コラム
COLUMN浮き輪肉はなぜつく?原因と落とすためのおすすめ方法を紹介!
浮き輪肉は、お腹から腰にかけて体脂肪がたまってしまったもので、かんたんには落とせない皮下脂肪です。この記事では、浮き輪肉がつく原因や解消法について解説します。また、浮き輪肉を落とすストレッチや美容施術もあわせて紹介します。
浮き輪肉は、皮下脂肪がお腹から腰まわりについたもので、なかなか落としにくいといわれています。浮き輪肉ができると、服のシルエットに響きやすく、スタイルが悪く見える原因となってしまいます。どうすれば、浮き輪肉を解消できるのか気になる方は多いでしょう。
この記事では、浮き輪肉がついてしまう原因について解説し、さらに浮き輪肉を解消するための方法を解説します。浮き輪肉を落とすストレッチや美容施術もあわせて紹介するので、浮き輪肉に悩まされている方はぜひ参考にしてください。
浮き輪肉とは
浮き輪肉は、お腹、脇腹、背中〜腰についた皮下脂肪を指します。浮き輪肉という名称は、ウエストを囲むようについた脂肪が、浮き輪のような見た目をしていることからつけられました。
体脂肪には皮下脂肪と内臓脂肪の2タイプがあり、浮き輪肉は皮下脂肪に分類されます。男性よりも女性のほうが下半身に皮下脂肪がつきやすい傾向にあり、浮き輪肉は女性に多く見られる悩みのひとつです。
浮き輪肉がつく原因
いつのまにか浮き輪肉がついてしまう原因は、生活習慣や食生活、姿勢の悪さなどにあります。ここでは、浮き輪肉の代表的な原因を5つ紹介します。
運動不足
日ごろから運動不足の人は、浮き輪肉がつきやすい体になっている可能性があります。運動しないことによってエネルギー消費量が少なくなり、余分なエネルギーが脂肪として蓄えられるためです。
さらに、体を動かさないと筋肉量が低下し、基礎代謝が落ちることでより脂肪が蓄積されるでしょう。
食生活の乱れ
食生活が乱れていることも、浮き輪肉が増える要因としてあげられます。食べすぎや栄養のかたよった食事で脂質を摂りすぎると、脂肪は体内に蓄積されます。お腹は脂肪がつきやすい部分のため、食生活が乱れがちな人は注意が必要です。
高脂質な加工食品やインスタント食品は、脂質の取りすぎにつながります。また、食事を抜くこともおすすめできません。
空腹状態のときに摂った食事は、血糖値が急上昇して、糖質を脂肪としてため込んでしまいやすくなります。
姿勢の悪さや骨盤のゆがみ
姿勢が悪い人や、骨盤がゆがんでいる人も、浮き輪肉がつきやすい傾向にあります。姿勢が崩れていると体の筋肉を正しく使えず、筋力が衰えていくからです。
背中が丸まった猫背の姿勢は、背中や首の筋肉が弱くなっていることが原因のひとつです。反り腰は、お腹の筋肉が伸びてしまっている状態で、本来使われるはずのお尻や太ももの筋肉がきちんと使われていません。
筋肉が正しく使われないことは筋肉の衰えにつながり、脂肪がたまりやすくなります。筋肉量が落ちることで基礎代謝も低下するため、さらに脂肪が蓄積してしまうでしょう。
骨盤のゆがみが浮き輪肉につながる理由は、骨盤付近の血流が悪くなるためです。骨盤がゆがんでいると、血流やリンパの流れがとどこおって代謝が悪くなり、脂肪が腰のあたりにたまってしまいます。
腰回りの冷え
腰回りの冷えは基礎代謝の低下を招く要因となり、お腹や腰まわりに脂肪がつきやすいでしょう。基礎代謝が落ちると脂肪の燃焼量が少なくなり、脂肪が蓄積されるためです。
寒さを感じると体は皮下脂肪を蓄えて寒さから守ろうとするため、腰回りが冷えるとその部分に皮下脂肪がつき、浮き輪肉として目立つようになります。
気温の影響だけでなく、冷たい食べ物や飲み物を多く摂ることも、腰回りの冷えを引き起こす場合があるでしょう。
基礎代謝の低下
基礎代謝の低下により、浮き輪肉がつきやすくなっているケースもあります。基礎代謝が低下する原因のひとつは、加齢です。
筋肉量は加齢にともなって低下していくため、これまでと同じように活動しても消費エネルギー量が少なくなり、結果として脂肪の蓄積につながります。
