コラム
COLUMN皮下脂肪を最速で落とす方法とは?燃焼するメカニズムと必要な栄養素も解説!
皮下脂肪を最速で落とす方法は、運動や食事など自力でできる方法と美容整形を受ける方法があるため、それぞれの方法について詳しく解説します。また、脂肪燃焼のメカニズムや脂肪燃焼に必要な栄養素も合わせて紹介するため、参考にしてください。
一度ついてしまった脂肪がなかなか落ちないと、お悩みの方も多いでしょう。脂肪には内臓脂肪と皮下脂肪があり、皮下脂肪は落としにくいという特徴があります。とくに、皮下脂肪は身体の特定の部位に集まりやすく、長期間にわたって積み重なることが多いです。
本記事では、脂肪が燃焼するメカニズムや脂肪燃焼に必要な栄養素、自力でできるついてしまった皮下脂肪を最速で落とす方法、美容整形によって皮下脂肪を最速で落とす方法を紹介します。
効率的に皮下脂肪を燃焼させてダイエットを成功させたい方は、ぜひ参考にしてください。
皮下脂肪を最速で落とす方法
皮下脂肪を最速で落とす方法は、有酸素運動と無酸素運動の組み合わせや基礎代謝の向上、食事管理や美容整形などがあります。
脂肪燃焼のメカニズムを解説したのちに、皮下脂肪を落とす方法を紹介するため、皮下脂肪を最速で落としたい方は参考にしてください。
皮下脂肪とは
脂肪には「皮下脂肪」と「内臓脂肪」の2種類があり、皮膚の下の組織に蓄積する脂肪が皮下脂肪です。皮下脂肪はお腹やお尻、二の腕や太ももなどにつきやすく、指でつまめます。
皮下脂肪には体温を維持する働きがあり、子宮を寒さや刺激から守り、授乳のための栄養を蓄える働きも持っているため、男性よりも女性につきやすい特徴があります。皮下脂肪は少しずつ時間をかけて蓄積されるため、一度ついてしまうと内臓脂肪よりも落としにくい脂肪です。
また、長時間座りっぱなしや運動不足が続くと、さらに皮下脂肪がつきやすくなります。適度な運動やバランスのよい食事を心がけることが、皮下脂肪を減らすためには重要です。
脂肪が燃焼するメカニズム
脂肪の燃焼には「分解」と「消費」のステップがあります。運動すると体内にある中性脂肪を脂肪酸とグリセロールに分解してエネルギーに変え、全身の筋肉で消費することで脂肪が燃焼されるのです。
「分解」と「消費」のステップをそれぞれ詳しく解説します。
分解
皮膚の下や内臓には白色脂肪細胞があり、中性脂肪を溜めておく役割を持っています。
食事から摂取したエネルギーが消費し切れなかった場合、余ってしまったエネルギーを中性脂肪として貯めておきます。そのため、白色脂肪細胞が多く分布しているお腹やお尻、二の腕や太ももに脂肪がつきやすいのです。
白色脂肪細胞に溜めた中性脂肪は、そのままでは減らせません。そのため、運動して脂質の分解・代謝に関与する酵素である「リパーゼ」を活性化させます。リパーゼの働きによって中性脂肪を脂肪酸とグリセロールに分解し、血液中に放出しなければ脂肪は減らせません。
消費
分解された中性脂肪は血液中に放出され、全身の筋肉に運ばれます。筋肉を動かすエネルギーとして消費され、脂肪が燃焼します。
有酸素運動
脂肪が燃焼するメカニズムは「分解」と「消費」でしたが、効果的に脂肪燃焼するためには、有酸素運動をしましょう。ウォーキングやジョギング、サイクリングや水泳などの酸素を体内に取り込みながら行う、負荷の軽い運動が有酸素運動です。
有酸素運動を始めてからの約20分間は、食事で摂取した糖質をエネルギーとして使用します。その後、体内に貯めてある中性脂肪をメインのエネルギーとして消費します。そのため、有酸素運動を始めてから20分以上経過すると、脂肪燃焼が活発に行われる状態になるのです。
20分以上有酸素運動する時間が取れない方や体力的に難しい方は、1日を通してこまめに有酸素運動するようにしましょう。
