔の輪郭のことを指します。具体的には、顔を横から見たときに、あごから頬や耳の下あたりまで続くライン、正面から見たときに、あごから髪の生え際あたりまで続くラインのことです。
以下の項目から、美しいフェイスラインや、もたつきのあるフェイスラインにはどのような特徴があるのかについて解説します。
美しいフェイスラインの特徴
美しいフェイスラインの特徴は、顔と首の境界線がくっきりと見えていることです。顔を横から見たときに顔と首の境目に影ができていると、メリハリのある美しいフェイスラインに映ります。
顔を正面から見たときには、おでこの生え際から鼻の根元、鼻の根元から鼻下、鼻下からあごの先までが等間隔になっていることが、整った印象を与えられる条件です。フェイスラインの美しさは、内面的な魅力をアピールする重要な要素でもあると欧米では考えられています。
もたつきのあるフェイスラインの特徴
もたつきのあるフェイスラインの特徴は、主に下記のような状態です。
- 顔と首の境界線があいまいになっている
- フェイスラインが横に張ってボリュームがある
- 皮膚がフェイスラインから垂れ下がっている
フェイスラインが横に張っていてボリュームがあったり、垂れ下がっていたりすると、もたつきのあるフェイスラインに見えてしまいます。
また、たるみによって口角が下がっていたり、下あごの先端にあるオトガイ筋が強く収縮していたりする場合も、フェイスラインがもたついて表情が暗く見えることがあるでしょう。
フェイスラインは横顔の美しさにも影響
フェイスラインは横顔の美しさにも影響を及ぼしています。首と顔の境界線がしっかり見えている状態だと、フェイスラインがすっきりとして小顔に見えるため、横顔美人の印象を与えられるのです。
また、横顔が美人な人の特徴として、Eラインが整っていることもあげられます。Eラインとは、顔を横から見たときに鼻先とアゴ先をつなぐ1本のラインのことで、そこから唇がはみ出していない状態が美の基準とされています。
ただし、Eラインが整っていても、フェイスラインが崩れていると見た目の印象に悪影響を及ぼす可能性があります。横顔美人になるためには、すっきりとしたフェイスラインが大切な条件なのです。
フェイスラインが崩れる原因とは
ここからは、フェイスラインが崩れる原因を紹介します。
肌のたるみ
フェイスラインが崩れる原因のひとつは、肌のたるみです。
皮膚の下にある真皮には肌の弾力やハリを維持する役割があり、その70%がコラーゲンでできています。コラーゲンは繊維状の構造を持つたんぱく質で、細胞や組織をお互いにつなぎ合わせる役割をもっています。
しかし、加齢や紫外線のダメージなどによって皮下組織のコラーゲンが減ってしまうと、肌の弾力やハリがなくなり、肌のたるみにつながるのです。
肌のたるみは、フェイスラインの崩れやほうれい線、目元の暗さなど見た目の印象を大きく左右します。顔のたるみが気になり始めたら、はやめに対策することが大切です。
次の項目から、肌のたるみの原因について詳しく解説します。
ストレスや喫煙は肌の大敵
フェイスラインのたるみの原因として、ストレスや喫煙があげられます。
ストレスは活性酸素を発生させ、細胞膜を劣化させたり、コラーゲンなどの繊維成分を傷つけたりしてさまざまな肌トラブルを引き起こすのが特徴です。喫煙をすると、お肌のコラーゲンの生成に欠かせないビタミンCが減少し、ハリや弾力が低下します。
喫煙やストレスは肌のたるみに直結するため、ストレスをためない生活を心がけたり、喫煙を控えたりすることが重要です。
正しくないマッサージもたるみの原因に
正しくないマッサージもたるみの原因となります。過剰な摩擦や刺激によって皮膚を支えるリガメント靭帯が伸びてしまった場合、顔のたるみにつながるケースがあるのです。
リガメント靭帯は顔の骨格と皮膚をつなぐ組織で、顔の構造をサポートする役割があります。市販の美顔ローラーなどは、その手軽さゆえに力を入れてしまいやすいため、摩擦によってリガメント靭帯にダメージを与える恐れがあります。