浮き輪肉とぽっこりお腹の違い
浮き輪肉とぽっこりお腹は同じようなものと思われがちですが、厳密には異なります。浮き輪肉はお腹や脇腹、腰まわりまで皮下脂肪がついた状態を指しますが、ぽっこりお腹は下腹あたりが前方に張るようにふくらんだ状態です。
ぽっこりお腹の原因には、筋力が低下して内臓下垂を起こしていることや、便秘などがあります。加齢や姿勢の崩れでお腹の筋肉量が低下した人は、内臓を十分に支えられず、ぽっこりお腹になりやすいでしょう。
ぽっこりお腹が気になる場合は、浮き輪肉とは違った方法で対処する必要があります。
部分痩せはできない
食事制限や運動をしただけでは、部分痩せは不可能だといわれています。人の体は特定の部位だけ脂肪を落とせるような機能をもっていません。お腹の脂肪を減らしたいと思って付近運動をしても、その部分だけ脂肪が落ちるということはないのです。
体脂肪のうち、運動や食事制限によって先に落ちるのは内臓脂肪です。皮下脂肪は内臓脂肪よりも落とすのに時間がかかるため、かんたんには減らせません。
そのため、一般的なダイエットで浮き輪肉を解消しようと考えるなら、全身の皮下脂肪を減らすようなアプローチをする必要があります。
浮き輪肉を落とす方法
浮き輪肉に対処する手段は、筋肉量や脂肪燃焼量を増やすための運動、食事改善、姿勢矯正、美容整形などがあります。それぞれのポイントについて紹介するので、参考にしてください。
ストレッチ
ストレッチをすると柔軟性がアップして姿勢の改善にもつながり、血行を促進できます。血行がよくなれば基礎代謝が上がり、脂肪の燃焼量を増やせるでしょう。
ストレッチは、ふだん運動をしない人や体を動かすのが苦手な人でも取り組みやすいのがメリットです。筋トレをする人は、腰まわりの筋肉をストレッチでほぐしておけば、体が温まって代謝アップが期待できるでしょう。
筋トレ
筋トレは筋肉量を増加させ、基礎代謝の向上につながります。基礎代謝が上がると消費エネルギー量が増え、これまでと同じように活動しても脂肪が燃焼しやすくなります。基礎代謝が高い状態をキープできれば、太りにくく痩せやすい体づくりに近づけるでしょう。
部分痩せは難しいですが、気になる部分の筋肉を鍛えて筋肉量を増やすことはできます。筋肉量の増加は脂肪の燃焼量アップにつながるため、お腹を引きしめたいときは腹筋を中心に鍛えるのがおすすめです。
有酸素運動
酸素を使って運動をおこなう有酸素運動は、脂肪の燃焼を促します。有酸素運動では、運動時に脂肪や糖質が燃料として消費されるのが特徴です。
有酸素運動の種類には、ウォーキングやランニング、ダンス、水泳、サイクリングなどがあります。少し心拍数が上がったり、軽く息切れしたりする程度の運動が好ましいでしょう。
脂肪を燃焼させるために有酸素運動を取り入れるなら、長い時間つづけられる運動を選ぶことをおすすめします。その理由は、有酸素運動で脂肪がエネルギー源として使われ始めるのが、運動を開始してから約20分後といわれているからです。
運動に慣れていない人は、休憩をはさみつつ短い時間のトレーニングを繰り返すことから始めてみましょう。有酸素運動に慣れてきたら、運動時間を少しずつ伸ばしてみてください。
食事改善
浮き輪肉としてついた脂肪を減らしたいときは、食事改善が基本です。太りやすい人は、日常生活や運動における消費カロリーに対して、食事からの摂取カロリーが多すぎる可能性があります。
ハードなトレーニングをしてカロリーを消費したとしても、ごほうびのつもりでスイーツをひとつ食べただけで、摂取カロリーが消費カロリーを上回ってしまうこともあります。運動してもなかなか痩せられない人は、食生活を見直してみましょう。
しかし、過度な食事制限には注意してください。無理に食事を減らすと一時的に体重は減るものの、脂肪より筋肉が落ちてしまい、基礎代謝が低下して結果的に太りやすくなります。
筋肉を落とさず体脂肪だけを減らせるように、栄養バランスを意識した食事コントロールをおこないましょう。
姿勢矯正
