コラム
COLUMN太ももが太くて痩せない人が知っておくべき原因と解消法
太ももが太くてなかなか痩せないとお悩みの方も多いことと思います。いろいろなダイエット方法を試したけれども効果が出ない、そんな方は痩せない原因と解消法を見返してみてください。
これまでに一度は「太ももが太い」ことで頭を悩めたことがある方は多いのではないでしょうか。
太ももはお腹と同じくらいに脂肪が付きやすく、いつの間にか太っていたことに気が付いて、急いでダイエットに取り組むということがよくある部位であるといえます。
一方、太ももは中々痩せにくい部位でもあるため、諦めてしまっているという方も多いかもしれません。
今回は、さまざまな太ももに関する悩みを抱えている方に向けて、悩みのパターンや原因、そして解消法について分かりやすく解説します
太ももに関するよくある悩みと原因
太ももに関する悩みは「太い」ということ以外にもさまざまなものがあります。
太ももでよくある悩みのパターンと、その原因について理解することで、より効果的な改善策を講じることが可能になるでしょう。
太ももに関するよくある悩みとして、以下のようなことが挙げられます。それぞれ解説します。
太ももに脂肪がつく
太ももに関する悩みでもっとも多いものは、やはり「太ももに脂肪がついて太くなってしまう」ということでしょう。
以前よりも太くなったことや、太くなった気がするということで悩む方が大半で、年齢を問わず、全年齢層で共通している悩みと言えます。
また、太ももが太いことでお尻との境界線がなくなった、ダイエットでは太もも痩せがうまくいかない、ほかは痩せられるのに太ももだけ細くできないといった悩みも多いようです。
実は太ももは血流の多さから栄養が豊富に供給されやすいことなどから脂肪も蓄積されやすい部位で、さらに、とくに女性の場合は子宮などを守るために腰回りなど下半身に脂肪がつきやすいという特徴があるため、太りやすく痩せにくい部位ということができます。
むくみ
日常的に太ももがむくんでしまうことや、アルコールを飲んだ次の日は脚が太くなるといったことで悩んだことがある人は多いのではないでしょうか。
むくみの原因は、主に塩分過剰やアルコールなどで、体内の塩分濃度やアルコール濃度が高くなると、それを薄めるために水分をためこむようになってむくみとなります。
水分による膨らみということで「水分をとり過ぎるとむくむ」と考えてしまう方もいますが、水分をしっかり摂取することで徐々に塩分などが体外に排出されていきむくみが軽減していくため、むくみの解消には水分はむしろ多めに摂取した方が良いといえます。
逆に、水分不足だといつまでも体内の塩分濃度などが下がらないため、むくみがなかなか改善されない状態が続いてしまう可能性が高くなります。
また、むくみは血流などが滞ることでおこりやすくなるため、長時間にわたって同じ姿勢になりやすいデスクワークや、運動不足、血行不良といった生活習慣もむくみを生じさせる要因です。
筋肉が付き過ぎる
太ももが太くなるのは、脂肪やむくみだけではなく「筋肉が付き過ぎる」ことも要因となりやすいといえます。
一般的に、女性は男性と比較して、筋肉が付きにくいと言われていますが、太ももは体の中でもとくに筋肉がつきやすい場所であるため、人によっては筋肉が付きすぎているせいで太くなってしまい、どんなにダイエットを頑張っても痩せない状態になってしまうということが考えられるのです。
太ももは、体のなかでも大きな筋肉が集中している部位であり、これらのとくに大腿四頭筋などの筋肉が肥大化すると、必然的に太ももは太くなったように見えてしまいます。
筋肉が付き過ぎることは、新陳代謝機能を向上させる側面もあるため、決して悪いことではないものの、足が太く見えたり、筋張って見えたりすることが悩みになる方もいるかもしれません。
セルライトができる
セルライトとは、太ももやお腹といった脂肪が付きやすい部位でよく見られる、肌の表面がデコボコした状態になる症状です。
医学的にはセルライトという状態は定義されておらず、この言葉はエステ業界で作られた言葉です。
セルライトは真皮のコラーゲン組織などが肌表面に押し上げられて皮膚が盛り上がったような状態になることで、根本的な原因は皮膚を内側から押し出す皮下脂肪などの増加にあります。
しかし、単純に脂肪の蓄積によって太って見えるだけではなく、肌がデコボコした状態に見えるため、より見た目が悪く感じてしまい強い悩みの種になりやすいといえます。
また、場合によってはそこまで体型が太っていなくてもセルライトが出てきてしまうこともあります。
太ももを細くしたいならトレーニングをしない方が良い?