数年前は、20分以上連続して有酸素運動しなければ、効率的な脂肪燃焼効果を期待できないといわれていました。しかし、近年の研究結果では、合計して20分以上の有酸素運動をすれば、脂肪燃焼に効果があるといわれています。
これにより、忙しい生活を送っている方でも、ちょっとした時間を見つけて有酸素運動を取り入れることで、健康的な体作りができるでしょう。
ただし、有酸素運動してから糖質を摂取すると、摂取した糖質をエネルギーとして利用します。そのため、効率的に中性脂肪を燃焼させたい場合は、有酸素運動と食事の時間と内容を考えることが大切です。
無酸素運動
脂肪燃焼には有酸素運動が効果的ですが、無酸素運動を組み合わせて筋力アップを目指すとさらに効率的に脂肪燃焼効果が期待できます。無酸素運動とは、ウエイトリフティングや筋トレ、短距離走などの体内に酸素を取り込まずに、短時間で負荷の強い動きをする運動です。
有酸素運動では脂肪と糖質をエネルギーとして利用しますが、無酸素運動では糖質をエネルギーとして使用します。そのため、無酸素運動で直接的に脂肪燃焼するわけではありません。
しかし、筋肉量が増えると脂肪を消費しやすい身体になるため、有酸素運動と組み合わせるとより効率的に脂肪を燃焼できます。
脂肪燃焼が目的であれば、無酸素運動してから有酸素運動をするとよいでしょう。なぜなら、無酸素運動すると成長ホルモンが分泌され、筋肉や骨を強くしてくれるためです。
無酸素運動で筋肉に十分な負荷をかけられるように、体内のエネルギーが消費されていない状態で運動をスタートしましょう。
基礎代謝の向上
基礎代謝を向上させることで、普段から脂肪を燃焼しやすい身体を作れます。基礎代謝とは、心臓の動きや呼吸、体温の維持など人間が生きていくために必要な最低限のエネルギーです。
基礎代謝は筋トレでの筋肉量アップ以外にも、身体を温めることで向上できます。入浴時に湯船に浸かる習慣をつけたり、ストレッチを毎日行ったり、生姜などの身体を温める効果のある食材を取り入れるなどの方法があります。
また、身体を温める方法だけでなく、冷たい飲み物をやめて常温で飲むようにするなど、身体を冷やさないようにする方法も効果的です。
食事管理
効率的に脂肪を燃焼させるためには、筋肉量を増やすことが大切です。そのため、食事から筋肉の材料となるタンパク質を積極的に摂るように心がけましょう。
また、白米を雑穀米や玄米に置き換える方法も脂肪燃焼には効果的です。雑穀米や玄米に含まれるビタミンB1には、エネルギーの代謝をスムーズに行う効果があります。食物繊維も豊富に含まれているため、糖質を緩やかに吸収したり、便通がよくなったりする効果も期待できます。
皮下脂肪を最速で落とすために必要な栄養素で後ほど紹介するような、脂肪燃焼に効果的な食材を積極的に摂取することもおすすめです。すべての栄養素を食事のみで摂取することは難しいため、プロテインドリンクやサプリメントの力を借りてもよいでしょう。
また、脂肪燃焼には水分摂取も重要です。十分な水分を摂取すると基礎代謝が向上しやすくなり、脂肪燃焼につながります。しかし、一度に大量の水分を摂取すると内臓に負担がかかったり、体温を下げたりする原因になりかねません。
そのため、常温に近い水分をこまめに摂取するよう心がけましょう。
美容整形
皮下脂肪を最速で落としたい方は、美容医療の力を借りてもよいでしょう。皮下脂肪を落とす美容整形には、以下のようなものがあります。
- 脂肪吸引
- メソセラピー
- BNLS Ultimate(アルティメット)
後ほどそれぞれの美容整形について詳しく解説しますが、美容整形ではねらった部分の皮下脂肪を落とせるというメリットがあります。そのため、部分的に皮下脂肪を落としたい方は、美容整形がおすすめです。
皮下脂肪を最速で落とすために必要な栄養素
皮下脂肪を最速で落とすために必要な栄養素は、以下のとおりです。
- タンパク質
- 葉酸
- ビタミンB1