正しい姿勢をキープすることは、浮き輪肉の対策として有効です。正しい姿勢を維持しようとすると、お腹や背中などの筋肉が使われるので、筋肉が衰えるのを防いで脂肪を燃焼しやすい体づくりができるでしょう。
正しい姿勢とは、耳から肩、腰、ヒザ、くるぶしにかけてのラインが一直線になっていることを指します。また、座るときの姿勢は、イスに深く腰かけて骨盤を立て、あごを引いて背筋を伸ばすことを意識してみてください。
姿勢を直そうと思っても、筋肉が弱っていると初めは疲れやすいでしょう。正しい姿勢を意識して過ごすうちに少しずつ慣れてきて、姿勢をキープできるようになります。
温活
冷えやすい人は、体を温めることを意識してみましょう。体を温めると血行が促進され、基礎代謝が上がって脂肪を燃焼しやすくなります。
温活には、温かい食べ物や飲み物がおすすめです。食べ物は冷たいものを避け、温野菜や体を温める効果がある唐辛子・生姜などを取り入れてみましょう。飲み物は、白湯や温かいお茶が適しています。
さらに、入浴するときはシャワーだけで済ませず、湯船につかるようにしましょう。血行がよくなって温まった血液が全身を巡り、体全体がポカポカと温かくなります。
美容整形
浮き輪肉を落とすために、美容整形を受けるという選択肢もあります。運動や食事改善による浮き輪肉の解消法は、長期にわたって取り組むことが必要です。しかし、トレーニングや食事制限をしても部分痩せは困難なため、浮き輪肉がなかなか減らないと悩む人は多いでしょう。
美容整形は、浮き輪肉の原因となっている皮下脂肪に直接アプローチするため、運動や食事改善に比べて、短期間で浮き輪肉を落とすことが期待できます。城本クリニックでは、代謝されにくいお腹まわりの皮下脂肪を、脂肪吸引で直接除去することが可能です。
脂肪吸引のほかにもさまざまなアプローチ方法があるので、浮き輪肉が気になる人は美容整形を検討してみてはいかがでしょうか。
浮き輪肉を落とすおすすめストレッチ
浮き輪肉の対策には、ストレッチを取り入れてみましょう。ストレッチでお腹や腰まわりの筋肉をほぐして血行を促進することで、脂肪を燃焼しやすい体へと導きます。
2種類のストレッチを紹介するので、デスクワークで同じ姿勢を長時間続けている人や、ふだんあまり運動をしないという人も、まずは1日1回からチャレンジしてみてください。
骨盤矯正ストレッチ
骨盤矯正ストレッチで、骨盤を正しい位置に整えましょう。骨盤がゆがんでいると血行がさまたげられて浮き輪肉がつきやすくなるため、骨盤の位置を戻して、骨盤まわりの筋肉を正しく使えます。骨盤矯正ストレッチは、以下の手順でおこないましょう。
- マットなどの上で仰向けになって、右ヒザを曲げて両手で抱える
- 抱えた右ヒザを胸に近づけながらゆっくり息を吐き、しばらく呼吸をしながらキープする
- 左手で右ヒザをもち、左側へ倒すようにして腰をひねる
- このとき右うでは肩の横にまっすぐ伸ばして、顔は右手の指先を見る
- 上半身と下半身の伸びを感じながら呼吸し、しっかり伸びたら体を元の位置に戻す
反対側も同様にストレッチしてください。腰回りがツイストされて、しっかり伸びていることがポイントです。回数の目安はないため、適度におこなってください。
肋骨から骨盤までを伸ばすストレッチ
つぎは、肋骨から骨盤までを伸ばすストレッチです。浮き輪肉の解消にはくびれを作ることが大切なので、くびれができる部分である肋骨から骨盤の付近を重点的に伸ばして行きましょう。
- あぐらの姿勢で座り、骨盤を立てる
- 首を長くして肩は力を抜き、左手の指先を左肩にのせる
- 上半身を右にかたむけ、左ひじを高く持ち上げる
- このとき、左の体側がしっかり伸びていることを意識し、左肋骨の下から骨盤までの距離が長く保たれていることを感じる
- 上体を右にかたむけたまま、左ひじを大きく円を描くようにして前後20回くらい回す
反対側も同様におこなってください。
浮き輪肉を落とすおすすめの筋トレ