ここまでにご紹介したように、太ももは脂肪がつきやすく、更には筋肉も発達しやすい場所であるため、体の中でもとくに太くなりやすい部位であるといえます。
発達して太くなった筋肉の土台の上に皮下脂肪がつくことで、一気に太くなってしまうということもあります。
通常、女性の場合はホルモンバランスの関係などから男性と比べて筋肉がつきにくいことから、殆どのケースで「トレーニングを行うことで、筋肉によって太くなる心配はない」ということができるのですが、太ももについてはこの限りではないといえるでしょう。
しかし、その一方で太ももの筋肉は体の中でもとくに大きな筋肉で、日常生活における消費カロリーも非常に大きいため、痩せるためにはまずスクワットなどのトレーニングで太ももの筋肉を鍛えた方が良いと言われることも多くあります。
実際、トレーニングで痩せようとした場合は筋肉量が多く、日常的に使われやすい筋肉を鍛えることがより効果的な方法であるため、太ももや腹筋などの部位を鍛え、基礎代謝を向上させることが有利と考えることができます。
ダイエットのために太ももの筋力トレーニングを始めると、最初の頃は筋肉の増大でむしろ「余計に太くなった」と感じる可能性がありますが、その分代謝が向上し、皮下脂肪が徐々に減少していくため、長期的にはトレーニングを始める前よりもしっかりと細くできることがほとんどでしょう。
また、太もものトレーニングはお尻や腰回りも同時に鍛えることが出来るものが多いため、ヒップアップ効果によって太もも周りも綺麗なスタイルに見えやすくなるといえます。
太ももは血流が多いことから脂肪が蓄積されやすいという側面がありますが、言い換えれば「栄養が豊富なため筋肉がつきやすい」ということでもあります。ダイエットのために代謝をあげる(=筋肉量を増やす)と考えた場合、太もものトレーニングはとても効率がよいと考えられるでしょう。
また、太ももの筋肉を鍛えることで各種の成長因子やホルモンの分泌が盛んになるとも言われており、適度なトレーニングは全身の代謝アップやエイジングケアとしても効果が期待できるため、太もものトレーニングは是非取り入れてみてください。
太ももが太くならないために取り入れたい習慣
筋トレ
太ももの筋トレがおすすめな理由は前述しましたが、具体的には、スクワットやサイドランジといったトレーニングがおすすめです。これらのトレーニングは器具も不要で手軽にできることから、初心者にも向いています。
スクワットは10回3セットを目安にし、太ももの筋肉を意識しながらやってみましょう。やり方は足を肩幅程度に広げ、背中が丸まらないように意識しながら足を曲げて腰を落としていきます。このとき、イメージとしては腰を少し後ろの方に下げていく形にして、膝がつま先よりも前に出ていかないようにすると、しっかりと太ももの筋肉を鍛えることができます。
理想としては太ももと地面が平行になる程度まで腰をゆっくりおろし、膝を伸ばしきらない程度まで腰をあげて元の状態に戻すという形になりますが、トレーニングに慣れていないと難しいので、最初は出来るところまで腰を下げるという形で大丈夫です。
トレーニングの後、太ももの前側やお尻の筋肉が疲れているように感じられれば、しっかりと効果的なトレーニングが行えているといえるでしょう。
サイドランジは、直立状態から片方の足を横に開くようにして膝を90度曲げるスクワットのような筋トレです。
スクワットが太ももの前後を集中して鍛えるのに対し、サイドランジは内ももなどを中心にトレーニングします。
トレーニングを行う場合、筋肉をつけるために充分なタンパク質なども摂取する必要があるため、食事内容の見直しなども同時に行うようにしましょう。
マッサージ
前述したように、太ももが太くなる原因の1つとしてむくみがあげられるため、マッサージによって血流やリンパの循環を促すことも有効な対策です。
血行不良を解消することで全身の代謝が向上するため、脂肪が蓄積されにくくなるという効果も期待できます。
マッサージといっても強く揉むような必要はなく、股関節にあるリンパ節や、太ももの前後左右、そして膝裏などを「さする」ような、負担の少ないマッサージをするとよいでしょう。
肌への摩擦負担をかけないように、マッサージオイルやクリームを適宜使いながら行うとより良いといえます。