- ナイアシン
- ビオチン
- パントテン酸
- ビタミンB2
- ビタミンB12
- L-カルニチン
- DHA・EPA
- カプサイシン
- トリプトファン
- 酢酸
- リコピン
- カフェイン
- カテキン
それぞれの栄養素の特徴やその栄養素を含む食べ物を紹介するので、最速で皮下脂肪を落としたい方は参考にしてください。
タンパク質
タンパク質は、筋肉など身体の組織の材料となる栄養素のひとつです。タンパク質の摂取量が不足すると筋肉の減少につながり、代謝が下がってしまいます。代謝が低下すると効率よく脂肪を燃焼できなくなってしまうのです。
タンパク質は、筋肉量の維持や基礎代謝の向上のために積極的に摂取したい栄養素ですが、高カロリーな食べ物もあります。そのため、皮下脂肪を落としたいのであれば、低カロリー高タンパクな食べ物を選ぶとよいでしょう。
タンパク質を含む食べ物
タンパク質を多く含む肉類は、とりささみや鶏むね肉、牛肉の赤身や肩肉、ヒレ肉やもも肉、豚肉の赤身や肩肉、ヒレ肉やもも肉、肩ロースなどです。
魚類ではアジやサバ、イワシなどに豊富に含まれています。また、ヨーグルトや牛乳などの乳製品、納豆や豆腐、豆乳などの大豆製品にも多く含まれています。
葉酸
葉酸はDNA・RNAの合成や赤血球の生成のサポート、アミノ酸の代謝やタンパク質の合成に関わる栄養素です。細胞が分裂し増える際に重要な栄養素ですが、血液を作るときにも重要な働きをするため「造血のビタミン」ともよばれています。
葉酸を含む食べ物
葉酸を多く含む肉類は鶏レバーで、魚類ではアジ、カツオなどです。野菜では、にんにくや菜の花、ほうれん草やブロッコリー、モロヘイヤなどに多く含まれています。
ビタミンB1
ビタミンB1は、お米やパンなどに含まれる糖質をエネルギーに変える際に働く栄養素です。ビタミンB1が不足すると糖質のエネルギー代謝が低下する危険性があるため、皮下脂肪を落とすためには大切な栄養素です。
ビタミンB1は脂肪燃焼以外にも、皮膚や粘膜を健やかに保ち、脳神経機能を正常に維持する働きもあります。
ビタミンB1は水に溶けやすい水溶性ビタミンのため、一度にたくさん摂取しても身体に貯めておくことはできません。そのため、毎日の食事で積極的に摂取するよう心がけるとよいでしょう。
ビタミンB1を含む食べ物
ビタミンB1を多く含む肉類は豚肉やレバーで、魚類では鮭やうなぎ、マグロやカツオなどです。全粒穀物やアーモンドなどのナッツ類、大豆や納豆、卵にも豊富に含まれています。野菜では、ほうれん草やモロヘイヤ、ブロッコリーなどに多く含まれています。
ナイアシン
ナイアシンはビタミンB群に含まれる水溶性ビタミンの一種で、代謝の際に必要な酵素の働きをサポートします。
また、ナイアシンは二日酔いの原因であるアセトアルデヒドの分解をする酵素の働きもサポートします。そのため、二日酔いや悪酔いの予防効果も期待できるのです。
ナイアシンを含む食べ物
ナイアシンを多く含む肉類はとりささみや鶏むね肉で、魚類ではカツオやブリ、タラやサバ、マグロなどです。乾燥キノコ類や米ぬか、蕎麦やとうもろこし、落花生などにも多く含まれています。
ビオチン
ビオチンはビタミンB群に含まれる水溶性ビタミンの一種で、ナイアシンと同じく代謝の際に必要な酵素の働きをサポートしてくれます。また、パントテン酸やビタミンB12の働きもサポートする栄養素です。
ビオチンには肌や爪、髪の毛を健康的に保つ働きもあります。
ビオチンを含む食べ物
ビオチンを多く含む食べ物は、レバーや卵黄、牛乳やナッツ類、大豆や豆類、しいたけやアサリなどです。魚類ではシシャモやイワシなどに豊富に含まれています。
パントテン酸
パントテン酸は、ビタミンB群に含まれる水溶性ビタミンの一種で、代謝の際に必要な酵素であるコエンザイムAを構成する栄養素のひとつです。