浮き輪肉の解消には、筋トレも大切なポイントです。食事制限で摂取カロリーが消費カロリーを下回ると、脂肪と筋肉が同時に落ちていくといわれています。筋肉を減らさず脂肪だけを落とせるように、筋トレをおこなって筋肉量をキープしましょう。
自宅で手軽にできる筋トレを5つ紹介します。筋トレに慣れていない人は、無理のない範囲で少しずつおこなってください。
体幹を鍛えるトレーニング
体幹を鍛えると基礎代謝がアップし、引き締まったボディラインを目指せます。体幹とは体の胴体部分のことを指し、胸やお腹、背中、腰、お尻は体幹を構成する要素です。体幹を鍛えるトレーニングは、以下の流れでおこないましょう。
- マットなどの上で四つんばいになり、おへそを引き上げて腰が反りすぎないように背中を平らにする
- 右うでと左脚をそれぞれ持ち上げ、お腹に力を入れてバランスを取り、体幹を安定させる
- このとき、右うでは肩の高さ、左脚はお尻の高さまで持ち上げることを意識する
- 右ヒザを軸にしたまま、右すねと足先を軽く浮かせる
- お腹とお尻に力を入れてそのままキープし、5回呼吸×3セットを繰り返す
反対側も同じようにおこなってください。
サイドプランク
サイドプランクは、プランクの一種です。体幹を鍛えながら、脇腹を中心としたお腹まわりの筋肉にはたらきかけます。サイドプランクの手順は以下のとおりです。
- マットなどの上で横向きになり、両足を重ねた状態で右ひじから先(右前腕部)を床につける
- 床についた右前腕部と両足で、体を支えつつ腰を持ち上げる
- 頭からつま先まで一直線になっていることを意識して、そのまま20秒間キープする
- 反対側も同様におこなう
左右20秒で1セットとして、これを3セットおこなうことを目安にしてください。
ツイストクランチ
ツイストクランチは、腹筋運動を応用したものです。腹筋運動で上半身を起こしたときに、ひじを反対側のヒザにつけることによって、体をひねって脇腹の腹斜筋を鍛えます。
- 仰向けに寝転がり、股関節とヒザが90度になるような角度で足を持ち上げる
- 両手を頭のうしろで組み、息を吐きながら上半身を持ち上げる
- 上半身を持ち上げたときに、右ひじで左ヒザをタッチする
- 息を吐きながら上半身をもとに戻す
- 再び息を吸いながら上半身を持ち上げ、左ひじで右ヒザをタッチする
- 息を吐きながら上半身をもとに戻す
呼吸はとめずに、連続しておこなってください。左右10回ずつを1セットとして、2〜3セットが目安です。
マウンテンクライマー
マウンテンクライマーは、プランクの姿勢から足を左右交互に前に出す筋トレです。体幹を支える足が両足ではなく片方だけになるため、体幹への負荷が高くなります。
- 通常のプランクでは両ひじを床につくが、マウンテンクライマーでは両手のひらを床につけてプランクの体勢をつくる
- 体が板のようにまっすぐになっていることを意識する
- 片足のヒザの力を抜いて前に出し、上体と床の間に片足が入るようにする
- 足をもとに戻し、反対側の足も同様に力を抜いて、同じ動作を左右で繰り返す
足を動かすスピードを上げると効果的ですが、最初のうちは難しいため、足をゆっくり動かすことから始めてみましょう。
シングルレッグヒップリフト
シングルヒップリフトは、ヒップリフトを片足でおこなうトレーニングです。ヒップリフトはお尻の筋肉だけでなくお腹も鍛えられるため、お腹の引き締めが期待できます。
- 仰向けに寝転がり、両足を肩幅くらいに広げヒザを立てる
- うでを肩幅くらいの位置で平行にして、手のひらを床につける
- 片足をまっすぐ上に上げる
- できるだけ足が曲がらないようにして肩からヒザまで一直線に伸ばし、お尻をもち上げる
- もち上げたときの半分くらいの速さで、お尻をゆっくり下ろしていく
- お尻が床につく前に、少し浮かせた状態で止めると効果がアップする
右10回、左10回を3セットずつおこないましょう。足を上げるときにヒザが曲がっていると反り腰になって負担がかかるため、足はまっすぐ上に伸ばすようにしてください。
浮き輪肉を落とすおすすめの食事法
