コラム

COLUMN肉割れを消したい!考えられる原因や対策・治療方法を解説

肉割れは、真皮層が表皮の伸びに耐えられずに裂けてしまうことによって起こるひび割れです。妊娠中以外にもさまざまな場面で起こります。この記事では肉割れの原因や対策、肉割れ治療について紹介します。

肉割れが起こると肌がびりびり破れたような線状の跡が残ります。日本人女性の80%以上にあると言われており、気になっているという方は多いでしょう。

では肉割れとはどのようなものなのでしょうか。また、できてしまった肉割れは消えないのでしょうか。

この記事では肉割れが起こる原因や対策、肉割れの治療方法を解説します。肉割れを消したい方、肉割れを防ぎたい方はぜひ参考にしてください。

肉割れとは

皮膚に生じる、ひび割れしたかのような蛇行した線が「肉割れ」です。発生して間もない肉割れは赤く見えることがあり、日数が経過すると白っぽい線になります。医学的には「皮膚伸展線条」や「線状皮膚萎縮症」と呼ばれています。

その見た目から「肉割れ線」「ストレッチマーク」などと呼ばれており、妊娠中にできる肉割れ線が「妊娠線」です。長さは幅数mm、長さは数cmから十数cmほどで、肌がひび割れたように陥没したり、しわができたりします。

また、肉割れが起きるときに痛みやかゆみをともなうこともあり、肉割れのできやすさには個人差が大きいです。

肉割れの線は「真皮層のひび割れ」です。皮膚が急激に引っ張られると、真皮層にあるコラーゲンやエラスチンの線維が裂けてしまい、真皮層がひび割れた状態になります。この真皮層の断裂が、肌表面の表皮の上からもわかるような状態になったものが「肉割れ」です。

表皮の下にある真皮層は横方向の力に対する伸縮性がほとんどなく、皮膚が急激に引き伸ばされてしまうとひび割れてしまいます。コラーゲンは弾力があるものの、横方向へ急激に伸びることはできません。そのため急激な力が加わると、コラーゲンが裂けて傷ついてしまうのです。

できやすい部位

肉割れができやすい部位は「体型の変化が起こりやすい部位」や「保湿が行き届かず皮膚が乾燥しやすい部位」です。具体的な部位は、腹部、太もも、お尻、胸部、ふくらはぎ、二の腕などがありますが、このほかの部位にもできる可能性はあります。

太もも

太ももは脂肪と筋肉がどちらも多く、体重変化や運動量の変化によって肉割れが起こりやすいです。とくに太ももの後ろ側は肉割れに注意しましょう。気づかないうちに肉割れが増えてしまうことがあります。

肉割れが起こりやすい太ももは、普段から意識的にマッサージしておくとよいでしょう。

ふくらはぎ

ふくらはぎはヒザより下の後ろ部分のことであり「下腿三頭筋」と言います。ふくらはぎには脂肪と筋肉がつきやすく、肉割れを起こしやすいです。スカートを履く機会が多い女性にとっては、衣服で隠せないため肉割れが目立ちやすいでしょう。

また、ふくらはぎは体重の増減だけではなく、歩き方の癖によっても肉割れを起こしやすい部位です。そのほか、成長期による急激な身長・体重の変化でも肉割れを起こします。

お尻

お尻は脂肪がつきやすい部位になるため、肉割れを起こしやすいです。また、脂肪が多いだけではなく、座っている姿勢で圧力がかかりやすくなります。圧力が加わることによって、肉割れを引き起こしやすくなります。

自分では見えにくく確認しづらい部位なので、気づかないうちにお尻の肉割れができてしまうこともあります。急激な体重変化を起こさないようにして、肉割れ予防のクリームなどでケアするようにしましょう。

お腹

お腹まわりは、体のなかでも脂肪がつきやすい部位であるため、肉割れも起こりやすいです。とくに妊娠中の女性はお腹に肉割れが起こりやすいでしょう。妊娠中は急激にお腹が大きくなるため、妊娠線予防のクリームを塗るなどのケアをしていても肉割れが起こってしまうことがあります。