パントテン酸は皮脂の抑制や肌のターンオーバーを整えたり、細胞間脂質とよばれる肌を外部の刺激から守る細胞を増やしたり、綺麗な肌を保つために大切な栄養素です。
パントテン酸を含む食べ物
パントテン酸を多く含む肉類はレバーやとりささみで、魚類ではシシャモやうなぎです。たらこや納豆、卵やアボカド、桜えびやモロヘイヤ、えのきや乾燥しいたけなどにも豊富に含まれています。
また、牛乳やヨーグルト、ブルーチーズなどの乳製品にも多く含まれています。
ビタミンB2
ビタミンB2は、ビタミンB群に含まれる水溶性ビタミンの一種で、糖質や脂質、タンパク質をエネルギーに変える働きをサポートしてくれます。
とくに、脂質を代謝するためにはビタミンB2が必要不可欠なため、脂肪を燃焼させたい方は積極的に摂取した方がよいでしょう。
ビタミンB2を含む食べ物
ビタミンB2を多く含む肉類はレバー、魚類ではカレイやうなぎ、マグロやカツオなどです。野菜では、ほうれん草やモロヘイヤ、ブロッコリーや春菊などに豊富に含まれています。また、卵や焼き海苔、納豆やアーモンドにも多く含まれています。
ビタミンB12
ビタミンB12は、ビタミンB群に含まれる水溶性ビタミンの一種で、糖質や脂質、タンパク質の代謝に必要な酵素の働きをサポートします。
また、ビタミンB12は「赤いビタミン」ともよばれており、血液を作る働きもあります。
ビタミンB12を含む食べ物
ビタミンB12を多く含む肉類牛肉やレバー、魚類ではアジやサンマ、サバなどです。また、牡蠣やアサリ、ホタテやしじみなどの貝類にも豊富に含まれています。
L-カルニチン
L-カルニチンは、ミトコンドリアに脂肪酸を運ぶアミノ酸の一種です。ミトコンドリアに脂肪酸を運ぶ働きはほかの栄養素にはないため、脂肪燃焼にはL-カルニチンが不可欠です。
L-カルニチンは体内で合成できますが、不摂生な生活や加齢によって合成量が減少すると言われています。
L-カルニチンを含む食べ物
L-カルニチンを多く含む肉類はラムやマトン、牛の赤身やロース、肩肉、魚類ではマグロやカツオです。また、アオリイカや赤貝、豆類や牛乳などに豊富に含まれています。
DHA・EPA
DHA・EPAはどちらもフィッシュオイルとよばれる魚の油で、体内では合成できない必須脂肪酸です。DHA・EPAは、脂肪燃焼や体温上昇効果があるとされ、EPAには中性脂肪を減少させる効果があります。
DHA・EPAを含む食べ物
DHA・EPAを多く含む魚類は、マグロやサンマ、サバやカツオ、ブリやイワシ、アジなどです。
カプサイシン
カプサイシンは、天然由来の有機化合物である「カプシノイド」の一種です。中性脂肪を脂肪酸に変え、脂肪燃焼を促進する働きがあります。また、体温上昇効果もあるため、代謝アップも期待できます。
ただし、食べすぎると胃やのどにダメージを与えたり、腹痛や下痢を引き起こしたりする場合があるため、摂取量には注意しましょう。
カプサイシンを含む食べ物
カプサイシンを多く含む食べ物は、唐辛子やキムチ、ラー油などです。
トリプトファン
トリプトファンは、体内では合成できない必須アミノ酸の一種です。セロトニンとよばれる幸せホルモンを作る働きがありますが、トリプトファンにしかできない働きです。
セロトニンは、体脂肪をエネルギーに変換する指示を出す役割があるため、セロトニンが増えると脂肪燃焼効果が期待できます。
トリプトファンを含む食べ物
トリプトファンを多く含む肉類はレバーや鶏むね肉、魚類では鮭やカツオ、マグロの赤身などです。また、大豆や豆腐、豆乳などの大豆製品や、牛乳やチーズ、ヨーグルトなどの乳製品にも豊富に含まれています。また、蕎麦やパスタにも多く含まれています。
酢酸
酢酸は食酢の主な成分であり、内臓脂肪の減少効果があります。血液中に酢酸が入ると、脂肪細胞に脂肪を取り込み過ぎない信号が送られるため、太りにくくなる効果が期待できます。