また、美顔ローラーやかっさを使用したマッサージは、皮膚の表面だけにアプローチするのが特徴です。筋肉や脂肪を動かすことはあっても、皮膚の深層に原因があるたるみを改善することは難しいでしょう。
顔や首周りのむくみ
顔や首周りのむくみも、フェイスラインが崩れてしまう原因です。顔のむくみは皮膚の下を流れる血液やリンパの流れを滞らせてしまうため、フェイスラインのたるみにつながります。
また、むくみは脂肪の蓄積の原因にもなるため注意が必要です。以下の項目から、顔や首周りのむくみの原因について詳しく紹介します。
リンパや血流の滞り
むくみの原因のひとつは、リンパや血流が滞ってしまうことです。緊張で身体がこわばっていたり、姿勢が悪かったりして血液やリンパの流れが滞ると、老廃物の排出がうまくいかずにむくみを引き起こします。
また、生活習慣の乱れや運動不足、水分不足、自律神経の乱れなども、血流やリンパの流れを悪くしてしまう原因です。リンパの滞りによって身体の老廃物が蓄積すると、むくみ以外にも肌荒れや冷え性、肩こり、疲労感などを引き起こします。
過剰な飲酒や塩分摂取
むくみの原因として、過剰な飲酒や塩分摂取もあげられます。
アルコールを過剰に摂取すると身体が脱水状態になるため、体内の毒素を排出しようとして身体が水分を溜め込もうとします。また、塩分を含んだ食べ物を過剰に摂取した場合も、塩分濃度を薄めるために体内で水分が溜め込まれます。
溜め込まれた水分が毛細血管から周囲の組織にしみ出し、皮膚や皮下組織に余分な水分が溜まるため、顔のむくみが引き起こされるのです。
肥満などによる脂肪量の変化
肥満などによる脂肪量の変化も、フェイスラインが崩れる原因のひとつです。運動不足や食べ過ぎによって顔の皮下脂肪が増加すると、皮膚や表情筋がその重さに耐えられなくなりフェイスラインがたるんでしまいます。
反対に、皮下脂肪が減少することによってもたるみが生じることがあります。栄養不足や食生活の変化によって急激に皮下脂肪が減ると、皮膚のハリがなくなりフェイスラインがたるんでしまうのです。
表情筋など筋肉の減衰
表情筋などの筋肉の減衰もフェイスラインの崩れにつながります。顔の皮膚と皮下組織の下には30種類以上の筋肉が存在しています。普段の生活でそのすべての筋肉を使うのは困難で、意識的に動かさなければすぐに衰えてしまうでしょう。
また、加齢による筋力の衰えも原因で、筋肉を構成する筋線維の本数は年齢とともに少なくなってしまう傾向にあります。すると皮膚を支える力が徐々に減少し、フェイスラインのたるみを引き起こしてしまうのです。
姿勢の悪さ
姿勢が悪いと首や顔の筋肉をうまく使えなくなってしまうため、徐々に衰えて皮膚や脂肪を支えきれなくなります。そうすると二重あごになったり、フェイスラインがもたついたりしてしまうのです。
また、スマホ姿勢やストレートネックがフェイスラインのもたつきにつながることもあります。スマホ姿勢とは、スマートフォンの画面を見るときに下を向いていたり、猫背になったりしている状態のことです。一方ストレートネックは、首に負担のかかる姿勢を取り続けることで、首のカーブがなくなって真っすぐな状態になることを指します。
これらの姿勢は血液やリンパの流れを妨げるため、老廃物の蓄積や皮下脂肪の原因となり、顔のたるみを加速させてしまいます。
骨の問題
フェイスラインの崩れには、骨の問題も影響しています。下記の項目から、エラの張り、骨格のゆがみ、加齢による骨密度の低下について解説します。
エラの張り
エラが張っていると、フェイスラインのもたつきにつながります。エラの原因には生まれつきのものと、生活習慣によって後天的に発生するものがあります。
後天的にエラが張る原因は、歯ぎしりや歯の食いしばり、固いものの噛み過ぎによってエラの内側にある咬筋が発達してしまうことです。エラが張ると顔が横に大きく見えるため、フェイスラインの崩れにつながります。