胸部分に肉割れを起こすことがあります。胸の下部分は脂肪が多いため、肉割れしていても気づきにくい部位です。急激な体重変化によって胸が大きくなると、胸部分の肉割れになりやすいでしょう。

また、胸部分の肉割れは成長期や妊娠などによっても起こります。とくに胸の下部分は目が届きにくく、肉割れしやすい部位です。クリームやオイルなどで保湿ケアを丁寧に行いましょう。

肉割れができる原因

肉割れは何らかの要因によって、皮膚が引っ張られて、真皮層が断裂することで生じます。肉割れが起こる原因は急激な体重増加など体型の変化などさまざまです。ここでは、肉割れができる原因について解説します。

妊娠

妊娠中にお腹が急激に大きくなると肉割れが起こります。この肉割れ線は「妊娠線」と呼ばれており、90%以上の妊婦が経験すると言われています。

妊娠6か月頃からできはじめ、下腹部、太もも、お尻、乳房などにできやすいです。胎児が大きくなると、それに合わせて腹部の皮膚表面も伸びます。しかし、真皮層のコラーゲンと皮下組織は伸びにくいため、お腹が大きくなっていく状況に追いつけずに最終的に裂けてしまうのです。

また、妊娠中はステロイドホルモンが増加します。このステロイドホルモンも妊娠線ができる原因のひとつです。ステロイドホルモンは、コラーゲン生成や真皮のターンオーバーを抑制する働きがあります。

コラーゲンが生成されないと肌には弾力がなくなり、断裂が起こりやすくなるでしょう。

妊娠中は、女性ホルモンの働きによって脂肪がつきやすくなります。体重増加にともなう体型の変化によっても、妊娠中は肉割れが起こりやすくなるでしょう。

急な体重増加

急な体重増加は、肉割れができる理由として多いです。体重が増えたことによって表皮が伸び、肉割れが起きてしまうのです。体重増加によって脂肪がつきやすいお腹まわり、お尻、太もも、ヒザ裏などに肉割れが現れやすいでしょう。

また、急激な体重増加だけではなく、急激に痩せることでも肉割れが起こりやすくなります。急に痩せると皮膚が対応できず、コラーゲン繊維を傷めてしまうのです。

筋肉量の増加

高頻度の筋トレや大きな負荷のかかるトレーニングなどで筋肉量が増加すると、肉割れを起こすことがあります。

基本的には、脂肪の多い部位にできやすい肉割れですが、大きな筋肉がある部位でも注意が必要です。筋肉量が増加することで皮膚が引っ張られて、肉割れしてしまうでしょう。

成長期

成長期は、急激な身長・体重の変化にともない、肉割れができやすい時期です。身長が伸びるなど急に発達することで肉割れを起こします。太ももの付け根、内もも、ふくらはぎなどの脚まわりはとくに多いです。

また、成長期は筋肉や脂肪が増えやすいため、皮膚が成長に追いつかず急激に引き伸ばされて、肉割れを起こす可能性があります。成長期に起こる肉割れは予防が難しいです。

真皮線維芽細胞の減少

真皮繊維芽細胞とは、真皮層にある肌のハリ・弾力を保つ成分であるコラーゲン、ヒアルロン酸、エラスチンを生成する細胞です。加齢や紫外線、乾燥などのダメージによって真皮繊維芽細胞が減少すると、真皮層にある肌の弾力を保つコラーゲン、ヒアルロン酸、エラスチンも減ります。

これらの成分が減少すると、通常であれば肉割れにならないちょっとした体型の変化でも真皮の線維が裂けやすくなってしまうのです。乾燥予防や紫外線対策をすることで、真皮繊維芽細胞の働きを活性化できるでしょう。

血行不良

血行不良の状態が続くと、体中に栄養が行き届かなくなり、老廃物が体内に蓄積されやすくなります。皮膚は本来の機能を失い、新陳代謝の低下や肌乾燥などの問題が生じるでしょう。