浮き輪肉を落とすには、食事の管理がポイントです。消費カロリーが摂取カロリーを上回ると脂肪が蓄積されるので、まずは食事量の見直しをおこないましょう。
カロリーコントロールとあわせて、食事の質を上げることも大切です。食べる量を極端に減らすと、体に必要な栄養素が不足して脂肪がより溜め込まれるようになるため、栄養バランスを考えて食事内容を決めましょう。
食事は栄養バランスを重視し、1日3食しっかり取るようにしましょう。ここからは、浮き輪肉が気になる人におすすめの食事法を紹介します。
タンパク質をしっかり摂る
浮き輪肉の解消を目指して筋トレする人は、タンパク質をしっかり摂ってください。タンパク質は筋肉をつくる材料になるため、良質なたんぱく質を摂ることは筋肉量アップにつながります。
タンパク質が不足すると筋肉量が少なくなり、基礎代謝も低下して脂肪を燃焼しにくくなります。1日3回の食事でタンパク質を十分に摂って、脂肪燃焼に必要な筋肉量を維持しましょう。
タンパク質は肉類に多く含まれますが、脂質が多い肉もあるので、赤身を中心に選んでください。肉類なら鶏のササミやムネ、牛・豚の赤身や肩などがおすすめです。
魚や卵、牛乳、豆類にもタンパク質が豊富に含まれています。時間がないときは納豆やヨーグルトなどを食事に1品プラスすると、手軽にタンパク質が摂れるでしょう。
良質な脂質を摂る
浮き輪肉を落とすために減量中でも、良質な脂質を摂ることは欠かせません。余分な脂質は避けたいところですが、健康を維持するためにある程度の脂質は必要です。
脂質をまったく摂らないと体によくないので、ダイエット中は良質な脂質が含まれた食品を摂るようにしましょう。脂質には飽和脂肪酸と不飽和脂肪酸の2種類があり、良質な脂質は不飽和脂肪酸のほうです。
不飽和脂肪酸は悪玉コレステロールを抑制する機能をもち、腸内環境を整えて脂肪の蓄積を防ぐことにつながります。不飽和脂肪酸が含まれる食品は、サバやイワシなどの青魚です。
亜麻仁油やエゴマ油、アーモンド、くるみにも不飽和脂肪酸が含まれているので、積極的に摂るとよいでしょう。
糖質の摂りすぎに注意する
糖質を摂りすぎると、エネルギーとして消費されなかった分の糖質が脂肪として蓄えられます。減量中は、糖質を過剰に摂らないように注意してください。
パンや麺類の原料となっている精製された小麦粉は、体を冷やしやすいといわれています。冷えは代謝の低下につながるため、脂肪の燃焼をさまたげる可能性があるでしょう。
ただし、極端な糖質制限は筋肉量を落とすことになります。糖質は体のエネルギーを生み出すために必要な栄養素です。ダイエットでは、質のよい糖質を適度に摂ることがポイントになります。
雑穀や玄米は、皮ごと食べることで食物繊維を多く摂取でき、糖質の吸収が穏やかになるといわれています。腹持ちがよく間食の防止にもつながるため、雑穀米や玄米を主食として取り入れてみましょう。
十分に水分補給する
ダイエット中は、水分補給を十分におこないましょう。体の半分以上は水分で構成され、筋肉や血液などにも水分が多く含まれます。
水分が不足すると体内のエネルギー産生機能がうまくはたらかないため、水分をしっかり摂って脂肪燃焼を促しましょう。水分補給は運動後や汗をかいたときに限らず、こまめにおこなうことが大切です。
一度にたくさんの水を飲んでも尿として排出されてしまうケースが多いので、1日3回の食事と起床時、間食時、入浴時などのタイミングでそれぞれコップ1杯分の水を飲むようにするとよいでしょう。また、水を飲むときは温度に注意してください。
トレーニング時の水分補給には冷たい水が向いていますが、多く飲むと体が内側から冷えて代謝を下げてしまいます。日常の水分補給には、常温の水を飲むようにしましょう。
摂取カロリーを調整する
栄養管理には、摂取カロリーのコントロールが重要です。摂取カロリーが消費カロリーより多い状態が続くと脂肪が蓄積されていくので、摂取カロリーを意識して食事量を調整しましょう。