筋肉は運動不足や加齢によって衰えますが、咬筋はなかなか衰えないのが特徴です。無意識に咬筋を使う癖がついていると、エラの張りは改善しにくいといえます。
骨格のゆがみ
姿勢の悪さなどによって骨格にゆがみがあると、首やあごの位置がずれたり、歯並びが悪くなったりしてしまうためフェイスラインの崩れにつながります。
とくに虫歯で奥歯を失う、奥歯がうまく生えてこないなどで歯牙欠損がある場合は、かみ合わせが悪くなるため顔のたるみが強く出やすいです。たるみを改善する治療を行ったとしても効果が得られにくい場合があります。
加齢による骨密度の低下
年齢を重ねると骨密度が低下し、骨が委縮するため表面の顔の皮膚がたるみやすくなります。骨密度の低下は、骨の形成に必要なカルシウムやビタミンD、タンパク質などの栄養素の不足が原因です。
また、加齢によって骨に含まれるミネラル成分が減少することや、更年期によるホルモンバランスの変化なども影響しています。骨密度の低下により骨が萎縮すると、筋肉や脂肪の間にスペースが生まれ、骨と皮膚をつなぐ靭帯が緩むことでフェイスラインのたるみにつながるのです。
フェイスラインの改善方法とは
ここからは、フェイスラインの改善方法を紹介します。
メイク・ヘアスタイルの工夫
メイク・ヘアスタイルを工夫することにより、フェイスラインをすっきりとした印象に見せられます。
たとえば、シェーディングによって顔の輪郭に少し暗い色を付けたし、立体感を出すといった方法があります。また、頬や鼻筋にハイライトを入れることで、光を反射させて奥行きを出すのも有効な方法です。
ヘアスタイルは、顔周りにレイヤーをいれる、トップにボリュームを出して重心を上に持ってくるなどといった方法で、整ったフェイスラインに見せられます。
適度な保湿ケア
フェイスラインの改善には、適度な保湿ケアも大切です。乾燥によってコラーゲンが不足すると、肌のハリや弾力が減少し、フェイスラインのもたつきに影響します。そのため、保湿ケアによって肌を整える必要があるのです。
保湿ケアで大切なポイントは、洗顔後にしっかりと化粧水を肌になじませ、乳液やクリームで蓋をすることです。メイクをしているときでも、乾燥が気になる部分に乳液やクリームを塗ることで乾燥対策になります。
十分な紫外線対策
十分な紫外線対策は、フェイスラインの改善につながります。紫外線には3種類ありますが、なかでも波長の長いUVAが最も肌に影響を及ぼします。UVAには肌のハリを保つコラーゲンやエラスチンを変質させるはたらきがあるため、肌のたるみを生じさせやすいのです。
紫外線は、気候や季節を問わず降り注いでいるため、1年を通して紫外線対策をすることが重要です。外出時は日焼け止めを塗り、帽子や日傘を利用して紫外線から肌を護りましょう。夏はとくに紫外線が強いため、長袖のシャツやスカーフなども取り入るのがおすすめです。
適切なマッサージ
肌のたるみの原因は、血流やリンパの滞りによる老廃物の蓄積です。適切なマッサージによって血液の循環を促進できれば、老廃物が排出されてたるみを軽減できる可能性があります。
また、顔の肌は頭皮とつながっています。そのため、マッサージで頭皮のコリをよくして柔らかくすれば、肌の血流を促せるためたるみを予防できます。
まずは頭の中心から下に向かって、指の腹でゆっくりともみほぐしましょう。薬指や中指を使い、2~3秒ほど押して離す動作を繰り返し行います。
頭皮がほぐれるのを感じたら、続いて眉頭、目頭、目じり、口角を指の腹でやさしく抑えながらほぐしてきます。強く押しすぎないよう、気持ちよさを感じる程度に行うのがポイントです。
ストレッチやエクササイズ
顔のたるみの改善には、僧帽筋ストレッチや表情筋のエクササイズも有効です。顔の筋肉には、口周りの口輪筋や目周りの眼輪筋など、表情を作るための筋肉が多く張り巡らされています。これらの筋肉を鍛えることでたるみを予防できます。