さらに皮膚は伸縮性を失い、断裂が生じやすくなり、肉割れが起こりやすくなってしまうのです。

歩き方の癖

普段の歩き方の癖によって肉割れが起こります。ヒールの高い靴を履くと、足の指が地面に着いていない「浮き指」の状態になることがあります。

この状態で歩くと指先に力が入らないため、体重がかかる位置が指の付け根など、特定部分に偏ってバランスの悪い歩き方になってしまうでしょう。浮き指や歩き方に癖がある場合、足だけではなくふくらはぎにも負担がかかる状態になるため、足の皮膚が引っ張られヒザ裏に肉割れが起こります。

足の指が上がった状態で歩く癖がついている人は肉割れを起こしやすいため、早めに改善しましょう。

肉割れしたときのNG行動

肉割れをしたときになんとかしたいと思い、さまざまな対策を行う方は多いでしょう。しかし間違った対策をしてしまうと、肉割れが悪化してしまうことがあります。ここでは、肉割れしたときのNG行動をまとめてみましょう。

ひとつ目のNG行動は「強すぎるマッサージ」です。肉割れ予防のためにマッサージは効果があります。

しかし、力加減を間違えてしまうと、肌への負担が大きくなり摩擦の原因になります。肉割れだけではなく、内出血などのトラブルを引き起こす可能性もあるのです。肌に余計な負担がかからないように優しくマッサージするようにしましょう。

2つ目のNG行動は「激しい筋トレ」です。体重増加によって肉割れができてしまった場合、ダイエットのために筋トレをする人もいるでしょう。しかし、激しいトレーニングは肉割れの原因になります。急激な筋肉量アップでも肉割れが起こるため、ハードな負荷は避けましょう。

3つ目のNG行動は「体の締め付け」です。締め付けのある下着や服を着用していると、血行不良になります。血行不良になると肌状態は悪くなるため、できるだけ肌に負担をかけない締め付けの少ない服や下着を選ぶようにしましょう。

肉割れの対策方法

肉割れは、日頃の生活を改善することで予防できます。また、すでにできてしまった肉割れについても薄くすることはできます。ここでは、肉割れの対策方法をまとめてみましょう。

体型を維持する

急激な体重の変化は肉割れを引き起こします。そこで体型の維持は肉割れ防止に重要です。適度な運動をしながら、バランスのよい食生活を心がけて体重のコントロールをしましょう。

体重増加だけではなく、極端な体重減少によっても肉割れは起こるため、体型維持がポイントです。

肉割れクリームを使用する

保湿ケアを行わず、肌が乾燥した状態になってしまうと、少しの刺激でもダメージを受けやすくなります。つまり乾燥は肉割れの大敵です。肉割れ予防には保湿を心がけましょう。

また、できてしまった肉割れ対策としても保湿ケアは効果があります。保湿ケアを行う際には肉割れクリームがおすすめです。

肉割れクリームには、妊娠線予防クリームやストレッチマーククリームなどがあり、ドラッグストアなどで簡単に購入できます。肉割れクリームには保湿成分のほかに、皮膚再生を促進する美容成分なども含まれていることが多いため、肉割れ後のアフターケアとしても効果的です。

肉割れしてしまった肌は、真皮層が断裂しています。真皮層が断裂すると水分が蒸発しやすくなり、ハリや水分量を保てなくなるのです。普段以上の保湿ケアを行いましょう。

肉割れケアは、毎日根気よく続けることがポイントです。肉割れクリームをたっぷり使って優しくマッサージします。肉割れクリームは低刺激のもので、つけ心地のよさや香りなど好みのものを使うと長続きしやすいでしょう。

運動や半身浴で血行促進する

肉割れは、血行の悪さによっても引き起こされます。そのため、適度な運動や半身浴で血行を促進させることで、肉割れ予防につながるでしょう。

軽い運動は、代謝が上がり血行促進につながります。また、湯船にゆっくりと浸かって半身浴をすることで、代謝があがり血行促進、むくみ改善になるでしょう。お風呂に浸かりながら軽くマッサージをするのもおすすめです。