軽く圧をかけながらさすって血流をうながすことで、むくみを軽減することができます。
尚、よく「セルライトの解消」や「脂肪を減らす」ことを目的として、セルライトを潰すように強く揉む方法が紹介されますが、脂肪をいくら強く揉んだとしても直接サイズダウンする影響は考えにくく、強い力で揉む行為は筋肉や血管、皮膚などにダメージを加えてしまうという悪影響が強くなりますのでおすすめしません。
マッサージはあくまでも気持ちいい程度の力加減で、軽く血流やリンパの流れを促すようなイメージで行うとよいでしょう。
入浴
入浴は全身を温め、血行促進による代謝の向上効果が期待できるため太もものケアにも効果的です。
血行促進の効果が得られるだけでなく、発汗作用による体内の水分量調整や老廃物の排出といった効果もあるため、体のむくみをリセットするケアとしても非常に有効といえるでしょう。
また、入浴そのものによるリラックス効果や、入浴後に入眠しやすくなる効果でメンタル面への好影響もありますので、1日10分程度は、湯船につかるようにするとよいでしょう。
入浴中は血行促進の効果が得やすいので、同時にマッサージも取り入れることがおすすめです。
有酸素運動
太もものスタイルを改善するためには筋力トレーニングだけではなく、有酸素運動も効果的です。
1時間程度のウォーキングやジョギングといった運動は、1日の消費カロリーを増やして直接脂肪燃焼効果が得られ、またリズミカルな運動はセロトニンという幸福感を感じるホルモンの分泌も増加させるため、メンタル面でもよい影響が期待できます。
有酸素運動は筋力トレーニングと異なり「脂肪の燃焼効果」ばかりが注目されがちですが、運動によってしっかりと筋力向上も期待できるため、基礎代謝をあげて太りにくく痩せやすい体作りをすることができます。
ジョギングなどの運動は主に太ももなど下半身の筋肉を鍛えるため、太もも痩せやヒップアップといった下半身のスタイルアップにも直接効果を発揮します。
一方、定期的な有酸素運動は、多くの方にとってなかなか習慣化しにくいことであるのも事実です。
運動を習慣化できないと感じる場合は、以下のポイントを参考にして取り組んでみてください。
- 目標設定(例:太ももサイズダウン、3kg減量、毎日30分ウォーキング等)
- 運動時間の確保(例:週末の朝に1時間など)
- 最初はハードルを低くする(例:1日5分ウォーキングを1ヶ月継続)
- 自分の好みに合わせる(例:運動が嫌なら散歩)
ポイントは「ベビーステップ」から始めることです。赤ちゃんが歩き始めるように、少しずつ少しずつ時間をかけて習慣化することをおすすめします。
太ももの悩みを解消する美容医療
太ももに関するさまざまな悩みを解消する美容医療の治療をご紹介します。
脂肪吸引
美容医療の中でも、太もものお悩みを解消する効果が高い治療といえばやはり「脂肪吸引」です。
小さく切開した穴からカニューレという器具を挿入し、皮膚の内側にある皮下脂肪を直接吸い出して細くすることができます。
元々の体型にもよりますが、脂肪によって太くなっている太ももの解消や、セルライトの悩みを概ね一回の治療で解消することが可能で、「とにかく短期間で細くなりたい」「確実に理想的なスタイルを手に入れたい」という方におすすめです。
ただし、筋肉によって太くなっている場合は脂肪吸引で改善することができないため、治療によってどの程度細くできるかについては専門の医師による診断を受けましょう。
脂肪吸引は治療効果の面では非常に優れている一方で、施術中に皮膚や筋肉の組織が傷つくことで腫れや痛み、内出血といった副作用のリスクがある治療です。
手術後は皮下脂肪を除去して空白になった部分をしっかりと癒着させるため、太ももの脂肪吸引であれば圧迫固定を行うためのタイツなどを一定期間履くといったようなアフターケアも重要になります。
脂肪吸引を検討する場合はメリットだけではなくリスクやデメリットもしっかりと理解して、信頼できる医師の治療を受けることが大切です。
<脂肪吸引は公的医療保険が適用されない自由診療です。>
標準的な費用 | 太もも(太もも前面・内側・外側・膝周辺を含む)217,800~385,000 円(税込) |
---|---|
目安の治療期間及び回数 |
治療時間・期間 1~3時間程度・1日 通院回数 2回~3回 |
リスク・副作用 |