表情筋を鍛えるには、ア・イ・ウ・エ・オの形に大きくゆっくりと動かすエクササイズが効果的です。口を閉じて舌をぐるぐると回す動作も、表情筋が鍛えられるためほうれい線や口角のたるみを予防できます。
また、背中から後頭部にかけて広がっている僧帽筋という筋肉が硬くなると、顔全体が下に引っ張られてたるみが生じやすくなります。僧帽筋を鍛えるには、両手を組み、背伸びをするように頭上に伸ばします。
手を組んだままの状態で背中を伸ばしたり、後ろで組んで胸を開くように伸ばしたりするのも効果的です。
生活習慣の改善
顔のたるみの改善には、生活習慣を改善することも大切です。具体的には下記のことに注意しましょう。
- よく眠る
- 煙草は吸わない
- 暴飲暴食は避ける
- 悪い姿勢に気をつける
睡眠不足になると、コラーゲンの生成が抑制されてシワやたるみの原因につながります。就寝前にスマホやパソコンを見続けるなどの行為は避け、良質な睡眠をとれるようにしましょう。
また、煙草を吸ったときに発生する活性酸素もコラーゲンの生成を低下させます。肌に悪影響を与えるため、喫煙はなるべく控えることが大切です。
暴飲暴食によって顔がむくむと、血液やリンパの流れを阻害し、肌のハリを保つ真皮層の組織の機能を低下させます。また、むくみを放置すると脂肪へと変化し、肌のたるみにつながるため注意が必要です。
姿勢が悪いと筋肉が衰え、フェイスラインがもたついてしまう原因になります。座り方を見直したり、ストレッチを行ったりして悪い姿勢を改善することが大切です。
美容クリニックでの治療
フェイスラインの改善には、美容クリニックで治療を受けるのも有効な方法です。
骨の萎縮などが原因で自力での改善が難しい場合でも、美容クリニックであれば改善できる可能性があります。カウンセリングでたるみの原因をしっかりと見極め、効率よくアプローチできるためです。
フェイスラインのたるみを改善させる治療方法として、糸リフトやハイフ、ボトックス注射などがあげられます。どの治療方法が自分に適しているか分からない場合は、医師に相談してみるとよいでしょう。
城本クリニックでは、丁寧なカウンセリングによって患者様のお悩みに合った治療方法をご提案いたします。フェイスラインを改善する治療方法には、糸リフトやハイフ、ボトックス注射、脂肪溶解注射、脂肪吸引などの治療方法が選択可能です。
公式サイトでは、城本クリニックで行なわれている、しわやたるみの施術を紹介しています。フェイスラインでお悩みの方は、ぜひ一度ご覧ください。
美容クリニックで行えるフェイスライン改善
ここからは、美容クリニックで行えるフェイスライン改善について紹介します。
糸リフト
糸リフトとは、肌の内部から医療用の糸で引き上げ、肌のたるみを改善する治療方法です。一般的には、体内で溶ける医療用の糸が用いられます。治療後一定期間が過ぎると糸が溶けてなくなるため、治療のリスクを抑えることが可能です。
リフトアップ治療にはほかにもさまざまな種類がありますが、糸リフトは明確な効果が得られやすいのがメリットです。また、形成外科では余分な皮膚を切除するため繰り返し施術を受けることはできませんが、糸リフトはたるみが気になったら何度でも治療を受けられるのが魅力です。
ただし、糸リフトの効果は永続的ではないため、一定期間が過ぎれば元の肌質に戻ってしまいます。効果をキープするためには定期的に治療を受ける必要があるのです。
また、たるみの度合いがひどい場合は効果を得られにくい場合があります。糸リフトでリフトアップが十分にできるかどうかは、カウンセリングの際にしっかり確認しましょう。
<糸リフトは公的医療保険が適用されない自由診療です。>
標準的な費用 | 4本 206,800円(税込) 追加1本 55,000円(税込) |
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目安の治療期間及び回数 |