マッサージによる血行改善は、肌の柔軟性を高めます。お腹まわりは、おへそを中心に円を描くように、下半身は下から上に向かって撫でるように優しくマッサージしましょう。

歩き方の癖を改善する

歩き方の癖がある人は、肉割れができやすいです。歩き方の癖を改善すると、肉割れ予防につながります。

歩行時に姿勢を改善するためには、ヒールの高い靴を履かないことが理想的です。ただし職業柄、ヒールの高い靴を履く機会が多い方は、ヒールを履く前に土踏まずから足の付け根までをテーピングします。このテーピングによって足裏のバランス調整が可能です。

足の指先までしっかりと力を入れて歩行すると姿勢がよくなり、肉割れが予防できます。指先に力が入っていない歩き方をしている方は、歩行姿勢を見直すとよいでしょう。

紫外線対策をする

日常生活において肉割れを予防する方法として、紫外線対策を行いましょう。紫外線対策をすることで、肉割れ予防につながります。

紫外線を浴びて肌が日焼けすると、肌を修復するターンオーバーの働きが低下してしまいます。ターンオーバーの働きが悪くなると、肌は肉割れしやすくなってしまうため注意しなければなりません。

また、紫外線は肌の乾燥やコラーゲン低下などにもつながるため、肉割れしやすい肌になってしまいます。日頃の保湿ケアとあわせて、紫外線対策もしっかりと行いましょう。

コラーゲンを摂取する

肉割れは真皮層が傷つくことによって起こります。真皮層がダメージを受けると、肌のハリ・弾力成分であるコラーゲンが不足してしまいます。そこでコラーゲンを積極的に摂取しましょう。

食事でもコラーゲンを摂取することは可能ですが、効率的にコラーゲンを摂取したい場合にはサプリメントがおすすめです。コラーゲンペプチドが含有されたサプリを摂取すれば、効率よくコラーゲンを体内に吸収できます。

肉割れの治療方法

一度できてしまった肉割れは、肉割れ対策用のクリームなどを使って薄くすることはできますが、完全に消すことは不可能だと言われています。肉割れ線をなんとかし消したいという方は美容クリニックや皮膚科での治療がおすすめです。

ここでは、肉割れの治療方法について紹介します。

レーザー治療

レーザー治療はシミ、そばかす、ニキビ跡の治療として用いられることが多いですが、肉割れ改善にも効果があります。レーザーの熱によって皮膚のコラーゲン再生が促進されたり、皮下脂肪の分解が促進されたりします。

それによって伸びきってしまった皮膚が引き締まり、肉割れが目立ちにくくなるのです。医療レーザーによる肉割れなどのスキンケア治療は、身体的負担が少なく、術後の回復が早いです。さまざまな悩みを低リスク、短時間でケアできるでしょう。

城本クリニックでは、症状によって適切な医療レーザーの種類や出力、照射回数を提案します。症例は公式サイトで詳しく紹介しているため、レーザー治療を検討中の方は、ぜひ一度ご覧ください。

<レーザー治療は公的医療保険が適用されない自由診療です。>

標準的な費用 5mm×5mm 11,000円(税込)
目安の治療期間及び回数 治療時間・期間 10~15分・1日
通院回数 5回程度
リスク・副作用 ・シミや肝斑の悪化
施術後、顔全体がトーンアップすることにより、シミや肝斑が濃くなったと感じるケースがあります。効果を実感するためには、3〜5回程は継続が必要になります。
・色素脱失
適切な間隔を空けずに受けると、部分的に白抜けする色素脱失症状が起こることがあります。カウンセリングや治療を受けながら医師と相談しましょう。
・ニキビ
肌に一時的に刺激が加わることで毛穴が活性化され、ニキビが発生する場合があります。自然に治癒する場合が多いですが、症状がひどい場合は医師に相談しましょう。
・赤み
施術後、熱刺激で肌に赤みが出ます。ほとんどの場合、当日中に赤みはなくなります。施術直後から洗顔やメイクが可能なため、気になる方は化粧でカバーしましょう。
・乾燥
施術後、肌に熱が加わることで水分が奪われ、乾燥します。肌が乾燥している状態が続くとニキビもできやすくなるため、保湿を心がけましょう。
ピーリング