・痛み 術後、2~3日目をピークにしてその後徐々に軽減されていきます。痛み止めが処方されますので、痛みが強い場合は処方薬を服用することで軽減が可能です。 ・痛み 皮下の血管が傷つくことで、内出血となるリスクがあります。1~2週間程度で徐々に落ち着きます。内出血がおこっている間は黄色や紫色に変色して見える場合があります。 ・痛み 術後、治療部位に腫れやむくみが生じます。目立つような腫れは1か月程度で治まり、軽いむくみのような状態は半年から1年程度続くこともあります。治療の最終的な効果が完全に分かるまでにはある程度の期間が必要となります。 ・痛み 治療部位に傷跡として赤く残るケースがあります。傷跡が完全に目立たなくなるまでには1~2年程度が必要となることもあります。傷跡がなるべく目立たないように工夫がなされます。 ・痛み 治療部位が、3週間程度が経過した頃からまるで「厚い段ボールが入っているような硬さ」になる「拘縮」とよばれる現象になることがあります。自然と回復しますので、3か月から半年程度で硬さはなくなります。早めに改善するためにマッサージなどが指導される場合もあります。 |
脂肪溶解注射
脂肪溶解注射は、その文字の通り脂肪細胞を溶かす薬剤を注射することで、脂肪細胞を破壊して減らす治療法です。
注射のみで行えるため、治療時間が短く脂肪吸引などと比べて非常に手軽に治療を受けることができます。
また、術後のダウンタイムもほとんどないため、脂肪を減らしたいけれど脂肪吸引のような術後の充分なケアが必要な治療内容は難しいという方にもおすすめです。
注射によって溶かされた脂肪は、体のもつ免疫反応によって徐々に体外へと排出されていき、脂肪細胞の数を減らすことができます。
脂肪吸引でも同様ですが、脂肪細胞の数は成人してからほとんど増減しないため、脂肪溶解注射で脂肪細胞の数を減らすとその部分が単純に細くなるだけではなく、太りにくい状態にしていくことができます。
脂肪溶解注射の効果は比較的穏やかであるため、脂肪吸引のように一度の治療で一気に細くするということはできません。
逆に言えば、徐々に脂肪が減っていくため、自然な形で細くしていくことが可能で周囲にバレずに治療を受けやすいといえます。
ただし、太もものように範囲が広い箇所では必要な薬剤の量が多くなり、治療回数も複数回必要となるため、最終的なコスト面という点では脂肪吸引の方が低くなる可能性が高いといえるでしょう。
脂肪の減少によるセルライトの改善効果などは比較的実感しやすいため、セルライトに悩んでいる方などにはおすすめしやすい治療といえます。
<脂肪溶解注射は公的医療保険が適用されない自由診療です。>
標準的な費用 | 1か所27,500円(税込)・1クール(3回)66,000円(税込) |
---|---|
目安の治療期間及び回数 | 治療時間・期間 1部位につき5分程度・1日 通院回数 1回~ ※箇所と仕上がりの希望による |
リスク・副作用 |
・赤み 針を刺した箇所が一時的に赤くなることがありますが、殆どの方が当日中には気にならなくなります。 ・痛み 治療当日は少し突っ張った感じがありますが、時間の経過とともに減少します。 ・痛み 顔に薬剤を注射するため、一時的に腫れやむくみ、内出血が生じることがあります。個人差がありますが、数日から1週間程度で収まります。 ・痛み 脂肪溶解注射は、脂肪吸引ほどの大きな変化は望めません。ゆっくりと変化するのが特徴で、複数回の施術を通じて徐々に脂肪が減っていきます。 ・痛み 脂肪溶解注射は脂肪細胞を減らすため、リバウンドが少ないとされていますが、食生活や運動習慣によっては脂肪細胞が大きくなり、再び脂肪が増える可能性があります。 |
ボトックス注入
「ボトックス注入」は、ボツリヌストキシンという神経の働きを阻害する薬剤を注射することで、筋肉の働きを抑えて筋肉を細くしていく治療です。
筋肉が付いていることで太ももが太くなっている人におすすめの美容医療といえます。
ただし、太ももの筋肉量を抑えるためには薬剤の量が多く必要になることや全身の代謝低下などの影響も考えられるため、あまり積極的には行われていません。
激しいトレーニングで太ももの筋肉が非常に発達していて、それを解消したいという方むけの治療といえるでしょう。