治療時間・期間 30分程度・1日 通院回数 通院の回数制限なし |
リスク・副作用 |
・痛み 軽度の痛みや違和感が生じる場合があります。数日から1週間程度で自然に消失します。場合によっては長期間痛みが続くことがあります。 ・腫れや赤み 糸を挿入する部位によっては、軽度の腫れや赤みが生じる場合があります。数日から1週間程度で自然に消失します。 ・皮下出血 糸を挿入する際に、皮下出血が生じることがあります。多くの場合、出血は軽度で自然に吸収されますが、まれに瘢痕が残ることがあります。 ・感染症 糸を挿入する際に、感染症が生じる可能性があります。感染症が生じた場合には、抗生物質などの治療が必要になります。 ・糸の切れ・抜け 糸が切れたり、抜けたりすることがあります。糸が切れた場合には、再度糸を挿入する必要があります。 ・肌に凹凸ができる 糸を引っ張る力の強さによって肌の表面に凹凸が生じる場合がありますが、凹凸ができても施術後少しずつ目立たなくなります。 ・糸が透けることがある 皮膚の浅い部分に糸が埋め込まれると、施術後顔をよく見たときに糸が透けて見える場合があります。 ・効果の持続が永続的ではない リフトアップ効果が永久的に続くわけではありません。多くの場合施術効果が感じられるのは1~2年です。 ・強いタルミはリフトアップしきれない場合もある 切開リフトと比べると糸リフトは効果が弱く、強いたるみにはあまり効果がありません。 ・顔が引きつる 糸の引っ張り方が強すぎると施術後顔が引きつったような仕上がりになることがあります。施術から2~4週間ほど経つと気にならなくなるケースが多いです。 |
ハイフ
ハイフ(HIFU)とは、高密度焦点式超音波療法の略称で、肌の深部に熱エネルギーを与えることでたるみを改善させる治療方法です。肌の内部にあえて軽いやけど状態を作ることで細胞の代謝を活発にさせ、肌の引き締めや引き上げ効果を目指します。
ハイフ治療を行うと、肌の真皮層にあるコラーゲンやエラスチンなどを生成する細胞の代謝が活発になり、シワやたるみを改善できます。また、肌の代謝能力の活性化により、ターンオーバーが促進されて美肌へと近づけることが可能です。
ハイフ治療では、強い熱エネルギーで肌内部に軽いやけどを作り出すことになるため、ヒリヒリとした痛みを感じることがあります。一般的には数日で軽減することがほとんどですが、紫外線を浴びたり、十分な保湿を行わなかったりすると、症状が長引く可能性があります。
<ハイフは公的医療保険が適用されない自由診療です。>
標準的な費用 | 顔全体(あご下含む) 65,780円(税込) |
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目安の治療期間及び回数 |
治療時間 1~1.5時間 通院回数 3か月~半年に1回のペースで通院 |
リスク・副作用 |
・痛み 術中に熱による痛みを感じる可能性があります。痛みが苦手な方などは、笑気麻酔の併用など、対処することが出来ます。 ・赤み・腫れ・むくみ 肌に赤みが出たり、むくみや腫れが起こることがあります。1週間ほど経てば治まる場合がほとんどです。 ・やけど、水ぶくれ ・乾燥しやすくなる 熱の照射により一時的に肌の水分量が低下します。いつも以上に念入りな保湿ケアをしましょう。 ・顔がこける 顔の脂肪が少ない方は、頻繁にハイフ施術を受けることで顔がこけてしまうこともあります。自分にあった施術や照射方法を受けることが大切です。 ・紫外線ダメージ 乾燥で肌のバリア機能が低下すると、紫外線ダメージを受けやすくなります。いつも以上に念入りな保湿ケアをしましょう。 ・しびれ、神経損傷 稀なケースですが、誤った部位への照射や過度な出力によってしびれや神経損傷が発生することもあります。施術後にこれらの症状が現れた場合はすぐ医師に相談してください。 |