ピーリングは肉割れ治療に効果があります。ピーリングとは薬剤を使って肌表面の角質層を分解して、皮膚のターンオーバーを促す施術です。皮膚が新しく生まれ変わるターンオーバーが促進されると、肉割れ線が目立ちにくくなります。

肉割れ治療では、ピーリングとダーマペンをあわせて行って肌ケアをすることもあります。ピーリングは、施術後のダウンタイムが生じにくいですが、直後は肌が敏感になりやすいです。

城本クリニックでは、ケミカルピーリングとハイドロピーリング(ウェットピーリング)を行っています。ケミカルピーリングは、フルーツ酸の一種であるグリコール酸などの酸を塗って、表皮の古くなった角質を化学的に融解、剥離・除去して肌を生まれ変わらせる治療法です。

数種類のピーリング剤から1人ひとりの肌状態にあったものを使い分けます。

ハイドロピーリング(ウェットピーリング)は、角質を空気圧とダイヤモンドでピーリングし、同時に専用の薬剤を皮膚に浸透させる治療法です。吸引機能を使って角質を剥離するのと同時に、症状に合わせた薬剤を表皮や毛穴に浸透させます。

美容薬剤は、肌に優しく栄養を多く含有した植物性物質をあわせているため、ニキビ、乾燥肌、老化肌、色素疾患などの治療に適しています。即効性があり、ダウンタイムはほとんどありません。

<ピーリングは公的医療保険が適用されない自由診療です。>

標準的な費用 ケミカルピーリング:顔全体7,700円(税込)、上背部16,500円(税込)、下背部11,000円(税込)
ハイドロピーリング:全顔1回 13,200円(税込)
目安の治療期間及び回数 治療時間・期間 1時間程度・1日
通院回数 数回
リスク・副作用 ・赤み
個人差はありますが、皮膚の赤みが出てしまう場合があります。通常、治療後数時間〜当日で治まります。
・色素沈着
まれに術後、色素沈着が起こることがあります。数週間から数か月後に改善することもあります。
・乾燥
皮膚の「角質層」は、肌のバリア機能として水分を保持し、肌を守る重要な部分です。角質層が一時的に取り除かれるため、肌は無防備な状態になり、乾燥しやすくなります。角質層が再生するまで、十分な保湿が必要です。
・傷跡が残る場合がある
まれにケミカルピーリングを行った後に、傷跡として残ってしまう場合があります。傷跡が赤く腫れてしまうケロイドという副作用が起きてしまう場合もあります。
ダーマペン

ダーマペンとは、ニキビやニキビ跡の凹みの治療に使用する医療機器で、アメリカのFDAから承認を得ています。ダーマペンは細い針が複数本つけられたペンタイプの機器であり、肉割れ治療に効果的です。

肉割れ治療ではダーマペンの極細の針を皮膚に刺し、肌が持つ再生力を引き出し、皮膚の断裂を修復させます。皮膚の奥深くまで針が届くため、届きにくい真皮層までアプローチが可能です。レーザー治療では効果が見込めない肉割れにも対応できます。

また、ダーマペンはペン型タイプなので、肉割れの曲線や体のカーブでも対応しやすく、体のあらゆる部位にできた肉割れ治療に活用できるでしょう。施術後は、赤みや熱を持つダウンタイムが2〜3日程度ありますが、針を深く刺した場合にはダウンタイムが長引くこともあります。

城本クリニックでは、ダーマペン4・ダーマローラーによる治療が可能です。ステンレスでできた極細の針がついたローラーを肌表面に転がして、目に見えないほどの微小な刺傷をつけることで、肌再生を促します。

ダーマペン4・ダーマローラーによる治療効果をさらに引き出すために、成長因子やビタミンなどを含んだ薬剤を使用します。薬剤を真皮まで浸透させることで、治療効果が高まるでしょう。