人が1日にどれくらいのエネルギーを消費するかは、年齢や性別、運動量などの条件で変わります。栄養不足に陥らないように、活動に必要なエネルギー量はきちんとキープしましょう。
短期間で部分痩せするなら美容整形
短期間で部分痩せを目指す人には、美容整形の利用をおすすめします。運動や食事制限で浮き輪肉だけをピンポイントで落とすことは難しく、痩せるには時間もかかるでしょう。また、ダイエットはリバウンドしやすいのがデメリットです。
美容整形では、脂肪吸引などの施術方法をもちいて、希望する部分の脂肪を物理的に取り除けます。そのため、脂肪が落ちにくいお腹まわりの部分痩せも可能です。
城本クリニックは脂肪吸引の症例数が豊富な美容外科で、高い技術をもった医師が施術を担当しています。治療前には担当医師が診断をおこない、仕上がりのイメージを共有しながら適切な施術内容をご案内します。
城本クリニックで提供されている施術方法にはいくつか種類があるので、短期間で美しいプロポーションを手に入れたい人は各施術の特徴について知っておきましょう。
脂肪吸引
脂肪吸引は、脂肪細胞を物理的に除去する方法です。施術する部位をわずかに切開し、カニューレという細い器具で脂肪細胞を直接的に吸引するため、気になる部分の脂肪だけを減らせます。
カニューレは長さや形、太さの違う何十もの種類があり、医師が施術部位や深さに応じて適切なカニューレを選択します。施術後はむくみや腫れ、内出血、痛みなどが見られますが、いずれも少なく、回復の早い治療法です。
<脂肪吸引は公的医療保険が適用されない自由診療です。>
標準的な費用 | お腹(上腹部・下腹部・脇腹を含む 217,800~605,000円(税込) |
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目安の治療期間及び回数 | 治療時間・期間 1~3時間程度・1日 通院回数 2回~3回 |
リスク・副作用 | ・痛み 術後、2~3日目をピークにしてその後徐々に軽減されていきます。痛み止めが処方されますので、痛みが強い場合は処方薬を服用する事で軽減が可能です。 ・内出血 皮下の血管が傷つく事で、内出血となるリスクがあります。1~2週間程度で徐々に落ち着きます。内出血がおこっている間は黄色や紫色に変色して見える場合があります。 ・腫れやむくみ 術後、治療部位に腫れやむくみが生じます。目立つような腫れは1か月程度で治まり、軽いむくみのような状態は半年から1年程度続くこともあります。治療の最終的な効果が完全に分かるまでにはある程度の期間が必要となります。 ・傷跡 治療部位に傷跡として赤く残るケースがあります。傷跡が完全に目立たなくなるまでには1~2年程度が必要となる事もあります。傷跡がなるべく目立たないように工夫がなされます。 ・拘縮 治療部位が、3週間程度が経過した頃からまるで「厚い段ボールが入っているような硬さ」になる「拘縮」とよばれる現象になることがあります。自然と回復しますので、3か月から半年程度で硬さはなくなります。早めに改善するためにマッサージなどが指導される場合もあります。 |
超音波式脂肪吸引Ultra-Z
超音波式脂肪吸引Ultra-Zは、通常の脂肪吸引に比べて体への負担が少ない施術方法です。超音波のエネルギーで脂肪を乳化させてから吸引するため、周辺の神経や血管を傷つけず脂肪細胞だけをスムーズに取り除けます。
痛み・腫れ・出血が少なく、通常の脂肪吸引に比べて回復が早いので、より短期間で美しいボディを目指したい人におすすめです。
<超音波式脂肪分解装置「Ultra-Z」は公的医療保険が適用されない自由診療です。>
標準的な費用 | 217,800~385,000円(税込) 吸引する範囲により異なります。 |
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目安の治療期間及び回数 | 治療時間 60~120分 入院 なし 回数 3か所以内 1日 4か所以上 2回に分けることを推奨 |