ボトックス注射
ボトックス注射とは、ボツリヌス毒素制製剤の一種を注射することで、たるみなどのさまざまな肌悩みを改善する治療方法です。注射した部位の筋肉のはたらきを抑制するはたらきがあるため、過剰に発達した筋肉を落としてすっきりとした見た目に整えられます。
ボトックス注射は、咬筋の発達によって生じるエラの張り出しを抑え、小顔を作ることが可能です。噛み締める力を軽減できるため、歯ぎしりの改善にも利用されることがあります。また、表情筋のはたらきを抑制する効果もあるため、眉間のシワや目じりのシワなど、表情筋の過剰なはたらきによってできたシワの改善も期待できます。
ただし、ボトックス注射によって身体が薬剤を異物とみなし、まれに赤みやかゆみなどのアレルギー反応が起こるケースがあります。注射後1週間~1か月程度で治る場合がほとんどですが、万が一長引くときは担当医に相談することが大切です。
<ボトックス注射は公的医療保険が適用されない自由診療です。>
標準的な費用 | エラ: ライト 32,780円(税込) レギュラー 63,800円(税込) |
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目安の治療期間及び回数 |
治療時間・期間 5~10分程度・1日 通院回数 4〜6か月に1回のペースで通院 |
リスク・副作用 |
・腫れ・内出血・むくみ 注入した部位に腫れや内出血、むくみ、かゆみなどが起こることがあります。1週間程度で症状が治まります。 ・アレルギー反応 ボトックスを注入することで体内で異物と察知して、アレルギー反応が起こることがあります。1週間〜1か月で治まることがほとんどです。 ・噛む力が弱まる 噛む時に使われるあごの筋肉を緩めることから、食事中に噛む力が弱まったと感じることがあります。1週間程度で症状は気にならなくなります。 ・頭痛 術後の頭痛や倦怠感の症状は安静に過ごしていれば数日間で治まります。発熱や吐き気、めまいといった症状がある場合は医師に相談しましょう。 ・左右非対称 人間の顔は生まれつき左右非対称ですが、注入量や注入箇所を誤ると左右がより非対称になり、不自然な仕上がりになってしまうことがあります。技術力のある医師に依頼しましょう。 ・表情がこわばる ボトックスには筋肉を弛緩させる効果があるため、担当医が注入量を誤った場合、術後に顔がこわばったような表情になってしまうリスクがあります。技術力のある医師に依頼しましょう。 ・皮膚のたるみ 年配の方や皮膚の薄い方、皮膚が柔らかく弾力性があまりない方は、術後に筋肉が緩んで表面の皮膚が余ってしまい、たるみが出ることがあります。 |
脂肪溶解注射
脂肪溶解注射とは、脂肪溶解成分を気になる部分に注入することで、脂肪細胞を減少させる治療方法です。脂肪溶解成分によって溶かされた脂肪細胞は、身体が異物と認識して体外に排出されます。
脂肪溶解注射は、部分痩せができるのがメリットです。通常のダイエットでは全身の脂肪が減少するため「お腹だけ」あるいは「足だけ」痩せるといったことはできません。
一方、脂肪溶解注射による送信は注射を打った部位だけに効果が現れるため、狙った箇所だけの脂肪を減らすことができるのです。
脂肪溶解注射は副作用の症状が強く現れにくい施術ですが、体質によっては腫れやむくみ、赤み、痛みなどの副作用が出ることがあります。また、使用する製剤によってはアレルギー反応が出ることもあるため、不安な方はカウンセリング時に医師に伝えておくことが重要です。
<脂肪溶解注射は公的医療保険が適用されない自由診療です。>
標準的な費用 | メソセラピー:
1か所 27,500円(税込) 1クール(3回) 66,000円(税込) BNLSアルティメット 9,800円(税込) |
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目安の治療期間及び回数 |