酢酸を含む食べ物
酢酸を多く含む食べ物は、醸造酢や穀物酢、米酢や黒酢、果実酢などです。
リコピン
リコピンは、天然由来の黄色か赤い色素であるカロテノイドの一種であり、血糖値の上昇を抑制する働きがあります。そのため、血糖値の上昇にともなうインスリンの過剰分泌を防げます。
インスリンが分泌されると脂肪を溜め込みやすくなるため、リコピンの摂取で脂肪の溜め込みを防げるでしょう。
リコピンを含む食べ物
リコピンを多く含む食べ物は、トマトや柿、金時人参やスイカ、ピンクグレープフルーツやマンゴーなどです。
カフェイン
カフェインは、天然由来の有機化合物のひとつです。
カフェインの摂取によって交感神経が優位になり、アドレナリンやノルアドレナリンというホルモンが分泌されます。アドレナリンやノルアドレナリンが分泌されると、脂肪の分解に必要なリパーゼという酵素が活性化され、脂肪燃焼を促進するのです。
しかし、カフェインの過剰摂取は心拍数の増加や震え、興奮や不眠症、吐き気や下痢などを引き起こす可能性があるため、摂取量には注意しましょう。
カフェインを含む食べ物
カフェインを多く含む食べ物は、コーヒーや緑茶、紅茶やエナジードリンク、チョコレートなどです。
カテキン
カテキンは、苦味や渋みの成分であり、ポリフェノールの一種です。カロカテキンガレードには脂肪の消化・吸収を抑制する働きがあります。また、高濃度のカテキンを継続的に摂取すると、脂肪の燃焼が促進されます。
カテキンを含む食べ物
カテキンを多く含む食べ物は、緑茶やウーロン茶、紅茶やココア、大豆やりんご、さくらんぼやチョコレートなどです。
皮下脂肪を最速で落とす方法は美容整形がおすすめ
食事制限や運動でも皮下脂肪は落とせますが、皮下脂肪を最速で落としたい方には美容整形がおすすめです。皮下脂肪を落とす美容整形には、脂肪吸引やメソセラピー、BNLS Ultimate(アルティメット)などがあります。
美容整形ごとに費用やリスク、期待できる効果などが異なります。治療の方法やリスク・副作用について詳しく解説していくため、自身に合った治療方法を探してみましょう。
脂肪吸引
脂肪吸引とは、脂肪を減らしたい部位をわずかに切開し、カニューレとよばれる細い管を入れて脂肪を直接吸引する治療です。脂肪を直接吸引して減らすため、部分痩せが可能です。また、脂肪細胞の数を減らすためリバウンドしないというメリットがあります。
城本クリニックでは、超音波を用いた脂肪吸引を行っており、脂肪を周辺組織から乳化してから吸引するため、神経や血管を傷つけずに治療できます。そのため、出血量が抑えられ、むくみや痛みも最小限にできるのです。
超音波脂肪吸引は回復が早いためダウンタイムが短く、脂肪を吸引できる量が多いことが特徴です。
脂肪吸引は顔や二の腕、お腹や太もも、お尻やふくらはぎなどさまざまな部位の脂肪を減らせます。しかし、吸引部位によって皮膚のハリや脂肪のつき方、希望の仕上がりを考えつつ吸引する必要があります。
また、脂肪を吸引するカニューレの細さも適切なものを選ばなければ、綺麗な仕上がりにはなりません。
脂肪吸引におけるリスクや副作用は、吸引部位に腫れやむくみ、内出血や痛み、傷跡や感染、拘縮や皮膚の知覚異常が生じます。内出血は時間の経過とともに消失するため、術後1〜2週間程度で落ち着きます。
吸引部位の痛みは手術後に麻酔が切れてから少しずつ強くなり、2〜3日がピークです。その後は徐々に回復します。術後の痛みは、痛み止めの内服でコントロール可能なため、過度に不安になることはないでしょう。
腫れやむくみは1か月程度で引き始め目立たなくなりますが、完全に腫れが引くまでは個人差がありますが半年から1年程度はかかります。術後1か月程度ではまだ腫れやむくみが完全に引いておらず、脂肪吸引の効果を実感できないこともあるでしょう。