目的によっては、コラーゲンピールを組み合わせたヴェルベットスキンなどの治療もおすすめです。

<ダーマペンは公的医療保険が適用されない自由診療です。>

標準的な費用 全顔39,800円、全顔トライアル29,800円、両頬24,800円、鼻・鼻下・額・顎 各19,800円
目安の治療期間及び回数 治療時間・期間 30~40分程度・1日
通院回数 複数回
リスク・副作用 ・ニキビの悪化
ダーマペンは、ニキビ・ニキビ跡への効果が期待できる治療です。しかし、赤みや腫れが出ているニキビがある状態で施術を受けると、治るどころか悪化してしまう可能性があります。
・クレーターの悪化
ダーマペンはクレーター(萎縮性瘢痕)と呼ばれるニキビ跡の治療にも用いられますが、針の深さが不適切だったり、治療による刺激が強すぎたり、技術が未熟な人が施術を行うと、悪化を招く可能性があります。
・色素沈着
ダーマペンの針を深く刺しすぎると、色素沈着が起こるリスクが高くなるとされています。また、施術後に紫外線を浴びすぎると色素沈着が起きる可能性があるため、注意して過ごしましょう。
・赤み・腫れ
ダーマペン施術後は赤み・腫れ・痛みなどの副作用が起こることがあります。これらの症状は、正しい方法で施術を行っていれば、数日ほどで改善していくことがほとんどのため心配ありません。
・出血、内出血
針で血管を傷つけた場合、出血や内出血が起こります。細い針のため出血はすぐに止まりますが、内出血は数日〜1週間ほど残るでしょう。
・肌のバリア機能の低下
ダーマペンを短期間で何度もやりすぎると、肌のバリア機能(人間の肌が持つ肌内部の水分蒸発・異物侵入を防ぐ機能のこと)が低下し、皮膚が敏感な状態になってしまうことがあるため注意しましょう。
・効果が出なかった
ダーマペンの施術は、数回治療を重ねることで美肌効果を上げていく施術となっています。最初から高い効果を期待していると、思った以上の効果がなかったと感じてしまうケースもあります。

城本クリニックでは、紹介した施術以外にもさまざまな治療を行っています。自分に合う治療法を知りたい方は、LINEでの相談が可能です。登録は友だち追加をして質問に答えるだけで簡単にできます。相談以外にも、来院予約も可能なため、ぜひご登録ください。

まとめ

肉割れはお腹、太もも、ふくらはぎ、お尻など脂肪や筋肉が付きやすい部位に起こりやすいです。妊娠時に肉割れを経験する人が多いですが、体重増加や成長期、歩き方の癖などによっても起こります。

肉割れは肉割れクリームによるケアや、体型維持、歩き方の改善などで予防できるものの、できてしまった肉割れ線を完全に消すことはできません。肉割れを消したい方は、城本クリニックにご相談ください。

城本クリニックではレーザー治療、ピーリング、ダーマペンなどさまざまな治療を提案できます。ダーマペン治療では、肌の自然治癒能力をひきだすことで、コラーゲン生成を促進し、肌にハリ・弾力を与えて肉割れを目立たなくできるでしょう。

LINE@友だち追加

本コラムの監修医師

1978/04:富山医科薬科大学医学部医学科入学
1984/03:富山医科薬科大学医学部医学科卒業
1984/06:大阪市立大学医学部付属病院研修医
1986/04:大阪市立大学大学院医学研究科外科系外科学専攻
1990/03:大阪市立大学大学院医学研究科外科系外科学修了
1990/04:田辺中央病院医長
1991/04:城本クリニック

医学博士 / 日本美容外科学会専門医
第105回日本美容外科学会 会長
城本クリニック総院長 森上和樹

ご予約・お問い合わせお気軽にご連絡下さい 0120-107-929 無料 24H OK メール相談 無料 カウンセリング予約
全国の城本クリニック 35年以上の歴史と実績

全国の城本クリニック

クリニック案内へ

診療時間 10:00~19:00 完全予約制

35年以上の歴史と実績、そして信頼を誇る美容外科