殆どの場合は筋肉だけで太いのではなく、その上に皮下脂肪が蓄積されていることが太もものお悩みの原因であるため、まずは治療の適応をしっかり医師と相談することが大切です。
<ボトックス注射は公的医療保険が適用されない自由診療です。>
標準的な費用 | エラ: ライト 32,780円(税込) レギュラー 63,800円(税込) |
---|---|
目安の治療期間及び回数 |
治療時間・期間 5~10分程度・1日 通院回数 4〜6か月に1回のペースで通院 |
リスク・副作用 |
・腫れ・内出血・むくみ 注入した部位に腫れや内出血、むくみ、かゆみなどが起こることがあります。1週間程度で症状が治まります。 ・痛み ボトックスを注入することで体内で異物と察知して、アレルギー反応が起こることがあります。1週間〜1か月で治まることがほとんどです。 ・痛み 噛む時に使われるあごの筋肉を緩めることから、食事中に噛む力が弱まったと感じることがあります。1週間程度で症状は気にならなくなります。 ・痛み 術後の頭痛や倦怠感の症状は安静に過ごしていれば数日間で治まります。発熱や吐き気、めまいといった症状がある場合は医師に相談しましょう。 ・痛み 人間の顔は生まれつき左右非対称ですが、注入量や注入箇所を誤ると左右がより非対称になり、不自然な仕上がりになってしまうことがあります。技術力のある医師に依頼しましょう。 ・痛み ボトックスには筋肉を弛緩させる効果があるため、担当医が注入量を誤った場合、術後に顔がこわばったような表情になってしまうリスクがあります。技術力のある医師に依頼しましょう。 ・痛み 年配の方や皮膚の薄い方、皮膚が柔らかく弾力性があまりない方は、術後に筋肉が緩んで表面の皮膚が余ってしまい、たるみが出ることがあります。 |
太ももの悩みは脂肪吸引で解消するのがおすすめ
太ももの悩みの大半は、美容医療の「脂肪吸引」で解消可能です。
悩みの具体例としては、太ももに脂肪が付いて太くなった、セルライトができてしまった、お尻と太ももの境界線がない、さらには美脚になりたいといったさまざまなことが含まれます。
一般的には、体重の3~5%の脂肪組織を吸引できるとされており、平均では、おおよそ2,000cc、体重に換算すると約1~1.5kgが除去できると言われています。(個人差があり、脂肪量による) 脂肪吸引のメリットには、短期間で確実に脂肪を落とせること以外にも「リバウンドしにくい」ことがあります。
これは前述のとおり、脂肪吸引によって、太ももの脂肪細胞そのものの量が減るため、再び脂肪が蓄積しにくくなるためです。
これまで食事や運動でのダイエットを頑張ってきて「太もも痩せがうまくいかない」「痩せてもリバウンドしてしまう」と感じている方は、とくに効果を実感しやすくなるでしょう。
ただし、脂肪吸引はよいことばかりではなく、前述したように、痛み、腫れ、むくみ、皮膚のつっぱり、傷、そして内出血などの副作用を伴うことが多く、術後しばらくはダウンタイムとして良好な経過のために生活への制限が生じるものです。
また、脂肪吸引の仕上がりは医師の技術力にも大きく左右され、不慣れな医師の手術では脂肪のとり過ぎや取り残しなどにより、吸引箇所に凸凹が出来てしまったり、充分に効果を感じられなかったりという結果が考えられます。
なかには重大な後遺症が残ってしまったというような事例もあり、安全な脂肪吸引を受けるためには経験豊富で確かな技術をもった医師をみつけるということが必要不可欠です。
城本クリニックは日本で美容外科の治療が開始された当初から数多くの症例を経験しており、在籍する医師はもちろん適切な脂肪吸引治療が行える技術と経験を保有しています。
信頼される医療機関として、効果的な治療であることはもちろん、安全面や術後のフォロー体制もしっかりとした美容医療をご提供しておりますので、まずは一度お悩みの内容についてご相談ください。
本コラムの監修医師
1978/04:富山医科薬科大学医学部医学科入学
1984/03:富山医科薬科大学医学部医学科卒業
1984/06:大阪市立大学医学部付属病院研修医
1986/04:大阪市立大学大学院医学研究科外科系外科学専攻
1990/03:大阪市立大学大学院医学研究科外科系外科学修了
1990/04:田辺中央病院医長
1991/04:城本クリニック
医学博士 / 日本美容外科学会専門医
第105回日本美容外科学会 会長
城本クリニック総院長 森上和樹