しかし、脂肪吸引の効果が完全に実感できるようになるまである程度の期間が必要なため、長い目で経過を見るようにしてください。
カニューレを挿入するために切開した部分の傷跡が、赤く残ってしまうことがあります。傷の治りは体質などによって個人差がありますが、傷跡が完全に目立たなくなるには、1〜2年程度必要です。
また、術後に傷口から感染してしまうケースもあるため、処方された抗生物質の内服や医師の指示は必ず守るようにしましょう。
術後3週間程度から脂肪吸引した部位が硬く突っ張ったようになります。これは拘縮とよばれている現象で、皮下組織が損傷から修復されていく過程にコラーゲンなどが過剰に産生されて一時的に硬くなってしまうのです。
しかし、3か月から半年程度で自然に柔らかくなってくるため、安心しましょう。
また、一時的に脂肪吸引した部位や周囲の皮膚の感覚が鈍くなることがあります。しかし、ほとんどのケースでは時間の経過とともに手術前と変わらない皮膚感覚に回復するため、様子をみましょう。
城本クリニックでは、術前カウンセリングから手術まで、豊富な経験と高度な技術を持つ医師が一貫して担当するため、不適切な手術が行われることはありません。脂肪吸引を検討している方は、ぜひ城本クリニックのホームページをご覧ください。
<脂肪吸引は公的医療保険が適応されない自由診療です。>
標準的な費用 | ホホ(あご含む)217,800~385,000円 (税込) 二の腕(全周)217,800~385,000円 (税込) お腹(上腹部・下腹部・脇腹を含む 217,800~605,000円(税込) お尻(太もも後面も含む)217,800~385,000円 (税込) 太もも(太もも前面・内側・外側・膝周辺を含む)217,800~385,000 円(税込) ふくらはぎ(足首も含む)217,800~385,000円(税込) |
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目安の治療期間及び回数 | 治療時間・期間 1~3時間程度・1日 通院回数 2回~3回 |
リスク・副作用 | ・痛み 術後、2~3日目をピークにしてその後徐々に軽減されていきます。痛み止めが処方されますので、痛みが強い場合は処方薬を服用する事で軽減が可能です。 ・内出血 皮下の血管が傷つく事で、内出血となるリスクがあります。1~2週間程度で徐々に落ち着きます。内出血がおこっている間は黄色や紫色に変色して見える場合があります。 ・腫れやむくみ 術後、治療部位に腫れやむくみが生じます。目立つような腫れは1か月程度で治まり、軽いむくみのような状態は半年から1年程度続くこともあります。治療の最終的な効果が完全に分かるまでにはある程度の期間が必要となります。 ・傷跡 治療部位に傷跡として赤く残るケースがあります。傷跡が完全に目立たなくなるまでには1~2年程度が必要となる事もあります。傷跡がなるべく目立たないように工夫がなされます。 ・拘縮 治療部位が、3週間程度が経過した頃からまるで「厚い段ボールが入っているような硬さ」になる「拘縮」とよばれる現象になることがあります。自然と回復しますので、3か月から半年程度で硬さはなくなります。早めに改善するためにマッサージなどが指導される場合もあります。 |
メソセラピー
メソセラピーとは脂肪溶解注射のことで、脂肪を分解・溶解する作用のある薬剤を脂肪や結合組織などに少量ずつ注射器で注入する治療方法です。
食事制限や運動によるダイエットでは部分痩せは難しいですが、メソセラピーであれば希望の部位の脂肪を集中的に減らせます。そのため、減らしたくないバストの脂肪は残したまま、気になる二の腕の脂肪のみを減らすこともできるのです。
また、成長期の後からは脂肪細胞の数は大きく増えないといわれているため、メソセラピーで減らした脂肪細胞の数は基本的には増えません。そのため、リバウンドしにくいというのもメソセラピーのメリットのひとつです。