治療時間・期間 5分~10分程度・1日 通院回数 同じ場所に3回~5回の注射が必要 |
リスク・副作用 |
・赤み 針を刺した箇所が一時的に赤くなることがありますが、ほとんどの方が当日中には気にならなくなります。 ・つっぱり 治療当日は少し突っ張った感じがありますが、時間の経過とともに減少します。 ・腫れやむくみ、内出血 顔に薬剤を注射するため、一時的に腫れやむくみ、内出血が生じることがあります。個人差がありますが、数日から1週間程度で収まります。 ・劇的な変化は期待できない メソセラピーは、脂肪吸引ほどの大きな変化は望めません。ゆっくりと変化するのが特徴で、複数回の施術を通じて徐々に脂肪が減ります。 |
脂肪吸引
脂肪吸引とは、カニューレという医療器具によって顔の皮下脂肪の細胞を取り除く施術方法です。皮下脂肪は皮膚と筋肉のあいだの深いところにあり、運動やダイエットで落とすことが難しい脂肪です。脂肪吸引では、細い吸引管を皮下脂肪に挿入し、脂肪細胞を吸引して取り除けます。
顔の脂肪吸引をする際は、主にあご、頬、フェイスラインの3つのパーツに分けられます。あごから耳下にかけてのフェイスラインの脂肪を取り除くことで、もたつきやたるみが改善でき、見た目の印象を大きく変えることが可能です。
ただし、脂肪吸引のダウンタイム中は、痛みや腫れ、内出血が起こる場合があります。施術後はズキズキまたはジンジンとするような痛みが続きますが、施術後3日目ごろをピークに徐々に緩和されていきます。
また、皮下にある毛細血管が傷つくことにより、内出血が生じることもあります。手術後は紫色の内出血の跡が生じますが、徐々に薄くなり消えていくのが特徴です。
<脂肪吸引は公的医療保険が適用されない自由診療です。>
標準的な費用 | ホホ(あご含む):217,800円~385,000円(税込) ※吸引する範囲により、料金に多少の違いが出ることがあります。 |
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目安の治療期間及び回数 |
治療時間・期間 1~3時間程度・1日 通院回数 2回~3回 |
リスク・副作用 |
・痛み 術後、2~3日目をピークにしてその後徐々に軽減されていきます。痛み止めが処方されますので、痛みが強い場合は処方薬を服用する事で軽減が可能です。 ・内出血 皮下の血管が傷つく事で、内出血となるリスクがあります。1~2週間程度で徐々に落ち着きます。内出血がおこっている間は黄色や紫色に変色して見える場合があります。 ・腫れやむくみ 術後、治療部位に腫れやむくみが生じます。目立つような腫れは1か月程度で治まり、軽いむくみのような状態は半年から1年程度続くこともあります。治療の最終的な効果が完全に分かるまでにはある程度の期間が必要となります。 ・傷跡 治療部位に傷跡として赤く残るケースがあります。傷跡が完全に目立たなくなるまでには1~2年程度が必要となる事もあります。傷跡がなるべく目立たないように工夫がなされます。 ・拘縮 治療部位が、3週間程度が経過した頃からまるで「厚い段ボールが入っているような硬さ」になる「拘縮」とよばれる現象になることがあります。自然と回復しますので、3か月から半年程度で硬さはなくなります。早めに改善するためにマッサージなどが指導される場合もあります。 |
エラ・あご・頬骨削り
エラやあご、頬骨を削ることでフェイスラインを整える施術もあります。
下顎角形成術(かがくかくけいせいじゅつ)は、エラの骨を削ってフェイスラインを整える施術です。口内を切開して骨を削るため、手術後に腫れやむくみ、痛み、出血が生じます。2週間ほど腫れが続くこともあり、その間は口を大きく開けることが難しいため、会話や食事で不便を感じることがあります。
オトガイ形成術はあご先の骨を削って顔の輪郭を整える手術で、あごの長さや幅を変えることにより理想のフェイスラインを実現できます。手術後は腫れや痛み、内出血が生じる場合があります。