リスク・副作用 | ・内出血 手術部位に内出血が起こるケースがありますが、1〜2週間程度で落ち着きます。 ・赤み 切開部分の赤みができ、目立たなくなるまでに時間がかかることもあります。 ・痛覚の鈍さ 手術部位やその周辺の感覚が一時的に鈍くなることがありますが、時間の経過とともに回復します。 ・筋肉痛 平均3日程度で次第に痛みが緩和されていきます。手術後は、痛み止めのお薬を処方させていただきます。 ・むくみ 1か月を経過したころに改善し、痩身の効果が実感できるようになります。 |
城本クリニックでは、経験豊富な高い技術力の医師が脂肪吸引を担当します。術前の診断やカウンセリングから医師が担当するため、ご希望のデザインや不安などさまざまなご相談が可能です。ぜひ一度ご覧ください。
脂肪溶解注射
脂肪溶解注射は、薬液を治療部位に注射器などで注入して、脂肪を分解・溶解させる手法です。溶かされた脂肪は、血中から尿などの形で排出されます。
薬液は極細の針で注入するので、脂肪吸引のように施術部位を切開する必要はありません。安静にすごすダウンタイムをとらなくて済むのが、脂肪溶解注射のメリットです。
徐々に脂肪のボリュームが減っていくため、プロポーションを自然に変化させられるのも人気の理由です。狙った箇所の脂肪を集中的に取り除けるので、お腹の脂肪だけを落として、バストやヒップの脂肪は残すという選択もできます。
脂肪溶解注射でもむくみや腫れ、内出血といった症状が見られますが、時間とともに治ります。脂肪溶解注射には複数の選択肢があり、悩みに合わせて医師と相談しながら選ぶとよいでしょう。
セルフォーム
セルフォームは脂肪溶解注射のひとつで、脂肪を乳化させるフォスファチジルコリンや、新陳代謝を上げる働きがあるαリポ酸が配合されています。そのほかに、脂肪燃焼を促す成分としてニコチンアミド、デオキシコール酸Na、L-アラニン、L-リジンが入っています。
それに加えて、炎症を抑える成分や脂肪の蓄積を抑える成分などがバランスよく配合されているのが、セルフォームの特徴です。脂肪溶解注射では、皮下脂肪の層に対して的確に注射をおこない、仕上がりにムラが出ないように調整しながら薬剤を注入する技術が求められます。
また、毛細血管を傷つけてしまうと内出血が起こるため、血管に注意して注射をおこなうことが必要です。
城本クリニックの脂肪融解注射は、プロモイタリア社のセルフォームを、メーカーが推奨する使用方法で注射しています。
<脂肪融解注射は公的医療保険が適用されない自由診療です。>
標準的な費用 | 1か所27,500円(税込)・1クール(3回)66,000円(税込) |
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目安の治療期間及び回数 | 治療時間・期間 1部位につき5分程度・1日 通院回数 1回~ ※箇所と仕上がりの希望による |
リスク・副作用 | ・赤み 針を刺した箇所が一時的に赤くなることがありますが、殆どの方が当日中には気にならなくなります。 ・つっぱり 治療当日は少し突っ張った感じがありますが、時間の経過とともに減少します。 ・腫れやむくみ、内出血 顔に薬剤を注射するため、一時的に腫れやむくみ、内出血が生じることがあります。個人差がありますが、数日から1週間程度で収まります。 ・劇的な変化は期待できない 脂肪溶解注射は、脂肪吸引ほどの大きな変化は望めません。ゆっくりと変化するのが特徴で、複数回の施術を通じて徐々に脂肪が減っていきます。 ・リバウンドの可能性 脂肪溶解注射は脂肪細胞を減らすため、リバウンドが少ないとされていますが、食生活や運動習慣によっては脂肪細胞が大きくなり、再び脂肪が増える可能性があります。 |
BNLSアルティメット
BNLSアルティメットは、より短期間で効果を実感できる脂肪溶解注射です。従来の脂肪溶解注射は効果が出るまでに2〜3週間ほど要しますが、BNLSアルティメットは施術から3日ほどで効果があらわれます。