気になる部分の脂肪だけを減らしたい方や、手術は受けたくなく痛みの少ない治療が希望の方におすすめの施術です。
城本クリニックでは、知名度と品質の高いメソセラピー薬剤を使用しているため、安心して治療を受けられます。そのため、高品質な薬剤をメーカー推奨の方法で取り扱っているクリニックで安心して治療を受けたい方は、ぜひご相談ください。
城本クリニックではイタリア製の薬液であるセルフォームを使用しており、使用歴が長く効果や安全性が確立されています。
主な成分はフォスファチジルコリン(ホスファチジルコリン)である大豆由来のレシチンが高濃度で含まれています。ただし、大豆アレルギーの方はメソセラピーを受けられません。
<メソセラピーは公的医療保険が適応されない自由診療です。>
標準的な費用 | 1か所27,500円(税込)・1クール(3回)66,000円(税込) |
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目安の治療期間及び回数 | 治療時間・期間 1部位につき5分程度・1日 通院回数 1回~ ※箇所と仕上がりの希望による |
リスク・副作用 | ・赤み 針を刺した箇所が一時的に赤くなることがありますが、殆どの方が当日中には気にならなくなります。 ・つっぱり 治療当日は少し突っ張った感じがありますが、時間の経過とともに減少します。 ・腫れやむくみ、内出血 顔に薬剤を注射するため、一時的に腫れやむくみ、内出血が生じることがあります。個人差がありますが、数日から1週間程度で収まります。 ・劇的な変化は期待できない メソセラピーは、脂肪吸引ほどの大きな変化は望めません。ゆっくりと変化するのが特徴で、複数回の施術を通じて徐々に脂肪が減ります。 |
BNLS Ultimate(アルティメット)
BNLS Ultimate(アルティメット)は、脂肪溶解注射の一種です。従来の薬剤と比較してデオキシコール酸が増量し、L-カルニチンやアーティチョーク、カテキンやコエンザイムQ10が脂肪燃焼・分解の有効成分として配合されました。
BNLS Ultimate(アルティメット)の適応部位は、頬骨部や頬、下頬部や側頬部、下顎や顎下部です。
脂肪溶解注射は効果を実感するまで2〜3週間程度かかっていましたが、BNLS Ultimate(アルティメット)は最短3日程度で効果を実感できるほど、即効性が高くなりました。
また、BNLS Ultimate(アルティメット)の特徴として、顔への注入では痛みや腫れ、熱感などの副作用がほぼ出ないためダウンタイムが短く、すぐに日常生活に戻れます。
BNLS Ultimate(アルティメット)に含まれる有効成分は以下のとおりです。
- デオキシコール酸:直接脂肪細胞膜を破壊し、中性脂肪を取り除くことで脂肪細胞を壊死させる
- L-カルニチン:脂肪をミトコンドリアに運び燃焼させる
- アーティチョー:脂肪燃焼作用や利尿・浄化作用があり、有害物質を排出する
- カテキン:脂質の代謝を高めて脂肪燃焼を促進する
- コエンザイムQ10:エネルギー産生に必要な補酵素
- ヒバマタ(海藻)抽出物:コラーゲンやミネラル、アミノ酸を含み、脂肪分解作用を有する
- チロシン(アミノ酸):脂肪代謝促進やセルライトの減少
- アデノシン三リン酸(ATP):エネルギーの産生物質として、血管新生や血管拡張を促す
- アデノシンリン酸二ナトリウム:筋肉の活動や細胞機能を高くする作用を有する
- セイヨウトチノキ(マロニエ):抗炎症作用やむくみの減少作用、毛細血管弾力性の向上作用を有する
- ペルシャグルミ(クルミ):血管の保護作用や血液循環の促進作用がある
- メチルプロパンジオール:有効成分の浸透性の向上や保湿作用を持つ