また、神経の障害が残るリスクがあるため、複数の病院を比較検討し、信頼できる医師を探すことが大切です。
頬骨削りは、医療器具で頬骨を削って小さくする施術です。頬骨の張りや突出を改善し、輪郭をすっきりさせることができます。副作用として腫れや痛み、内出血、口が開けづらくなる開口障害などを引き起こす場合があります。
<エラ・あご・頬骨削りは公的医療保険が適用されない自由診療です。>
標準的な費用 | エラ削り 1,320,000円(税込) あご削り 990,000円(税込) 頬骨削り 1,210,000円(税込) |
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目安の治療期間及び回数 |
治療時間・期間 90~120分程度・1日 通院回数 6回~ |
リスク・副作用 |
・腫れ・内出血 約1か月で90%程度は改善されます。手術直後は赤紫や青色ですが、時代に肌色に近づきます。完全になくなるのは3か月〜6か月程度です。 ・口が開けづらくなる 頬骨弓を骨折させて内転させる方法の手術のため、側頭筋の動きに影響を及ぼすリスクがあります。よって、口が開けづらくなる症状が出ることがあります。 ・噛む力の低下 手術の作業によって咬筋の力が低下する可能性があります。ただし、噛む力の低下により、咬筋が痩せてほっそりとした小顔になるメリットもあります。 ・熱傷・傷跡 口唇周囲や耳前部の皮膚に熱傷が生じ、それが傷跡として残る可能性があります。残ってしまった場合、内服薬やステロイド外用テープを使用します。 ・皮膚の感覚が鈍る・しびれ 頬骨前面から上唇部においてしばらくしびれが発生することがあります。2か月から2年程度の経過で回復しますが、神経機能の回復を促進するような内服薬を処方する場合もあります。 |
城本クリニックでは、経験豊富な医師が安全を第一に施術を行なっています。医師が顧客としっかりカウンセリングを行い、希望や状態に合わせた治療法を提案しています。また、施術を行うのは日本専門医機構の認定医資格を取得した医師です。
お悩みは電話やメール、LINEにて無料で相談可能です。LINEでは、友だち追加をして質問に答えるだけで来院予約ができます。フェイスラインでお悩みの方は、ぜひご登録ください。
まとめ
普段から適度な保湿ケアや紫外線対策、健康的な生活習慣をこころがけることで、美しいフェイスラインを目指せます。ただし、日常的にケアを行っていても改善されない場合は、美容医療の力に頼ることもひとつの方法です。
「城本クリニック」では、糸リフトやハイフ、ボトックス注射、脂肪吸引など、フェイスラインを整えるための施術プランが充実しています。そのほか、二重手術や豊胸手術、医療レーザー脱毛なども行っており、あらゆる方向から美しさを目指すことが可能です。
また、患者様のお悩みに合った治療方法をご提案できるよう、施術前に丁寧なカウンセリングを行っております。治療中の痛みや腫れが心配な場合も、負担を軽減できるようサポートすることが可能です。
治療後のアフターケアも徹底しておりますので、気になることがある場合はいつでもご相談いただけます。お電話または無料のメール相談、LINEにて、いつでもご連絡を承っております。フェイスラインでお悩みの方は、城本クリニックにお気軽にご相談ください。
本コラムの監修医師
1978/04:富山医科薬科大学医学部医学科入学
1984/03:富山医科薬科大学医学部医学科卒業
1984/06:大阪市立大学医学部付属病院研修医
1986/04:大阪市立大学大学院医学研究科外科系外科学専攻
1990/03:大阪市立大学大学院医学研究科外科系外科学修了
1990/04:田辺中央病院医長
1991/04:城本クリニック
医学博士 / 日本美容外科学会専門医
第105回日本美容外科学会 会長
城本クリニック総院長 森上和樹