BNLSアルティメットには、脂肪燃焼作用をサポートする成分であるデオキシコール酸の配合量が増え、新たな成分としてL-カルニチン、アーティチョーク、カテキン、コエンザイムQ10が配合されています。1回の施術でもお腹まわりの脂肪減少が期待できますが、1週間の間隔をあけて2〜3回の施術をおこなうと、より効果的です。
注射の痛みは少なく、あざや腫れになることも少ない治療法です。むくみや腫れ、内出血が生じた場合でも、時間とともに治ります。
<BNLSアルティメットは公的医療保険が適用されない自由診療です。>
標準的な費用 | 9,800円(税込) |
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目安の治療期間及び回数 | 治療時間・期間 10分・1日 通院回数 通院は必要はないが、2〜4週間に一度の施術を3回程度推奨 |
リスク・副作用 | ・赤み 針を刺した箇所が一時的に赤くなることがありますが、殆どの方が当日中には気にならなくなります。 ・つっぱり 治療当日は少し突っ張った感じがありますが、時間の経過とともに減少します。 ・腫れやむくみ、内出血 顔に薬剤を注射するため、一時的に腫れやむくみ、内出血が生じることがあります。個人差がありますが、数日から1週間程度で収まります。 ・劇的な変化は期待できない 脂肪溶解注射は、脂肪吸引ほどの大きな変化は望めません。ゆっくりと変化するのが特徴で、複数回の施術を通じて徐々に脂肪が減っていきます。 ・リバウンドの可能性 脂肪溶解注射は脂肪細胞を減らすため、リバウンドが少ないとされていますが、食生活や運動習慣によっては脂肪細胞が大きくなり、再び脂肪が増える可能性があります。 |
城本クリニックでは、ご紹介した施術を提供しております。予約はメールや電話はもちろん、LINEからも受け付けております。友だち追加をして質問に答えるだけで簡単に登録可能なため、浮き輪肉でお悩みの方はぜひ一度ご登録ください。
まとめ
浮き輪肉を落とすには、ストレッチや筋トレなどの運動を継続的におこない、食事にも気をつける必要があります。この記事で紹介したポイントを押さえて、浮き輪肉を減らすためのトレーニングや食事管理を実践してみましょう。
ダイエットをしても続かない人や、早く浮き輪肉を解消したい人は、美容整形を受けるのもひとつの方法です。脂肪吸引の症例数が業界トップクラスの城本クリニックでは、高い技術力をもった経験豊富な医師が施術を担当します。
ウエストまわりを自然に仕上げるには、お腹だけでなく肋骨付近や腰など広範囲の脂肪を除去することが必要です。脂肪吸引では、できる限り一度の施術で満足していただけるような治療を目指しています。
カウンセリングは無料で、メール・電話・LINEから予約を受け付けているため、浮き輪肉が気になったらお気軽にご相談ください。
本コラムの監修医師
1978/04:富山医科薬科大学医学部医学科入学
1984/03:富山医科薬科大学医学部医学科卒業
1984/06:大阪市立大学医学部付属病院研修医
1986/04:大阪市立大学大学院医学研究科外科系外科学専攻
1990/03:大阪市立大学大学院医学研究科外科系外科学修了
1990/04:田辺中央病院医長
1991/04:城本クリニック
医学博士 / 日本美容外科学会専門医
第105回日本美容外科学会 会長
城本クリニック総院長 森上和樹
SIDE EFFECT 主なリスク、副作用など
メソセラピー・脂肪溶解注射・BNLS注射等を行う場合、針を刺した箇所が一時的に赤くなることがありますが、殆どの方が当日中には気にならなくなります。
治療当日は少し突っ張った感じがありますが、時間の経過とともに減少します。
また、内出血となるケースがありますが、時間の経過とともに気にならなくなります。
治療後すぐ、針を刺した箇所以外はメイクが可能です。
治療後翌日からは、針を刺した箇所もメイクが可能で、万が一内出血となった場合でも、ファンデーションやコンシーラーで気になる部分をカバーできます。