- マンヌロン酸メチルシラノール:脂肪分解や抗炎症作用、保湿作用を有する
小顔になりたい方や注射での治療が希望の方、気になる部分の脂肪だけを減らしたい方や即効性がほしい方、ダウンタイムが少ない治療が希望の方におすすめの施術です。
城本クリニックでは、小顔用で知名度のある韓国のPhantomedic社の薬液を使用しているため、安心して治療を受けられます。高品質な薬剤をメーカー推奨の希釈濃度のプロトコルに沿って取り扱っているクリニックで安心して治療を受けたい方は、ぜひご相談ください。
ただし、既往歴を含む甲状腺疾患の方やくるみアレルギー、アーティチョークアレルギーやカテキンアレルギーのある方は受けられません。
<BNLS Ultimate(アルティメット)は公的医療保険が適応されない自由診療です。>
標準的な費用 | 9,800円(税込) |
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目安の治療期間及び回数 | 治療時間・期間 10分・1日 通院回数 通院は必要はないが、2〜4週間に一度の施術を3回程度推奨 |
リスク・副作用 | ・赤み 針を刺した箇所が一時的に赤くなることがありますが、殆どの方が当日中には気にならなくなります。 ・つっぱり 治療当日は少し突っ張った感じがありますが、時間の経過とともに減少します。 ・腫れやむくみ、内出血 顔に薬剤を注射するため、一時的に腫れやむくみ、内出血が生じることがあります。個人差がありますが、数日から1週間程度で収まります。 ・劇的な変化は期待できない 脂肪溶解注射は、脂肪吸引ほどの大きな変化は望めません。ゆっくりと変化するのが特徴で、複数回の施術を通じて徐々に脂肪が減っていきます。 ・リバウンドの可能性 脂肪溶解注射は脂肪細胞を減らすため、リバウンドが少ないとされていますが、食生活や運動習慣によっては脂肪細胞が大きくなり、再び脂肪が増える可能性があります。 |
城本クリニックでは、LINEで予約や相談が可能です。QRコードを読み取り、友だち追加して簡単な質問に答えるだけで、登録が完了します。施術をご検討の方は、ぜひ一度ご登録ください。
まとめ
脂肪には内臓脂肪と皮下脂肪があり、女性につきやすい皮下脂肪は一度ついてしまうと落としにくいという特徴があります。
脂肪燃焼のメカニズムは、運動すると体内にある中性脂肪を脂肪酸とグリセロールに分解してエネルギーに変え、全身の筋肉で消費することで脂肪が燃焼されるのです。効果的に脂肪燃焼させるためには、有酸素運動と無酸素運動を組み合わせて食事管理をし、脂肪燃焼に必要な栄養素を積極的に摂取することが大切です。
食事管理や運動を自力で努力しても、どうしても皮下脂肪を落とせないこともあるでしょう。その際には、美容医療の力を借りることがおすすめです。
美容整形で皮下脂肪を落とすと、ダイエットでは難しい部分痩せや、短期間で効果を実感できます。皮下脂肪を最速で落とす具体的な美容整形は、脂肪吸引やメソセラピー、BNLS Ultimate(アルティメット)などがあり、期待する効果や予算に合わせて選ぶとよいでしょう。
どの美容整形を選べばよいのかわからない方は、城本クリニックのカウンセリングでご相談ください。高度な技術、豊富な知識・経験を持っている医師が患者様に合った治療法をご提案いたします。
本コラムの監修医師
1978/04:富山医科薬科大学医学部医学科入学
1984/03:富山医科薬科大学医学部医学科卒業
1984/06:大阪市立大学医学部付属病院研修医
1986/04:大阪市立大学大学院医学研究科外科系外科学専攻
1990/03:大阪市立大学大学院医学研究科外科系外科学修了
1990/04:田辺中央病院医長
1991/04:城本クリニック
医学博士 / 日本美容外科学会専門医
第105回日本美容外科学会 会長
城本クリニック総院長 森上和樹